裄は短しタスキは長し

数種類のテーマを軸にその時の気分で書きます

2020/10/16 21:37「秘密の森」Season2 第十六話 前編2020.10.5

 逮捕状請求の書類を持ってきたシモクと、後を追ってきたキム・サヒュンを前に長官は絶句した。

 ウ・テハの会見は先んじて行われたチェ・ビッの会見のせいでマスコミに完全に無視された。

「はったりではなく、ウ・テハ部長は、議員の息子の薬物使用の件を利用し、ハン警視をつぶす気だ。貴女が事実を公表し、自ら職を辞することでハン警視を守ってやってほしい。」

前の晩、シモクはチェ・ビッに会ってそう頼んだのだった。チェ・ビッはパク・グァンス弁護士の死に関する経緯を公表し自らの関与を認め、被害者の遺族に謝罪して辞意を表明した。ハンジョのイ・ヨンジェ会長とパク常務は計画変更を余儀なくされ、オ・ジソン弁護士はハンジョからお払い箱になった。

 長官は決裁した書類をキム・サヒュンではなくシモクに渡した。「上司の捜査をやりたいって言うんなら、お前がやれ」

「前向きに考えて、新たなパートナーを探しましょう」サバサバした様子のオ・ジソンにカン・ヨンチョルは食ってかかるが、彼の返事は「自分の目標はただ一つ。子供が大学を卒業したら引退する。そしてこの国との関係を全て絶って、太平洋のどこかの島へでも移住して楽しい余生を送る。それを達成するためにはどんなガマンでもする。」と、ドライそのものだった。結局カン・ヨンチョルはハンジョが用意していた罠にはまり、窮地に陥る。

 「自分だけいい子になって生き残りやがって。こっちは最悪の気分だ」ウ・テハは電話でチェ・ビッを非難した。部下に最後の挨拶をして、チェ・ビッは警察庁を去った。スタッフは全員敬礼で彼女を見送ったが、ただ一人、ヨジンだけはそれをしなかった。ヨジンに非難を浴びせる同僚たち。彼女は完全に孤立してしまった。

 「どんな様子だ?」シモクがウ・テハの事情聴取を始めてしばらくして長官からメッセージが来た。

やってきたシモクを前に長官は「二度は言わん、もうウ・テハのことは構うな」と懐柔を試みるが、シモクは承知しなかった。言うことを聞かないシモクに長官は激怒する。

 シモクがイ・チャンジュンやヨン・ウンスの夢を見ていたところに電話が鳴った。カン・ヨンチョルからだった。崖っぷちの気分ながらもERにソ・ドンジェの様子を見に来ていた彼は、ソ・ドンジェのベッドの周りが急に騒がしくなったのに慌て、近親者を探しに走り出す。ソ・ドンジェが目を覚まそうとしていた。

 協議委員会が空中分解してしまい、チャン・ゴンに日常が戻ってきた。情報部でシン・ジェヨン局長が訓示した後、ヨジンは「上司を引きずり下ろした」と同僚二人から龍山警察署にでも転属願いを出したらどうかと当てこすりを言われるが、ヨジンは拒否した。彼女の孤独な戦いが始まろうとしていた。

 「協議委員会が解散したので、君は元々の異動先へ移ることになった。」シモクは来週早々、原州支局に着任することになった。一連の出来事を振り返るシモクとキム・サヒュン。「皆が君やハン・ヨジン警部のように自分の職務を果たしていれば、捜査の主導権を巡って争うようなことはないんだろうな」とキム・サヒュン。

 カン・ヨンチョルがイ・ヨンジェ会長のところへやってきた。「辞職の御挨拶だそうです。」パク常務の言葉に驚くヨンジェ。「自分は退く。だが、ファンシモクにはこれ以上関わらないでほしい」カン・ヨンチョルは警告した。「亡くなった御主人の最大の過ちは、貴女に出会ったことだ。会長がご主人をハンジョグループへ引きずり込まなければ、そのまま検察でキャリアを重ねていたら命を落とすこともなかった。ファン・シモクは亡きご主人が最も信頼していた部下だ。ご主人が成し遂げられなかったことは彼に引き継がれ、必ずや成し遂げられるだろう。お願いだから、ファン・シモクと、貴女のせいで命を落としかけたソ・ドンジェにはこれ以上関わらないでほしい。」あなた方も変わらなければならないという言葉に、激怒するヨンジェ。

 

カン・ヨンチョルに対し、ヒステリックに喚くイ・ヨンジェ会長は多分「コンプライアンスの遵守?冗談じゃないわ!」みたいなことを言っている、と思うのだが、どうだろう?

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