裄は短しタスキは長し

数種類のテーマを軸にその時の気分で書きます

2015-10-06 21:13:46.0 ヨンパリ・ここに突っ込みたい 第18話

 泣いても笑ってもこれが最終回、それにしてもよくまあこんなに盛ってくれちゃって…

 

 保安チームは真面目に仕事しろ!

 執事はヨジンを守るため、反ヨジンで結束した方々がいらっしゃるのであれば、とヨジンを東館のゲストルームへ移動させることを提案、ミン室長は大喜びで同意して「それで彼女、あとどのぐらいで、くたばりそうだい?」と高笑い。思った通り、コイツはかなりの性悪だった。

 通話もブロックされてしまいヨジンを心配するテヒョン。一方執事はサンチョルに電話をかけ、指輪や犬の話のふりをして保安室の裏をかき、ヨジンのためにテヒョンが邸に入れるようにする。

 執事さん、ヨジンに毒入りの水を飲ませたくないならバスルームで流せばいいじゃないですか。なにも水差しを叩き割らなくても…執事なんだから、こんな時こそ冷静になってくださいよ!

 ところでテヒョンの進入経路は、以前サンチョルが金網に開けた犬の通り道。このお邸、敷地内の警備にこんな致命的な-文字どおりの-穴が放置されたままって、なんでどすか?

 

 このへんからエピソードが突っ込まれ始めて…

 チェヨン達が新しい遺言の作成のために屋敷に集合したところで、二階からテヒョンに付き添われたヨジンが登場。ミン室長に解雇を言い渡し、集合した面々に、家から出て行けと命じる。建物から出てきた一同を、テヒョンに呼ばれ玄関先で待機していたイ刑事たちは、不法侵入その他の罪で現行犯逮捕。これで解決したと思った矢先にヨジンが倒れて、テヒョンは彼女をHSMCへ。

 最終話に登場したイ刑事のボーナスシーン。彼らに出番があるくらいだから、ドジュンの回想シーンを一つぐらい突っ込んでくれたっていいじゃん、と思うのだが・・・ない。なんでどすか?なんでないんどすか!

ところで、ヨジンは確かに薬物中毒だが、普通こんな状態で透析なんてするのか?

毒を飲んだ場合、まずは指を突っ込んで吐かせる。そして胃洗浄。でもこれは服毒直後の場合で、次の処置は、体内に吸収されてしまった毒を、利尿剤とか点滴で排泄を促進させる。ヨジンの場合、すでに服毒は長期化していて、肝障害は深刻だ。でも解毒能低下を透析で補完するって、ありなんだろうか。

 

 なんとドナーまであっさりと見つかる

 意識が戻ったヨジンにイ課長は、幻覚も肝障害も肝臓ガンも、毒を飲まされたのが原因だ、と説明。移植により助かる道はあるが、手術はとても難しいことを伝える。「テヒョンを幸せにしてあげたいから、できるだけ長く生きられるようにして」ヨジンは手術を-イ課長にはわだかまるものが多々ありながらも-受けることを決意。執事は3年前に適合は確認済みだと、肝臓の提供を申し出る。

とはいえ、3年前の事故の時の手術の影響などの問題山積で、だれも執刀を引き受けてくれない最高難度の手術。テヒョンは課長に土下座して「俺のヨジンをもう一度助けて下さい」と…

 何とも都合よくドナーが見つかったものだ。

 ちなみに日本では、近親者ではない第3者からの臓器提供は、臓器移植ネットワークがコーディネートするため、勝手に提供を申し出たり、レシピエント側が個人的にドナーに交渉するのはルール違反とみなされる場合がある。きっとヨジンの父は、必要とあらば自分の財力にものを言わせて臓器移植をさせるつもりだったのだろう。

 

 え?この方がカムバックしてきた!

