裄は短しタスキは長し

数種類のテーマを軸にその時の気分で書きます

2020/07/08 06:04 「メゾン・ド・ポリス 退職刑事のシェアハウス」加藤実秋

 「ひよっこ」こと新任刑事の牧野ひよりと、退職警察官専門のシェアハウス「メゾン・ド・ポリス」の住人が事件解決に奮闘するシリーズの第一弾。昨年1月、TBS系でドラマ化された高畑充希主演「メゾン・ド・ポリス」の原作である。これが何というか・・・こういうのは初体験だった。

 小説をドラマ化するとき、145分に収めるためとか、台詞で説明しきれない人間関係と登場人物を整理する必要があるとか、大抵の場合中身を削る作業が欠かせない。逆にドラマのノベライズ化は、台本を文章にする時に必ず何らかのボリュームアップが必要となる。

 勿論、ドラマ化にあたって原作にはないキャラクターを新たに加えることはよくあるが、全体としては圧縮する作業が主体だと思う。ところがこの「メゾン・ド・ポリス 退職刑事のシェアハウス」、原作よりもドラマの方がボリュームアップしているような印象を受ける。少なくとも削ったエピソードとドラマ化のために追加したエピソード、プラスマイナスゼロに近いと思う。ドラマ化向きの小説、あるいは最初からドラマ化を意識して(あるいは期待、または内定状態?)書かれている小説なのか?という印象を持った。