裄は短しタスキは長し

数種類のテーマを軸にその時の気分で書きます

2015-04-29 22:49:09.0スベクヒャン修正編その35

今回は第69話と第70話。(オリジナルでは第103話から第105話に相当)いよいよ明日は最終回です。

 トリムに「ソルナンが戦場に来たら追い返せ」と言い渡されていたテウンは、ミョンノンと一緒に倉庫に軟禁されていた時から、二人のことを察していたようです。しかしソルナンは、テウンを説き伏せマクヒョンの戦場に。

 本陣での休息シーンで、チンムと仲間にマングが何を話していたかがやっと判明。男ばっかの中にも関わらず、珍しく屈託のない笑顔のチンムが新鮮です。

 ミョンノンの幕舎から出てきたところでソルナンを見つけたチンムは、お前は太子様の邪魔をした私を憎んでいるはず。敵と間違えたことにして私を殺す気か?と問いつめ、お前のせいで自分は全てを失った。敵と誤ってお前を斬るかも。不意打ちに注意しろと警告します。しかし去り際にチンムが、なぜ自分に狩りの仲間-すなわちクチョン-のことを聞いたのか、とソルナンに尋ねたことで、話題は高句麗の刺客のことに。誰からの情報ですかと尋ねる彼女に、チンムはお前と私は親しい間柄ではないと言い、干し肉-いつか返すつもりで大事に持ち歩いていたわけね-を渡して幕舎を出ていきます。

 真夜中には、太子様の幕舎を見張る兵士も居眠りをするとか…テウンの粋なはからい(?)に感謝し、ソルナンはミョンノンの許へ。翌朝目覚めた彼は、自分の剣に女物の手巾が結びつけてあるのを見て驚きます。

 

 友達を集めてJrが語るお話は、太子様が地面をどんと踏むと、地割れが起こって、敵が落ちて死んだ。チンム公が槍を振り回すと、雨がざぁっと降って、敵は流された、という限りなくホラ話に近い武勇伝ですが、子供なりに二人を讃えたいんでしょうね~で、太子とチンムを讃える声に迎えられ、百済軍は凱旋します。高句麗軍二万と十日にわたる戦闘の結果、ヒョプジュクを獲得、漢水の北側を手にしたと戦果を報告するミョンノンを、王と重臣たちは万歳で迎えます。

 「ご子息は優れた方で、御令孫も聡明であられる。必ずや漢水の奪回を成し遂げるでしょう。私も微力ながら力添えをいたします。そのあかつきには、私とあの世で再会しても無視しないで、私に笑いかけて下さいますよね」トリムは蓋鹵王の肖像に語りかけます。

 

 王と王妃に戦地の様子を語るミョンノンは「何度も窮地に陥ったが、そのたびにチンム公が助けてくれた。それだけではない、チンム公は兵にも慕われた。あんな明るい笑顔のチンム公を初めて見た」と語り、王にチンムの王族への復帰を願い出ます。「チンムが誠に明るい笑顔だったと…喜びを感じていたと…」武寧王は感慨に浸っていますが・・・

 

褒美を下さいというチンムに「監禁の身で差し上げるものが何もない」というプヨン。チンムは褒美としてスベクヒャンでもなく、プヨンでもない、貴女の本名を教えてほしいと言いますが、彼女の答えは「私の名前はただ一つ。百済のスベクヒャンです」。王様が手柄を立てた者には褒美を約束して下さった。私は褒美の代わりに王女様の解放を願い出る。解放できたら貴女をここから連れだし、熊津から遠く離れた地で、静かに暮したい。一生王女様に詫び、償いながら生きたいというチンムに、プヨンは「辺境で朽ち果てるなんて嫌です。弱気になるなら会いに来ないでください」とあくまで強気の態度で立ち去ります。

 

 楼閣にたたずむミョンノンはカンボクに「頑張っただろう?太子としてよく役に立ったか?」自分は勘違いしていた。私だけが王になれるのだと固く信じていた…彼の心中を察したカンボクは「おやめ下さい」と懇願しますが・・・

 「久し振り、いや初めて人間らしいことをした」というチンムは、新たに築くサンヒョン城に自分を送るよう、王様に進言してほしいとミョンノンに申し出ますが、彼はそれを断わり、自分たちの出生の秘密を明かします。

 カンボクの知らせで駆けつけたソルナンにミョンノンは「私と去るか?私と共に、お前の故郷で暮らすか?」と。驚くソルナンに、太子の座にうんざりした。故郷の村は美しいと自慢していたな、私が太子だから、離れていったのだろう?「だから、一緒にここを去るか?」ソルナンが答えに詰まっているところにホンリムが駆け込んできて「チンム公が王様に会いに来られました」

 

王様は私が最も憎む方なのに、どうやって-あなたが父であることを-信じろと?弓の腕前を褒められると、敵の称賛にもかかわらず喜んだ。そんな自分を恥じて、そのたびに頬を叩き、自分を戒めた…息子の苦悩を知った武寧王は「殺してくれ。余を殺し、恨みが晴れるなら本望だ。可哀そうでならぬ、わが息子ミョンノンよ」と…そして二人を入れ替えた時の、自分の心境を吐露し、チンムに感謝とそして謝罪をするのですが・・・