 一方12階にはシンシアが。同行している青年は、「自分のビジネスパートナーで、ヨンパリだ」という。彼らは気を利かせた看護師の連絡で、ヨジンの手術に協力するために、やってきたのだ。風の丘にいたテヒョンは、イ課長から「手術するからすぐ戻れ」と連絡を受け、HSMCに急行する。

シンシアが戻ってきた!もう一度医者をめざすと言っていたはずだが、どうやらヨンパリのマネージャーが天職だと悟ったのか?ところでこのテヒョンのアメリカ版みたいな青年だが、シンシアいわく「見た目はこんな風だけど、手術となれば鬼神のごとくなる」という。ヨジンの手術はイ課長と米韓のヨンパリにより無事成功。目覚めたヨジンの前には自分の名を呼ぶテヒョンの姿が、というところでドラマは終了する。

 

 最後に強引にぶちこむエピソードと、都合よすぎる展開は、韓国TVドラマの-大なり小なりすべてのドラマの-定番だが、よくある、あれから数年後…というタイムスキップをしなかったのは偉かった。

 さすがにこの夏、視聴率レースをぶっちぎりで独走した番組ともなると、延長した2話で主人公の恋を一気に成就させることに、罪の意識は感じないらしい。

私はヨジンが受けた苦痛と、報復として与えた苦痛は、決してイーブンとは言えないと思うし、彼女が今後、行き過ぎた自分の報復を後悔する日が来ない気がして、後味が悪かった。

 

 

2015-10-05 20:20:39.0 ヨンパリ・ここに突っ込みたい 第17話

 最終回に無茶なエピソードを突っ込み、一発大逆転で主役をハッピーエンドに導く、という韓ドラおなじみの展開は、突っ込みどころも満載です。そこで今回は1話ずつ突っ込ませていただくことにしました。

(全く無関係ですが、今月から始まった朝ドラ「あさが来た」のきめゼリフ「なんでどすか?」が可愛いので、随所で拝借させていただきます。)

 

 彼女の回復力も驚異的だった!

 研修を修了できず、外科専門医になれなかったテヒョン。町の開業医となった彼は、全快して帰国したソヒョンと、表向きは失業中のサンチョルの3人暮らし。前回から半年ほど経過しているが、ソヒョンも例にもれず驚異的な回復を見せている。なんでどすか?

 

 ジャケットをはおるスタイルに物申す

 ヨジンとチェヨンは二人とも、ジャケットを肩からかけるだけのスタイルで歩くシーンがあったが、このスタイルで食事するって、なんでどすか?である。

というか、私は食事のとき、食べることに真剣じゃない人間が嫌いだ。だから「ちゃんと上着に袖を通して、両手をしっかり動かして食え!さもなければジャケットはクロークに預けろ!」と思わず悪態をついた。

しかもあのジャケット、背中に意味不明かつ豪華な模様がある。裏勝り-表地より裏地の意匠に凝る-という美意識を尊重する日本人の感性からすると、あれはものすごく悪趣味だ。

 

 あのシスターがここでボーナス出演!

 なんとテヒョンの診療所では、帝王切開を介助したあのシスターがお手伝いをしている。彼らはまたドーマの家(?)という、福祉施設らしきところで、予防接種などの医療面のサポートもしているが、チェヨンもここで、子供たちの世話をボランティアで手伝っている。

ドジュンとのことで後悔する二人は、折に触れお互いを慰めあっているが、チェヨンは胸に別の思いを秘めていて…

 

 報復は、手ぬるいぐらいがちょうど良い

 兄の幻覚を見て卒倒するヨジン。今のところ、過労とストレス、そしてチェ会長の自殺でショックを受けたせいだ、と思っているが、チェヨンの様子からすると、他に原因がありそうだ。

気の置けない仲間たちと近所のお店の前でビールを飲むテヒョンを車の中から見守るヨジンは、自分も加わろうと、車を降りようとするが、差し入れを持って現れたチェヨンとの、和気あいあいとした様子を見て諦める。一方チェヨンは、ヨジンの車が走り去るのをしっかり目視確認している。

ヨジンは聡明な女性だが、残念ながら誰も彼女にケンカのやり方を教えてくれなかった。だから、仕返しを徹底的にやった結果、大なり小なり誰もが敵意を抱く孤独な女の子になっちゃったわけだ。

 復讐というのは、どこで手を引くかが難しい。ここまでやると、よほど彼女のファンでないかぎり、同情するのは、まぁ無理だよね。

これは誰が悪いって、自分の後継者に、必要不可欠なスキルを教えることなくこの世を去った、親父が悪い。

 

 技ありだが、一本とまではいかなかった

 執事の勧めでテヒョンに会いにゆくヨジン。チェヨンはヨジンとテヒョンが会わないよう仕組むが、結局ふたりは-ドラマだから当然だが-再会する。で、二人は彼の住まいの屋上で、しみじみ語りあうのだが…テヒョンの献身ぶりに理解も共感もできなくて、疲れました。

 

