裄は短しタスキは長し

数種類のテーマを軸にその時の気分で書きます

2017-03-26 21:38:36.0自分の自虐性を疑いつつ読む

 「ローマ人の物語Ⅻ・迷走する帝国」は、正直読んでいてしんどい。 

 帝国はフラヴィウス朝のあと、五賢帝時代をすっ飛ばしてカラカラ帝の治世に突入し、北方の蛮族侵入と非友好的なオリエントの新王国の台頭に手一杯となったローマは、度重なる暗殺と登位で皇帝が入れ替わる時代に入っている。美味しいところを端折ってローマ帝国の危機、混乱、迷走ぶりだけを読むことを楽しむ、というのがそもそも無理な話で、ひたすら「ここでやめるってのもね」という気持ちで読んでいる。 

 ただ、思い返せば第二次安倍政権発足前、日本も首相が何人も、辞職と就任で入れ替わった。考えてみれば交代劇で命を落とすか否か、以外はたいして違わなかったのかもしれない。 

 庶民としてトップの無能さを上から目線で批判しながら読むのは簡単だ。でもそれをやると、行間から歴代の皇帝たちの「じゃあ、お前やってみろよ!」 という悲痛な叫びが聞こえてくることもあり、「そうよね、頑張っている割に、効果上がんないよね」と、ついつい愚痴の聞き役のような合いの手を入れている自分を苦笑しながら読み進めている。

 

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