裄は短しタスキは長し

数種類のテーマを軸にその時の気分で書きます

2020/09/26 06:14 「秘密の森」Season2 第十一話 2020.9.20

 犯人は警官だ・・・

 龍山署の捜査員は、容疑者と目撃者の許へと向かった。チーム長ペク・ジュンギを発見したサンチョルは彼を尾行し、小さなモーテルへ入っていった。中にいたのはソ・ドンジェではなく、年老いた女性だった。

 集められた警官たちには、全員ソ・ドンジェ検事が襲撃された日時のアリバイがあった。

 モーテルにいた女性は、自殺したイ巡査の母親だった。彼女は病気で保険適応外の治療が必要であり、警官たちはその費用を工面するために、賄賂を受け取っていたが、その後治療が保険適応になった後も賄賂を受け取り続けた。だが彼ら自身が賄賂を受け取っていた事実はなかった。また、キム・スハンによってイ巡査の遺書も提出された。

 彼らのやり取りに違和感を感じたシモクは、まだ自分に知らされていないことがあるのでは、と疑問を抱く。

 目撃者が到着し面通しの結果、彼はペク・ジュンギチーム長を指差した。直ちに取り調べが始まるが、ペク・チーム長は容疑を否認する。シモク、ヨジン、チェ・ビッは目撃者にいくつか質問をしたが、シモクとヨジンは目撃情報を信じ切ることが出来ない。「これ以上隠し事はありません。」ヨジンは解析によって鮮明になった警察の時計の画像をシモクに見せる。

 報告を受けたウ・テハは情報を記者に流したが。シモクとヨジンは目撃情報の裏付けをしていた。犯人の顔は見たが、ナンバーは見ていない、とっさのことだったから・・・シモクは帰ろうとする目撃者からナンバープレートについて既に詳細を質問していた。その後チーム長の自宅の捜索を見に来たシモクは彼の車のナンバーが旧式であることに気付く。

 警官が検事を拉致監禁したという報道で、巷は騒然となった。しかし容疑者は依然として容疑を否認している中、ウ・テハは電話でインタビューに応じる。拘留中のペク・チーム長の許へソ・ドンジェ検事の妻がやってきた。「どうか、夫の居場所を話してほしい。たとえ遺体であっても、どうかわたしたちの許へ帰してほしい。」泣きながら懇願する彼女を見ても、「知らない、私はやっていないんだ」と言い続けるチーム長。「本当に彼が犯人ですか?」ソ・ドンジェ検事の妻は苦悩する。

 シモクとヨジンは謝礼金を受け渡しのための確認だと言って、事件発生と同じ時刻に目撃者を呼び出した。ナンバープレートに細工をしたチーム長の車を使って事件現場を再現し、目撃証言が嘘であることを暴いた。

 「なぜこんなことを?」姿を見せた捜査員に取り押さえられた目撃者にシモクは言った。

 

 えっ、警官たちはシロ!で、遺書を隠していたって・・・何とも厄介なことをしてくれたものである。しかも彼らが賄賂を受け取った理由というのが「残された母親の病気の治療費」なんだそれは。理解できるような、出来ないような。

 一方、目撃者は賭博で借金漬け。どう見ても謝礼金目的にしか見えない。こうなるとシモクが追及しないわけがない。で、あっけなく嘘はばれてしまいましたが、振り出しにもどった捜査はどこへ向かうのだろう。

2020/09/23 05:50 「秘密の森」Season2 第十話 2020.9.13

 ウ・テハが会いに行ったのは、パク弁護士の妻だった。

 車中で突然死したパク・グァンス検事は、日本で俗にいう「ヤメ検」つまり元検事の弁護士のようだ。だから検察関係者の一部は、彼を前職のまま呼んでいるらしい。ソ・ドンジェは彼の後輩として葬儀に出向き、パク・グァンスの妻から「夫は酒は飲まない」と聞かされていた。「突然死を隠蔽するのは何かわけが?」不信を抱いたソ・ドンジェが、ウ・テハの所に持ち込んできたのは、それが理由だったらしい。