2015-10-03 23:52:13.0 ヨンパリ・今週の故ハン・ドジュン前会長 最終週

 残念ながら、チョ・ヒョンジェ氏演ずる、ハンシングループ前会長のハン・ドジュン氏は、ファンの期待もむなしく「本当に」お亡くなりになった。

そんなわけで最終週の彼の出番は、ヨジンが見る幻覚のみ。で、今回はネタ切れ寸前のドジュンに、妻のチェヨンのその後をプラスしてお届けする。

 

 今週のドジュンの出番は

チェ会長の自殺未遂の知らせを聞いたヨジンが、家に入ったところで見た、階段の上の幻覚

アレクソンを傘下に収めた記念式典で、スピーチするヨジンの傍らに立ち、妹に「どうしたヨジン、大丈夫か?」と語りかける幻覚

応接間でヨジンが見る、向かい側の席で、ゴ社長と共にくつろぐ姿の幻覚

久々に熟睡して目覚めたヨジンのベッドの端に座り、妹を見下ろして「ヨジン、よく眠れたか?」と尋ねる幻覚

の4シーン。

黒ずくめで赤いポケットチーフ姿の幻覚のドジュンは、やはりきまっている。険悪なものがすっかり消えた表情が、かえってヨジンを苦しめるふうでもある。

ところでドジュンは、最終話に全く出番がない。

幻覚はもちろん、回想シーンすらないのだ。まさか主役を差し置いて瞬間最高視聴率をゲットしたことで、チュウォンさんとキム・テヒさんに恨まれたわけではないだろう。彼の好演を思えば、もう少し何とかしてくれてもいいじゃないかと思う。

 

 次に、先週一人で彼を見送った妻のチェヨンのお話

 ドジュン亡きあと、チェヨンはドーマの家(?)という福祉施設らしきところで、子供たちの世話を手伝うボランティアをしている。ここは町の開業医となったテヒョンも医療面のサポートをしていて、今では二人は、姉と弟のように仲良しだ。

生前の夫に随分ひどいことをした、ヨジンの暴挙を阻止できなかった、検察庁の裏口に車を停めればよかった…テヒョンも彼を助けられなかったことを悔いていて、二人はお互いに慰め合いますが、それとは別に、チェヨンは内心、「実は、復讐はとっくに始まっているのよ」と…

 

 すっぴん、マリンボーダーのTシャツ、膝の抜けたジーンズ姿のチェヨンは、奥様だった頃よりずっと綺麗だ。何よりも、彼女が大好きな後ろにちょこん、のひっつめ髪との違和感がない。

 

 チェヨンの復讐。それはヨジンの家に残っている、自分が買収したメイドをつかって、ヨジンに幻覚を見させるある種の毒をのませること。またこの毒物は、発がん性物質でもあり、ヨジンは肝臓がんを発症する。

ヨジンが、テヒョンと会うことを妨害したいチェヨンは、二人が行き違いになるよう仕組む。

彼女は「テヒョンは、今が一番幸せだって言ってる。彼のことは、そっとしておいてあげたら?」と、ヨジンの罪悪感を刺激する。それだけではない。思いつめた様子で兄の幻覚を見るという義妹に、「私は毎日見るわよ」とあっさり言い返す。

食事するときも、通りを歩いているときも。まだ、あの世に行っていないんじゃないかって思うことすらある。謝るヨジンに「生前の夫に対する自分の仕打ちはひどすぎた。お互い、重い罪を背負って道を進むわけだけど、あなたにはテヒョンのように、喜んでその道連れになってくれる人がいる」ここまで言われたら、ヨジンとしては彼を道連れにはできないと思うのが当然で、さりげなくかつ容赦なく、ヨジンを追い詰めるチェヨン、お見事!である。

 

 やはり、彼女の復讐を阻んだのは、諦めの悪い(?)テヒョンの、ヨジンへの愛だった。

執事とサンチョルの協力で、密かに邸へ戻ったテヒョンと本館に戻ったヨジンに、チェヨンと反対勢力の面々は、家から出て行くように命じられ、玄関前でテヒョンが呼んだイ刑事に現行犯逮捕される。

やっぱり諦めなかったわね、という感じのチェヨンは、悪態一つ残さず、黙って刑事に連行され去っていく。

 

 あぁ、もう一息だったのに!テヒョンの粘り勝ちというか、ミン室長をはじめとする、協力者のお粗末さゆえ、というか…

主役よりも、この夫婦に完全に感情移入してしまった私としては、この結末はとても残念である。

2015-09-28 21:04:14.0 ヨンパリ・ここに突っ込みたい その8

 夫君はもちろん会長の監視対象?

