
6月5日の読売新聞の雑誌「潮」7月号の広告を見て、ふと思ったことがある。
本号のメインの寄稿がどうもおかしい。
「いま政治がなすべきこと・日本政治は透明性を取り戻すべき」というタイトルで東京大学先端科学技術研究センターの牧原出教授が寄稿なさっているのだが、このタイトル、かなり奇怪である。
「いま政治がなすべきこと」まではいい。問題はそのあとだ。
日本政治とはなんだ?日本の政治家とか、日本政府、日本の政界ならわかるけど、私には日本政治の示すものが何なのか皆目見当がつかない。
透明性を取り戻す。まるで日本の政界にはかつて透明性があって、それを「取り戻せ」とおっしゃっているように聞こえるが、そんなものいつ、どこにあったというのだろう。
そもそも政治は透明が理想的なのか?
もちろん透明度ゼロで、何事もすべては闇の中、は困る。かといって全て透明にしたら国家機密はどうなるのだ?
一応、私にも意見はあるが、そろそろヤフオクの取引に対処しなければいけないので、この辺で。