 シモクは議政府支部でソ・ドンジェのスタッフと会っていた。車中の突然死、心筋梗塞があり、血中からアルコールも検出された。事件性なしと判断された事例だったので、記録の不備がそのまま放置されていた。彼らに対し、シモクはそのことを厳しく指摘する。パク検事の記録のファイルの表紙が、セゴク署の自殺の案件のそれと似ていると思ったシモクが、取り出して見比べていると、女性の事務官が「それは自分がソ検事に頼まれて用意したファイルだ。」という。スタッフ3人は思い出したように、他にもう一冊、全部で3冊だった。ホワイトデーのお返しのお菓子を貰った日だから14日だった、と状況を話し出す。「なぜ、今まで話してくれなかったのか。いつもと変わったことがなかったか、と尋ねたはずだ。」容赦のないシモクの言葉に気おされたスタッフは、所轄の交通課に連絡を取ったり、パク検事の遺族の連絡先を調べたりと慌てて動き出す。

 ヨジンとチャン・ゴンは元セゴク署署長の妹が経営する食堂へやってきた。トイレを口実にヨジンは裏を探った。鍵のかかった地下室を見つけたヨジンが声をかけると中で物音がしたため、ヨジンは鍵を開けて中へ入った。 

 内部は痛んだ食材が山積みになっており、片隅のブルーシートをめくると、そこにいたのはネズミだった。

「急に冷蔵庫が壊れちゃったんです。」立ち入り検査要請のために連絡を入れるヨジン達に、店の主人は「自分は身内に警察官がいる」とすごむ。

 「行方不明者は年間1万人、一日当たり30人。知らない人なら彼はその中の一人にすぎなかったが、今は心持ちが全く違う。本当はすべての事例で、こうでなくてはならなかった」とヨジンは暗い表情に。「同感だ。子供のことを思うと気の毒だ。ソ検事も人の親だ。子供に会いたいに決まっている」とチャン・ゴン。

 それにしても妙だ。足取りが全くつかめない。普通はなにか匂ってくるものなのに・・・ヨジンは悩む。

 議政府支所を出たところで、シモクは電話でウ・テハに「セゴク署の件の他に、ソ検事が気にしている事件はなかったか」と尋ねたが、他には何もないというウ・テハ。実はその時、ウ・テハはソ・ドンジェが襲われた現場にいたのだった。

 パク検事の遺体と車の発見現場へやってきたシモクは、運転者が急な苦しみで車を急停止したというのに、車体が路肩へ寄った気配が全くなく、やけにまっすぐなことに疑問を抱く。担当した所轄のナムナンギュ署の交通課へ来たシモクは、自分の疑問・・・車体がまっすぐなこと、彼の生活圏内でもなく、行き先の見当がつかないというのにカーナビを使用していなかったこと・・・をぶつける「普段の生活圏内ではなくても、土地勘がある、というのはあり得ることではないか?」それ以上刑事にも全く見当がつかなかった。

 続いてパク検事の妻のところへやってきたシモクだが、来客中で外で立ち話をすることに。亡くなった夫の行き先は見当もつかない。酒は・・・まぁ人並みだったと思う。仕事の話は家庭では全くしなかった。車は既に売りに出した、当然だろう。シモクは中で、赤ん坊が泣く声を聞く。

 現在のパク検事の秘書に会ったシモクだが、仕事に関しては、これと言った話は聞けなかった。ただカーナビは依頼人が使わずに来てほしいと要求すれば、それに応じることはあるかもしれない。それと「パク・グァンス検事は、事務所の代表の指示もあって、お酒は止めた。」という事実をつかむ。

 オフィスに戻り、ウ・テハに「(パク・グァンス案件はいいから)セゴク署に集中しろ」と指示されたシモクが席に戻ると、母親からメールが届いた。「なぜ戻って来たのに知らせがないの?報道で知ることになるのはどういうわけ?時間が出来たら顔を見せて」「すいません、そうします。」シモクは返信する。

 ウ・テハがチェ・ビッに連絡をとろうとしていたところへ、シモクがやってきた。ソ検事が持ってきたファイルが他にもあるはずなんですがと言うシモクに「ない」と否定するウ・テハ。だがソ・ドンジェが初めてこの部屋にやってきた時、自分は自分の席にいて、話し声が外まで聞こえたと言われ窮する。そういえばあったかも・・・

