裄は短しタスキは長し

数種類のテーマを軸にその時の気分で書きます

2017-01-18 20:32:40.0 初めての損切り

 トランプラリーも就任前のご祝儀相場もここまでだな、と見切りをつけて、これを機に値上がりした投信を売ってしまおうと思ったが、期待したほど値上がりせず、結果的には損切りとなってしまった。 

 昨年の春と秋、証券会社の営業に投信の整理を持ち掛けられたとき、担当の営業マンは「トランプが負けてヒラリーが勝つ」という大前提のもとに整理プランを準備していた。当時「ヒラリーも不人気はいい勝負みたいだから、うっかりトランプが勝つかもしれない。イギリスもうっかりEUから離脱することになっちゃったし」という私の見立ては完全にスルーされ、ダメ押しで「でも万が一トランプが勝ったら、相場の流れが変わると思う?」と聞いたら、そこは「あり得るでしょうね」と同意してくれたが、彼は絶対ヒラリーが勝つと信じて疑わなかったし、整理プランの変更は全くしなかった。 

 あの時「ここはトランプが勝つことだってありうる」という自分の考えを全面に出し、「この件は、大統領選が終わってからにしたい」と言うべきだった。

  結果…あの時売却した投信は、選挙の後ならもっと高値で売れたはずだった。売り急ぐべきではなかったのだ。あの時の後悔は今も拭えないまま現在に至っている。結果の成否よりも自ら下した決断か否か、のほうが満足感への影響が強い、という心理を今回身をもって体験したわけだ。

 そのせいか、今回私は自分の判断に基づいて行動した結果、損失をこうむったわけだが、不思議なことに一応利益を得た先刻の投信の整理より、「まあこの程度の損失で済んでよかったのかも」と、結果に満足している。

 

2017-01-07 21:24:35.0 混迷の時代を進むには

 明けましておめでとうございます。今年もつい しょうことブログ「裄は短しタスキは長し」をよろしくお願い致します。

 

 アメリカ次期大統領が、トヨタ自動車がメキシコに建設する工場の件で理不尽ないちゃもんをつけている、という。私はこれが彼の墓穴堀りの最初のひとすくいになれば、と秘かに期待しているが、相手の立場上、世界中が振り回されずには済むまい。やれやれ、である。 

 今年の年末年始はそんな思いもあって、図書館で借りた本ではなく、毎年刊行時に自腹を切って購入していた塩野七生「ローマ人の物語」の第三巻「勝者の混迷」を読むことにした。 

 スキピオ・アフリカヌスもハンニバルが表舞台を去った後、かつユリウス・カエサル登場の前夜、という、登場人物のキャラが立っていない時代ゆえに、内容は少し地味かな、と思うところもあるが、今読むなら、正確には通読した後、今読み返すならまずこれだろう。 

 というわけで、しばらくの間不定期に、この全15巻から「キャラが立っていない時代」の巻を選んで読んでいこうと思っている。 

 

2016-12-29 19:32:35.0 よいお年を

 お久しぶりです。今年もあと僅かとなりました。

 

 今年は新たにヤフオクに挑戦して毎日ネットにアクセスするようになったり、左乳房全摘など、生活が大きく変化した一年でした。

その一方で、ブログの方は何ともお粗末な更新状態となり、反省することしきりです。

ともあれ、1年間ブログをご愛顧下さり深く感謝いたします。来年もよろしくお願い致します。

 

                                つい しょうこ

2016-11-23 22:59:58.0 女医役の3人とエンディングのストレンジャー

 メディカルドラマがが目白押しだ。ソ・ヒョンジンさんが出演中で韓国で月火に放映の「浪漫ドクター キム・サブ」はネットで火水に視聴可能となる。また火曜日は吉田羊主演「メディカルチーム レディ・ダヴィンチの診断」そして木曜日は米倉涼子主演「Dr.X 外科医大門未知子」。この3番組を毎週きちんと見続ける、というのは時間のやりくりが結構大変で、例えば録画して後で見ようとすると、水曜日の「相棒」や、内容次第で見逃したくない時の「マツコの知らない世界」の録画とか、金曜の「子連れ信兵衛」がどんどん被ってくる。

 「レディ・ダヴィンチ」と「Dr.X 」の説明は割愛するが、「浪漫ドクター」のソ・ヒョンジンは、今までのコメディ路線から少し外れて、母の自殺と恋人の交通事故死のトラウマに苦しむ、という複雑な背景をもつ熱血外科医を演じている。これだけでも大変そうだが、彼女は第2話で恋人が死んだ交通事故の遠因となった男性と5年ぶりに再会したり、トラウマによるパニック障害で手首の動脈、腱、神経を全部切ってしまう。なかなか見ていてしんどいキャラクターだが、彼女の熱演が楽しみでもある。

 この浪漫ドクター キム・サブ」だが、エンディングテーマがビリー・ジョエルの「ストレンジャー」で、これが次回予告の緊迫感を高めている。10代から今に至るまで、ビリージョエルは私の大事な人生の師の一人で、「ストレンジャー」は彼の40年近く前の世界的なヒット曲だ。なので初回のエンディングでこの曲を聞いたときは思わず「おぉ!」と声をあげてしまった。

2016-11-20 20:01:53.0 ずっとそばにいてね、葉村

 本のバラエティの充実を重視して、なるべく同じ著者、同じシリーズの作品を続けて読むことは極力避けていたが、寄る年波には勝てない。書架に若竹七海「静かな炎天」を発見してP.ルメートルへの挑戦は延期した。 

 前作の長編「さよならの手口」で再び探偵業に復帰した葉村晶が本格的に活動を再開する短編集。新しい職場は、前作のラストで存在が明らかになったミステリ専門の古書店が副業のような形で営業する白熊探偵事務所。葉村は探偵業と古書店店員という「二束のわらじ状態」のため、葉村本人の貧乏くじを引く性分とツキの無さのため、そして雇い主である富山店長の無茶ぶりのために、とにかく忙しい。 

 私が一番気に入ってのは4番目の「副島さんは言っている」。葉村の元同僚である村木が顔見知りの男の立てこもりの人質にされ、自らの身柄の解放のために葉村に連絡をしてきたため、彼女は事件に巻き込まれる。立てこもり事件担当の警察官に店を占拠される中、葉村はインスピレーションの赴くまま仮説を犯人に披露するのだが、その結末は…これが、うわぉ!なのだ。 

 何はともあれ、前作の後に葉村が-前作では大怪我もしたことだし-再び長い休養に入ってしまったらどうしよう、と心配したが、思いのほか早く再会できて安心した。