裄は短しタスキは長し

数種類のテーマを軸にその時の気分で書きます

2013-01-28 22:29:03.0 我ながらどういうつもりやねん

 自分のブログを読み直す、というのはあまり楽しい作業ではない。がしかし、認知症のお年寄りのごとく何度も同じ話題を引き合いに出さぬよう用心のために、嫌々ながら読んでいるが、前回はひどかった。全面的に書き直したくなるくらいひどかった
 「図書館ヘビーユーザー」は基本的に取り上げた本はオススメの立場をとり、「多くの方に読んでもらいたい」「もっと沢山の人に図書館を利用してほしい」という思いで書いている。
ただ一口に「面白さ」といってもあまりに漠然としているし、面白さ読みやすさは必ずしも一致しない。だから自分が読み易かったものはそこを強調することにしている。
 ただ、他人が前回のアレを読んで「アイ・コレクター」を誰かが読みたいと思うだろうか?と思いながら読み返すと、これで読みたいと思わせるのは無理だぁぁぁーという気分になる。
 というわけで、「ブログ見て『アイ・コレクター』読みました」という奇特な方がいらっしゃいましたらご意見ご感想をお待ちしております。

2013-01-28 22:28:52.0 グローバル化する海外ミステリー ドイツ編 

 ここ数年の海外ミステリ出版の動きの一つに、英米語圏以外の作家の作品の刊行が増えたことがある。「ミレニアム」をきっかけに一気に盛り上がった北欧勢に続いて、ドイツからはシーラッハやこのフェツェックなどが続々上陸してきた。面白そうな本、特に海外の作品を見つけ出すコツの一つに、出版社のコンセプトが明確なシリーズを手掛かりにする、という手がある。
 ミステリーならハヤカワポケットミステリブック。今回「新しく入った本」の書架にセバスチャン・フェツェック「アイ・コレクター」を発見した。タイトルで引っかかる、というのは新聞の広告、書評、以前読んだ本の巻末の広告、過去に「このミステリーがすごい!」でランクインしていた、のどれかであることが多い。ちなみに「アイ・コレクター」は「このミス」に掲載されていた。警察の見当たり捜査もこれに近いのではないだろうか。
 主人公のツォルバッハは元警察官。交渉人として活躍していたが、ある事件をきっかけに退職し、現在はベルリンで新聞記者をしている。物語はまず母親を殺し、子供を連れ去り、父親に探させて45時間7分以内に発見できればよし、できなければ犯人は子供の死体から左目を持ち去る、というベルリン市民を震撼させる連続殺人事件が発生するところから始まるのだが、ツォルバッハは犯人「目の収集人(アイ・コレクター)」の罠にはまり、容疑者として警察に追われる身となってしまう。やがて彼は潜伏しようとしていた隠れ家で出会った特異な能力を持つ盲目の女性の協力を経て独自に捜査をはじめるのだが、事件は思わぬ方向へ転がりだす。
 「アイ・コレクター」の注目すべきところはまず、章立てとページがすべて逆になっている。405頁のエピローグから始まって1頁のプロローグで終わるのである。当然何それ?と思うのだが、読み終わるとおぉなるほど、と納得できる仕掛けになっている。
 余計なお世話かもしれないが、鈍い私でも冒頭の数章で真犯人の目星がつき、しかも当たってしまった。加えて本文中で犯人を「目の収集人」としているならばタイトルに英語で「アイ・コレクター」はないだろう。原題か、もう少し気のきいた邦題が思いつかなかったものか、少し残念である。 ただ、下らないケチをこれだけつけておいて何だが、動機やストーリー展開は全く予測不能だったので面白さが台無しになったわけではない。作品そのものはとても楽しく読めた。
 現在、フェツェックは本作の続編となる第7作を執筆中だというが、どうなんだろう? そもそもツォルバッハはあのような結末の後、健全な社会復帰は不可能ではないかと心配のほうが先に立つ。この二人がコンビを組んで事件を解決するところがどうしても想像できない。
縁があれば「治療島」をはじめとする既刊の5作はぜひ読んでみたいと思う。