探し始めた書棚の中に目指すファイルを見つけたシモク。ごまかすつもりだったウ・テハの思いは見事に打ち砕かれる。わざとファイルを隠していた、シモクは確信する。

 元セゴク署長が警察庁に呼び出された。昔は同僚だった自分よりチェ・ビッが昇進しているのが面白くない署長はアリバイを確認され、否定するが防犯カメラの映像を見て黙り込む。「目撃情報がネットに書き込まれた」連絡をもらったヨジンは、部屋を出て書き込みを確認する。

発行された令状を手に目撃者を探し回る龍山署の署員たち。判明した身元から、目撃者に前科があることが判明する。

 一方、チーム長は科研でネクタイの画像の分析に立ち会っていた。映りこんでいた光の正体は時計だった。文字盤の模様が自分がはめているものと同じことに気付き、チーム長は絶句する。彼はヨジンにメールを送信した。「画像の光は時計だった。警察の時計だ。」

 シモクに目撃者の前科の件を調べてもらおうと電話していた時、ヨジンはこのメールを受け取った。「後でかけ直します。」電話を切った時のヨジンの様子が気になったシモクは、警察庁へ向かう。

「申し訳ありません。」うつむくチェ・ビッを前に、報告を受けたシン・ジェヨン捜査局長は激昂した。「セゴク署の奴らを連れて来い、今すぐここに呼び出せ!」

 

 ドンジェのスタッフに「忘れてました」と言われたシモクは「でもお菓子のことは覚えていたわけですか。」と瞬殺。「真顔で、静かに、容赦なく」のシモクは・・・怖い。

 故パク検事のお宅の先客が気になる。赤ちゃん連れだから女性かな?と思うが、何かいわくがあるのだろうか?

 3冊のファイルのうち、おそらくパク検事(弁護士)の件は、ウ・テハとチェ・ビッにとって決して触れてほしくない案件だったのだろう。だからウ・テハは、セゴク署の件をチョイスしたのだろうが、セゴク署の事件関係者は調査に過剰に反応した結果、ソ・ドンジェを拉致監禁した。ということらしい。大学生の溺死事故、セゴク署の警官の自殺、ヤメ検弁護士の突然死。それに3つ目のピンクのファイルの中身は何なのだろう?

ラストの予告でウ・テハは「辞表を用意してくれ」と指示を出していた。この辞表、シモクに手を引かせるための者だろうか。それとも進退窮まった彼自身のものだろうか?

2020/09/20 16:48 「秘密の森」Season2 第九話 2020.9.12

 前回ファン・シモクがサンドイッチを放り出して駆けだす直前のこと。

 シモクはキム・サヒュンと事件のことを話し合っていた。もしソ・ドンジェが遺体で見つかったとなれば、捜査権をめぐって警察と検察は全面戦争になる。ウ・テハはチェ・ビッに探りなど入れてないそうだ。聞いたらそう返事した。ところでソ・ドンジェに対するウ・テハの心配は格別だ、いや、部長はソ検事のことを心配しているからって、親しいとは限らないのでは?自分も親しいわけではないです。そんな話をしながらテイクアウトの昼食を待って、食べようとした矢先、ヨジンから連絡を受けたシモクは龍山警察署へ向かったのだった。

 メッセージは龍山署の若手刑事、サンチョルのスマホに届いた。「復讐した。遅すぎた。」という手書きのメッセージと血だらけのネクタイの一部。捜査員は口々に「なぜ現物を送り付けてこないのか?」「鮮血のようでは?」「背景は床だろうか?」そして「なぜ、こんなことを?」と意見を言い合う。ヨジンが警官自殺事件の関係者の警察官全員のアリバイの確認を指示したところにシモクが到着した。

 ソ・ドンジェの担当案件をすべて洗い出さなければ、だが検察は全てを開示するとは思わない。そっちは検事さんにも協力してもらう必要がある。捜査員は一斉に動き出した。更にシモクはチャンゴンに、ソ・ドンジェの妻の通話履歴も入手して欲しいと依頼する。「今に至るまで身代金の要求がないことをどう思うか?」チャン・ゴンは妻に事情聴取した時、シモクが彼女に訪ねていたことをチーム長に話す。

 「遅すぎた・・は何を意味するのか。復讐が遅れた?それとも我々が手遅れだった?」ヨジンは悩む。

 シモクは議政府のソ・ドンジェの補佐役の検事に彼に関するうわさについて尋ねた後、カン・ヨンチョル検事長の許を訪ねた。彼はリクルートに必死だったソ・ドンジェのことを冷たくあしらったことを、後悔していた。

