裄は短しタスキは長し

数種類のテーマを軸にその時の気分で書きます

2017-05-08 20:47:47.0 こんな逆転劇もありなのね

 ローマ帝国の衰亡の読み過ぎはとても消耗したし、陽気も良くなって出掛けるのが億劫でなくなったため、久しぶりに図書館に出掛けて書架の間を散策した。

 「熊と踊れ」は下巻しかなかったので、当初の予定通りピエール・ルメートル「悲しみのイレーヌ」を借りた。残虐なシーンとは、あまりお近づきになりたくないはずだが、どういうわけか2年前にピエール・ルメートルが来日した時のインタビュー記事をスクラップしてあった。気にかかっていた証拠だ。

 「読者の確信が揺らぐようなショックを与えたい。波もなくて、読み終えてスムーズにベッドに入ることができる小説が、出来がいいと言えますか?」

  ルメートル氏はこんなことをおっしゃっていたので、そうか、そうですか、では揺るがしていただきましょう、と読み始めたのだが、中盤を過ぎてもちっとも揺らぐ気配がない。どうなるんだ?と思いながら読んでいたら、なるほど大きく揺さぶりをかけられ「え!こういうこと?」と驚愕した。

 

 ただし意外なことが一つ。GW中の昼間に読んでいたので、就寝には全く影響を及ぼさなかった。