 電話をかけたら話し中だったからって、わざわざ夫の通話の相手を調べるって…プライバシーが無くなったテヒョンがちょっと気の毒である。

 ところで、妻のためにダイヤの指輪を買うのはいいが、よくそんなお金の余裕があったなと思う。しかも後半では、腕時計タイプのウェアラブル端末をつけている。もはや借金返済の心配がなくなり、逆玉の輿状態のテヒョンは、最近金遣いが荒いのでは?

 

 ワニの頂点に立つ

 立ち位置を変えて王女様部屋で再会したヨジンとドジュンの兄妹。だが、ここでのヨジンは本当にえげつない。

わざわざ点滴を半減させ、時間をきっちり計って、兄に自分の声が届く状態になったところで、「兄さん、3年はここで過ごしてもらうわよ、そのあと頸動脈を切ってあげる。兄さんが私にしたのと同じように」と…

 ヨジンは株主総会で、正式に会長に就任。株主や幹部の拍手喝采を浴びる。しかし壇上で拍手している社長たちを見るにつけ、ヨジンのことは嫌いだが、今後しばらくの間、彼女は孤軍奮闘だろうな、と気の毒になった。

 ただ、ヨジンの立場なら、とりあえずこの沼には、女王に自分に噛みついてくるような危険人物はいないようね、と胸をなでおろしているのではないだろうか。

でもワニって、同じ場所に生息していても、それぞれの個体は単独行動で、決して群れを作って生活しているわけじゃないんだよね。たしかに共食いはするらしいけど…

 

 この二人の深意がわからない

 眠り続けるドジュンの前でミン室長と保安課長は何やら剣呑な会話を…このあと、パーティ会場で、ヨジンは亡きソンフンの父と会談するが、ミン室長は、テジョン側の秘書室長と目くばせをしている。やはりコイツは要注意人物だったようだ。

 でも室長の内通はヨジンにはバレバレで、そのことで彼はヨジンに利用されてしまう。大きなお世話だがヨジンは、あんなに何でもお見通しだと、逆に人生が虚しくならないだろうか

 

 ドレスアップに対する国民性の違い?

 パーティのシーンに一言。招待された3人の看護師さんは、皆ちゃんとドレスアップしているのに、ヘアスタイルにはあまり気を遣っていないようだ。ピンもコームも無いダウンスタイルというのは、単なるざんばら髪のような印象で、ちょっと残念である。3人ともそうだが、ああいうものなんだろうか?

 ついでにもう一言。オ・ナラさん扮するICUの主席看護師さん、あんなに活躍しているのに、名前がないのはとても不便である。

 

 ヨジン、初陣に勝利する

 亡きソンフンの父であるチェ会長の挑戦を受け、ヨジンはハンシンの戦略チームを率いてテジョンと全面対決することに。第18話のほとんどが「ヨジンとドジュンの器量と格の差を見せつける」シーンの連続だ。

 企業買収という形で始まった、ハンシン対テジョンの全面対決は、チェ会長が逃走したドジュンの追跡に気を取られたこともあって、テジョン側が多額の資金を失い、ハンシンの勝利に終わる。またヨジンはこの取引の陣頭指揮で、非凡な才能を見せつけて、戦略チームの信頼を獲得する。

 テヒョンのドジュン逃走計画が失敗した原因の一つは、ヨジンだった。

当然夫が兄の救出を計画すると予測した彼女は、ミン室長がテジョン側と通じているのを利用して、チェ会長にドジュン逃亡の情報を流し、彼に息子の復讐を果たさせることで、兄の排除に成功する。

さすがヨジン、やることがえげつない。

 

 執事さん、分かってないな~

 「会長は戦争の真っただ中ですよ」とテヒョンをたしなめる女性執事。お気持ちはわかりますが、あなたは外科医というものが分かっていないようです。

医師、とりわけ外科医系医師の現場というのは、戦場そのものなのです。ヨンパリことキム・テヒョンの境遇では、人生そのものが戦争なんですよ。

 

 別れは避けられなかった

 帰路の車中でミン室長にクギを刺しながら「私はハンシンを守り、夫を裏切っただけのことよ」と言いますが、夫の反応を思えば穏やかではいられない。勝利の喜びも帳消し、といったふうで…

 互いに想い合いながらも、平行線をたどるしかないテヒョンとヨジンは、結局別れることに。テヒョンの母の死のいきさつも、ヨジンの心境に大した影響は与えなかったようだ。まぁ、ワニだからね。

 ヨジンに「テヒョンを守るように」と命じられたサンチョルは、テヒョンに「兄さんのせいでクビになった」と彼という名目で、行動を共にすることに。3代目のヨンパリの相方は彼?