 オ弁護士はイ・ヨンジェ会長のために手を尽くしていた。ハンジョグループも何かと捜査の対象になっていて、足元は危うそうだ。

 ネクタイの画像を確認してもらったチャンゴンは泣き崩れるソ・ドンジェの妻の綺麗なネイルと、週に一度のネイルサロンの予約の書き込まれたカレンダー、そして彼が家を出た直後に彼女が誰かと連絡を取っていたことを不審に思う。

 関係者全員の筆跡が手に入ったところで、シモクたちは似ている筆跡を鑑定することにしたが、シモクが犯人が送ってきた画像に何かが映りこんでいることに気付き、一緒に鑑定してもらうことに。「明日までには間に合わない」ヨジンは明日、マスコミ向けの公式発表をすることになっていたのだった。

 署長の甥であるキム・スハンのアリバイが怪しくなっていた。事件当日立ち寄った店が入っているビルは伯父の所有だということが判明。アリバイ工作の疑いが浮上したのだった。自分の机の二番目の引き出しから資料を持って行けとヨジンに命じたチェ・ビッだったが、シン・ジェヨン局長との会話中に、突然立ち上がって猛ダッシュでヨジンを追った。「私がやる。」ヨジンの手からファイルを奪い返すチェ・ビッ。ファイルの中には、ヨジンに無断でコピーしたソ・ドンジェの通話記録が挟んであったのだった。

 ソ・ドンジェのネットの検索履歴を受け取ったシモクは、「パク・グァンス検事が遺体で見つかる」という記事に注目する。ウ・テハは昼食のために部屋を出たとき、電話中のシモクが「パク・グァンス」というのを聞き、顔をこわばらせる。ウ・テハはシモクの通話の様子を聞きたかったものの、皆にせかされシモクにも「先に行ってください」と言われ部屋を出たウ・テハは、「急用を思い出した。」彼はある女性に会いに向かった。

 

 ファン・シモクの頑固ぶりと、実は彼の行動にふりまわされて余裕を失っているウ・テハの挙動不審の度合いが、キム・サヒュンの表情で察することが出来る。彼は「すいません。」とシモクが謝れば、「なんだよ、君が謝るなんて。」と素直に驚き、またある時はシモクの捜査の行方が徐々に自分や都合の悪いことに近づいてきたことで動揺する「らしくない」ウ・テハの様子に心配そうな表情をする。

 悲嘆にくれながらも週一でネイルサロンに通い、手入れに余念がないドンジェの奥さん。チャンゴンはドア越しに何か聞き取ることが出来たのだろうか?

 シモクが電話で話す内容が気になるウ・テハ。そういえば、ドラマの序盤で、ドンジェはパク・グァンス検事の突然死のことを話していた。こっちの事件も、というかこっちの方が上層部にはアンタッチャブルだったのだろうか?

2020/09/17 06:15 「秘密の森」Season2 第八話 2020.9.8

 事情聴取を終えた二人は、再び現場に戻る。別れ際にヨジンは「検事さん、こんなこと・・・同僚が事件に巻き込まれて亡くなるなんて、二度も起こったりしませんよ。」と言い、「ソ検事は生きているでしょうか?」というシモクに「絶対生きてますよ。」と言って励ます。

 自宅でヨジンの報告を受けるチェ・ビッ。二人が自然に捜査で協力していることを怪しむが、ヨジンの「ソ検事は、貴方が溺死した大学生の家を訪問したことに注目していた。あちこちで色々聞き込みをしていたようだ。」と言われ、動揺する。

 オフィスに戻ったシモクが仕事をしていると、キム・サヒュン検事が通りかかった。「(官舎より)ここのほうが集中できる」と言うシモクに、キム検事は自分が新人だった頃の話を始めた。

「新人の頃、実はイ・チャンジュン先輩と官舎で同室だった。先輩は5,6期上だったと思う。交代で洗濯機を使ったり、夜中に一緒にラーメンを食べたりしたぐらいで、思い出になるような特別なことなど何もなかった。ところがそれから13年たったある週末、休日出勤して仕事をしていると、誰かが『イ・チャンジュン先輩が亡くなった』と教えてくれた、しかも自殺したという。その瞬間まで13年間先輩のことを全く思い出さなかったのに、先輩が飛び降り自殺したという事実を受け止められるようになるまでは本当に辛かった。」