 

 「太子様の誤解だ。あの者は私の父ではない」そういってチンムは立ち去りますが、ここで「口を慎みなさい」というフレーズを誤訳していました。うわぁ、ここまできてまだあったか~です。王と絵を拾い集めながら、ミョンノンは「太子の座を返上させて下さい。ミョンノンの名もチンム公へお返しを。お聞き届けください」と願い出ます。

 

 真実を知ったソルナンはトリムの許へ。太子様は王様の実の御子ではないそうです。王様が気の毒でならない。太子様はじきに世に知れると言いますが、今はまだ秘密です。「でも私たちは兄妹ではなかった。だから太子様をお慕いしてもいいということになりますね」ソルナンの言葉にトリムはなぜ妙なことを言い出すのだと驚きますがソルナンは「たしかに妙だ、どうかしている。でもどうしても欲が出てくる。」おかしくなった自分の心をどうすれば?彼女の言葉にトリムもまた言葉を失います。

 

 チンム公は誤解している。お前は事情を知っているのだろう!ヘ佐平に詰め寄るヨン達卒を見かけたホンリムは彼を連れ出します。「チンム公が大事ですよね。ならば黙って下さい。そうすれば先代王の御子息は無事、王座に」チンム公を守るために実の息子を王宮から追い出した?ヨン達卒は絶句し…

 

 大切にしている書物をまとめている…王宮を去る支度をしながらミョンノンは、外で暮らすなら、まず着物が要る。民がするように市場で調達しよう、一緒に市場へ?王宮を去ることが可能なのか?問いかけるソルナンにミョンノンは「私の座ではない、もう返さねば」と決意を語ります。

 お菓子を買い求める自分の腕にしがみついたソルナンに、ミョンノンは「二度とこの手を離すな」と言ったものの、飢える民を見た彼は、「以前米の施しを命じたはずだが」と彼女のそばを離れ、彼らに近づく。「太子様、王宮の外で暮らすなら、民に心を痛めてはなりません。民を気にかけたら平凡に暮せません」でもこの方にそれができるのか?ソルナンの心は揺れます。

 

 ここ数日チンム公の姿が見えない。人を使って探さねばというミョンノンに、王は東城王の肖像を見ながら「見なさい、お前の父上だ」と語りかけます。ようやく太子が貴方にご挨拶を申し上げます。ですがこれで最後ですと。「今生で太子は私の息子です」息子は二人ですが、百済の太子は一人です。王の言葉にミョンノンは泣き崩れます。

 「太子様、お気づきでない事実をお教えします。太子様の心の中にあるのは、私ではなく百済なのです。百済とその民なのです。太子様は王宮を離れられません」ソルナンは一人で百済を去ることに。

 

 家族の肖像画を取り上げられたプヨンは「王妃になったら牢にぶち込んでやる」と怒り狂いますが、チンムは熊津にいない。頼れる人はいないから、おとなしくなさいませと言い返され「姉さんの仕業だ。唯一の味方を奪った」と恨みを募らせます。ソルナンに自分はここを去るが、あんたも一緒に故郷へ帰らないかと言われたプヨンは、閉じ込められるのはもうたくさん。一緒に行きたい。ただその前にもう一度喜楽殿へ行きたいと言います。

 「本当に悪縁ですね。地獄に送りたかったチンム公が私の兄だったとは」チンムの邸の前でヨン達卒に呼び止められたソルナンは彼をミョンノンの許へ。

 「父上。父上と呼ぶのはこれが最初で最後です。私の父上は二人おられますが、今生で父と仰ぐ方は一人だけでございます」ミョンノンに自分の罪と反省の意を伝えることができたことで感謝するヨン達卒に、ソルナンは高句麗の刺客のことを聞き出します。その歯切れの悪い様子から彼女は恐ろしい事実を知ります。

 妹が勧めた酒に毒が入っていると気付いたソルナンは「父さんを殺し、私を殺す。それで王女になってあんたは幸せなの?父さんは生きていたが、また私たちを残して逝ってしまった。あんたが死なせた」姉の言葉の意味が分からないプヨンにソルナンは「ウルミルから刺客を知ったわね?チンム公に高句麗の刺客を捕らえるよう勧めた。それが父さんだった。瀕死の重傷を負いながら一命を取りとめたのに、そんな父さんをあんたが死なせた。あんたも知らずにしたことだから黙っているつもりだったが、また私をだまし殺そうとした。いつまでこんなことを?」怒りをぶちまけたソルナンは憤然として席を立ち、その場を後にします。

 

 あの人相書は医者が-職業上、絵心がある方が多いので-描いてくれたと思っていましたが、実はピムンが聞き取りで書いたもののようです。ソルナンがスベクヒャン?いや、あり得ぬことだ。まさか余が、実の娘を間近に見ながら分からぬはずがない。そこで王は以前ソルナンが自分は21歳で、キムン出身であると言っていたことを思い出し…

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