5152_1359211608.jpg

2013-01-16 22:14:42.0 異常な高値とは言うけれど

 新年の築地の初競りで大間のマグロに1億5千万円超の値がついたという。
色々な人がそれぞれの立場で色々なことを言っていたが、皆一様に「異常な高値」だという見解。私はマスメディア、特にTVで放送されるの「皆一様の見解」というのが大嫌いである。絶対真面目に仕事してないだろ、とすら思う。
 そこで、私は独自に価格の検証をしてみた。テーマは
「マグロ1匹1億5千万円。妥当か否か
 食べる側には1億5千万円、確かに高額である。しかし獲る側にとってはどうなのだろう?
 今回初めてわかったことだが、1億5千万円のうち、約1億円が漁師さんに支払われるという。釣った漁師さんの、値段を聞いたときの「漁労長に相談しないと」という言葉、嬉しさや驚きと同時に、ある種の恐怖の表情は印象的だった。決して仲買人やブローカーみたいな人が暴利をむさぼっているわけではなく、私は約1億円も漁師さんに支払われると知って正直なところとても安堵した。
 次に漁のことを思った。具体的には成果と必要経費とリスクの問題である。
 あのように大きく、また良質のマグロは、どのぐらいの頻度で水揚げされるのだろう?
 いうまでもなく、マグロは自然界に生息するものを捕獲するのであって養殖したものではない。常に危険と隣り合わせの冬の漁場に、彼らは文字通り命がけで漁に出ていく。漁に出たからといって、マグロが釣れるとは限らない。漁に出られない日だってある。船上の作業の安全性を高めて、漁の効率を上げるなら船や探知機など設備投資は不可欠だ。燃料の心配もしなければならない。漁協の貸付制度などによる融資や返済は容易なのだろうか?
 海洋資源と和食に対する世界全体の意識の変化もある。マグロの漁獲高をめぐる動きは相変わらず日本には逆風だ。今や寿司はsushiとなり、マグロに限らずローカロリーで健康に良いからと海産物を食べる人口が世界的に激増した。おいしい魚は日本人が独占できるものではなくなってしまったのだ。
 というわけで供された命と供してくれた人の努力を思えば、「異常な高値」も妥当な価格だし、日本人はもっと感謝してマグロを食すべき、というのが今の私の見解である。

2013-01-10 22:07:15.0 豚に真珠、猫に小判、そして我が家に一升瓶

先日、父が知人から「何かとお世話になったので」と一升瓶を頂いた。
まずい。
酒の味のことではない。
下戸揃いの我が家では、一升瓶は決して有難い頂き物とは言えない。ゆえに銘柄が有名であるほど困惑度が高い。
通常、飲み残した日本酒は料理に使うのが普通だが、我が家の頂き物の日本酒はその殆どが飲まれることがない。大抵全量が、ごく稀にお猪口で数杯飲んだ飲み残しとして実に九合以上が料理行きという運命をたどる。どんなレアものだろうが大吟醸だろうが、この宿命に大差はない。
 今回頂いたお酒は八海山だった。最も悩ましいケースの一つである。
いくら自分に飲む気がないとはいえ、知名度や人気の高い酒を煮物の鍋にどぼどぼ注ぐ、というのは何やら申し訳ない気持ちでいっぱいになる。これが酒好きの家ならどんなにか喜んでもらえたのにねえ、と何やらお酒が気の毒になってしまう。
運よく好きな方に差し上げることもたまにはあるのだが、我が家の事情をご存じ無い方は、「こんな良い酒を?」と感激と驚きであとからお礼が遣わされたりして、結局悩みが一つ増えただけだった、ということもある。
件の八海山、はたしてお猪口一杯でも酒として「飲む」ことになるか否かは今のところ未定である。

2013-01-05 22:52:21.0 画像処理でジタバタ

 遅まきながら、明けましておめでとうございます。
12/21の掲載で初めて画像の挿入に挑戦した。どきどきしながら掲載画面を見てみると・・・
デカい、デカ過ぎる。
あとからトリミングして修正しようと思いきや、どうやったらいいのか見当もつかない。
そこでまず、ファイルに保存している画像のトリミングに挑戦。トリミングはできたが、画像のサイズを調節できない。悪戦苦闘の末、アップしたのが「橘花抄」の表紙である。結果はご覧のとおり。
ところがその時、同時に「バーニング・ワイヤー」の画像をうっかり削除してしまったせいで、画面に巨大な空白が出現している!!ひええっ、とあわててもう一度画像を取り込んだら、なぜか今度は同じような画像が3つも取り込まれている。なんですのん??
やれやれ、と余計な画像を消したら、とうとう順番が逆になってしまった。あぁ、もうやだ。垢ぬけたブログへの道ははるかに遠い。
お願いです。誰か上手な画像の扱い方を教えてください~