キム・サヒュンは「感情を表に出さず冷静に対処しようという君の姿勢は立派だが、ソ検事の捜査が辛かったら行ってくれ、ウ・テハ部長に話してみるから」と言ったが、シモクに「平気です。」と言われ、さらに「ウ・テハ検事は・・・チェ・ビッ部長の裏を探っているでしょうか。」と水を向けられ驚く。「あちらも我々を探っているのは確かなんじゃないか?こちらもそれに備えないと」と言った後、「(旧知の人物が大変なことになっているというのに)こんなことを心配するなんて、何だか後ろめたいね。」と言い残し、部屋を出て行った。

 その直後、キム・サヒュンの言葉を思い出しながら仕事を片付けていたシモクを、突然激しい頭痛と吐き気の発作が襲った。

 翌日、シモクはイ・ヨンジェ会長と面会した。ソ検事とハンジョグループ本部の通話の件を問い質すと、「株主総会では私を応援している、とか通り一遍の挨拶だった」とイ・ヨンジェ会長は答えるが、ただの挨拶に5回のやり取りは頻繁ではないかとシモクが指摘したところで、常務がやって来て、「ハンジョのためになる有益な情報があったらお願いしたいと何度かやり取りをした。電話で話しただけで、会ってはいない。自分が独断でやったことで、会長は何もご存じないことだ」と主張する。

 「ファン・シモク検事が捜査している。ならば隠し事はかえってためにならないかもしれない。」自分は対処を誤ったのでは?とヨンジェの胸に不安がよぎる。

 龍山警察署では人員を増やしてソ・ドンジェの行方を追っていた。捜査会議中、署長に連れられたハン・ヨジンが登場。「事態を重く見た本部が捜査責任者を派遣してくれた。」ヨジンは古巣で捜査の指揮を執ることに。

 チャン・ゴンがソ・ドンジェの妻と公開捜査の資料を作る合間にシモクは彼女に(いささか不躾だと思われる)質問をする一方、ヨジンは自殺した警官をいじめていた署長の甥にあたる、元同僚に再び事情聴取。涙を流しながら詫びる相手をヨジンは厳しく追及。聴取を終え、帰途についた彼には尾行が付くことに。

 高級そうなクラブで、深刻な顔をして酒を飲むウ・テハとチェ・ビッ。「あなたの仕業か?」とお互いの腹を探りあっているようだが、実はイ・ヨンジェ会長の依頼でオ弁護士がチェ・ビッを監視していた。

 翌日チェ・ビッを尋ねたオ弁護士。最初は普通に話していたチェ・ビッだったが、かかってきた電話に出た後、態度が急変する。電話の主はさっき報告を終え、彼と入れ違いに部屋を出たヨジンだった。オ弁護士の名前に何か引っかかったヨジンは、部屋を出てから彼が溺死事件の生き残った大学生に会って金銭で口止めを依頼した弁護士と気づき、チェ・ビッに知らせたのだった。

 その直後、「現職警察官が現職検事を拉致し、殺した。」というフェイクニュースが流れ、警察庁と最高検察著はパニックに。

 昼休み。オフィスでキム・サヒュンたちとランチをとろうとした瞬間、シモクのスマホが鳴った。

「犯人からのメッセージが来た。」

 ヨジンからの知らせに、シモクは部屋飛び出した。

 

 新人時代の思い出を語るキム・サヒュン。「刑事部に配属されるにしては、可愛すぎるんじゃないか、なんて言われてなぁ」と照れながら言ったものの、帰ってきたのは「そうですか。」の一言。相手がシモクではウケるわけがない。それより心配なのはシモクの頭痛だ。そろそろ限界が近いような気がする。 

 シモクが龍山警察署にいると思い込んでいたら、その前にハンジョに寄り道していたことを知ったウ・テハ。慌てて事務官が持つ受話器をひったくるように受け取る様子が、何とも剣吞だが・・・どんないきさつがあるのやら。