主人公と恋人の別れは切ない気持になって当然のはずが、14話のドジュンとチェヨンの時ほど切ない気持にならないのはどうしてだろう?

2015-09-27 15:12:35.0 ヨンパリ・今週のハン・ドジュン前会長 第8週

 ドジュンの手術は当然テヒョンがするはず、と思っていたが、考えてみたら前回のラストでドジュンは頭から血を流していた。だから当然、執刀医は脳外科医。いくらヨンパリでも、頭のオペは無理だよね。

 挿菅され手術を受けるチョ・ヒョンジェ氏をカッコいいと思うかどうかは、まぁ、人それぞれ。ということで・・・

お茶目なプリント柄の寝巻き姿(?)のドジュンを見たかったが、12階の王女様部屋に収容されたドジュンは、VIP用の紺のガウン姿で、私の期待は裏切られた。頭の白いネット包帯は、かなり痛々しいが、同時にこの包帯のおかげで額のシワが隠され、顔が若干若返って見える。

 

 第18話のほとんどが「ヨジンとドジュンの器量と格の差を見せつける」シーンの連続だったように思う。

 せっかく12階から脱出できたドジュンだが、テジョン側が自分を血眼になって捜していると聞くや、彼らと取引しようと味方のテヒョン達に抵抗し、車から降りたところで追手の車にはねられ、刺殺される。

 

 あら~自分で自分の救出計画を台無しにしちゃって…

もっとゆっくり寝てればいいのに目覚めちゃって、チェヨンと国外逃亡なんて冗談じゃない、と思ったドジュンは車内で大暴れ。つい最近頭の手術をしたばかりの重傷患者のはずが、やけに好戦的だ。

見ていて「そんなに興奮して暴れたら、頭の傷が開くぞ、大人しくしてろ!」と心配になった。

ここでも頭の包帯のおかげで、額のシワが隠れた形のドジュンの顔は、無防備であどけない感じが強調されている。号泣するチェヨンの腕の中の、彼の死に顔は、ちょっと切ない。

 チェ会長が送った追手が、ドジュンの腹部に3発、とどめに頭に1発撃ち込んでくれていたら、話はもっと簡単だったのだが、彼らの凶器はナイフだった。

それで「刺傷だし、救急車とヨンパリがそろっているし、ひょっとしてドジュンは助かるのでは?」という憶測が、チョ・ヒョンジェ氏のファンの間で飛び交っているようだ。

 私は…残念だがドジュンは、やはり死んでしまったと思っている。

第一に、ヨジンにとってのキム・ヨンミのような、身代りになる死者がいない。

第二に、車内でテヒョンに「ハン・ドジュン!」と呼ばれた彼は、「何だと?ああ、いかにも俺はハン・ドジュンだ」と怒鳴っている。ハン・ドジュンではない別人として静かに生きる、という未来を、彼はありえない選択肢だと思うのではないか。

それでもチェヨンに彼を説得する時間的余裕があればよかったのだが、そうはいかなかった。今後、一命を取り留めた後で考えを変える可能性はあるが、ドラマの尺は敵役にそれを許してくれそうにない気がする。

 チェヨンの方も、たとえ今度こそ夫とやり直したいと思っても、彼が襲われる現場を二度も-しかも二度目はかなり愚かで破滅的行為だ-見たら、心が折れるのではないだろうか。

遺影を胸に荼毘に付される夫を見守るチェヨンの姿には、むしろこれからは「誰かの妻」ではなく、一人の人間として生きていく決意が見えるのだが、どうだろう?

 私だってファンだから、本当は二人なりのハッピーエンドが用意されていてほしい。されていてほしいが、それでは出来過ぎのような気がしている。

 

 ところで、さっきKNTVのヨンパリのコーナーを見たら、コメントの投稿者のほぼ全部が、チョ・ヒョンジェ氏のファンだったので、大爆笑してしまった。