裄は短しタスキは長し

数種類のテーマを軸にその時の気分で書きます

2020/05/23 13:19「ミスティック・リバー」2003年

 図書館が臨時休館になってしまい、「書架の森を行く」のネタが仕込めなくなってひと月余り。いよいよ来月再開して頂けそうだ。長かった。 

 「ミスティックリバー」は2001年に刊行したデニス・ルヘインの同名の小説を映像化したもの。2003年公開。監督クリント・イーストウッド。小説の発表から映画化まで2年、案外早かったのだな、と思っていたら監督がイーストウッドだった。

 私が原作を読んだのは2010年で、ある事件をきっかけにして、幼友達だった3人の男の運命の歯車がが悲劇に向かって回りだすのだが、これがまた何とも救われない。原作を先に読んでいる観客としては、映画版「ミスティックリバー」は、街並みを覆うような閉塞感とか、暴力とか、悪意とか、原作のザラザラした空気を余すところなく映像化できた成功例だと思う。

 監督のほかに見覚えのある名前がもう一つ。ショーン・デヴァイン役のケヴィン・ベーコン。おぉ「フットルース」(1984年)のあの青年か!年取ったなー、私もだけど。

 

 2010年の小説の感想に「昔なら、いかにもアメリカ的な犯罪の描写だと思うようなシーンを、かなり当たり前のように受け止めている自分がいる。それだけ日本の刑事事件も凶悪化、残虐化しているせいだろうか」と書いていた。

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