 捜査の指揮を執るはずだったチーム長だが、あっという間にそのポストはヨジンに持っていかれてしまい…チーム長の表情が何とも複雑で暗い。

 ドンジェの同僚の若い女性検事を見るシモクの表情は・・・当然複雑だよねぇ。気がある、とかそういう事じゃなく、ヨンスの事が頭をよぎっているんじゃないだろうか。

 で、最後にヨジンから、犯人からメッセージが来た、と知らせを受けたシモクは本日もお約束通り、食事を食べ損ねている。

2020/09/14 06:10 「秘密の森」Season2 第七話 2020.9.7

 呼び出されたシモクが到着した時、カン・ヨンチョル検事長は既に出来上がっていた。「こんな話、素面でできるか」状態の検事長は、「こんなことして楽しいか?終わった事件だ。もうこの辺でやめてくれないか?」と抗議するが、シモクは「僕もやりたくてやってるわけではありません」と言いながらも承知しなかった。

 ハンジョグループの株主総会の投票はイ・ヨンジェ会長が勝利した。「ありがとう。」味方してくれたことに対し、ヨンジェはキム社長に礼を言う。

 翌朝登庁時、シモクに「約束していたのにソ・ドンジェ検事が姿を見せなかった。」と不満をもらすウ・テハにチャン・ゴンから電話が入った。二人はソ・ドンジェが昨夜から自分の車と血痕を残して行方不明だと知らされる。

 「いつもと違う様子はなかったか?」と激怒するウ・テハだが、シモクは何も思い当たらない。自分にも着信履歴とメールがあったことから、シモクはウ・テハに「ところでソ検事と何の用件で会うつもりだったのか」と逆に問い質す。最初は口をつぐんだウ・テハだったが、いつになっても姿を見せないので電話したがつながらず、待ち合わせ場所を後にしたと説明。シモクはさらに「部長が電話をかけたとき、ソ検事は電話に出なかったのか、それとも電源が入ってなかったか」と訪ねた。「電源が切れていた」とウ・テハ。議政府のソ検事のオフィスが事の始まりではないかと言われたウ・テハは「捜査する権限がありませんけど」と口ごたえするシモクを強引に向かわせる。

 ヨジンはチャンゴンから電話でソ・ドンジェの行方不明を知った。チェ・ビッの目を盗み、ヨジンは龍山警察署へ向かう。強行犯係はドンジェの息子にDNAを提供してもらう一方で、携帯の通話履歴の確認を始める。

 議政府検察局へやってきたシモク。スタッフへの聞き込みとパソコンの閲覧履歴からソ・ドンジェが直前まである学校の校内暴力事件を担当していたこと、チェ・ビッが以前溺死した大学生の父親を訪問した時の記事を見ていたことが判明する。

 龍山警察署でチーム長と落ち合ったシモク。二人は通話履歴を確認しながら、ドンジェが行方不明になる直前、シモクやウ・テハに電話をかけていたこと、溺死事件の被害者の父親に会おうとしていたらしいこと、事件発生時の車のGPSの履歴が一部、削除されていたことが判明していた。さらにチーム長は「ハンジョグループと連絡を取っていたと思われるが、捜査協力に応じてもらえなかった。ファン検事はハンジョにつてがあるだろうか。何とかして連絡を取ってほしい。」と頼む。事件現場で再開したシモクとヨジン。二人はあらゆる仮説を検討しながら犯行を推測する。

 ヨジンが持ってきたドンジェの通話履歴を暗いオフィスでコピーをとるチェ・ビッ。

 シモクとヨジンは警官が自殺した事件が起こった警察署の元署長の異動先を尋ねていた。既に終わった事件を持ちだされて逆上する署長だが、調べていた検事が血痕を残して行方不明になったと聞き、言葉を失う。

 一方渦中のソ・ドンジェは、生きてはいたが、手足を拘束され、目隠しをされて頭から血を流していた。近づいてくる足音を手掛かりに、ドンジェは犯人に抵抗するがまた殴られ、ドンジェは再び血の跡を残し、犯人に引きずられて行く。

 

 ドンジェが行方不明で、怒り狂った自分を前にしながらも、状況を整理しようと淡々と質問するシモクにウ・テハは「やけに冷静だな。たとえ隣人の飼い犬が行方不明でも、もっと心配するもんじゃないのか?お前ら二人で何か企んでるのか?」とさらに逆上。見ているこっちは「いや、それは誤解なんだって」と言いたくなるのだが、それは叶わないんだな、これが。ウ・テハとキム・サヒュンは徐々にカン・ヨンチョルの言わんとするところが分かってきた、というところだろうか。