裄は短しタスキは長し

数種類のテーマを軸にその時の気分で書きます

2020/08/28 06:05 「秘密の森」Season2 第二話 2020.8.17

 シモクは大学生の溺死事故について捜査を続けていた。

 学生たちが海に向かった時間が聞き込みで判明していて、動画の投稿日時と比較すると立ち入り禁止区域に侵入したのは明らかカップルの方が先だ。聞き込みに当たった警察官は間違いなくその件は上にあげたという。にもかかわらず不起訴?

 ところでドラマのなかではどうやら警察と検察は長いこと反目しあっているらしい。

で、司法制度改革の一環なのだと思うが、検察と警察による特別混成チーム検警協議会が発足することになったらしいのだが、お互い自分たちが主導権を握ろうと脚の引っ張り合いが既に始まっているらしい。

 検察は警察庁に捜査のメスを入れ、上層部に事情聴取を始めた。上司である情報部長チェ・ビッの許へ駆けつけたヨジンは、チェ・ビッが近々発足する検警協議会のメンバーになったこと、ヨジンを含め彼女の直属の部下3人の中から一人メンバーが選ばれる予定であること、そして「検察側の三人のうち一人は若手の検事を起用するらしい」旨を聞かされる。

 検察をけん制するためチェ・ビッは、溺死した大学生の父親の許を尋ね、今回の事故について再審請求を勧める。

 検察は事態の収拾に乗り出すが、シモクが事件の捜査を継続しているしていることを知ったカン検事長は、彼に事件から手を引かせるために手を回した。その結果、シモクの当初の異動は沙汰止みとなり、突然ソウルの最高検察庁への異動を命じられる。新しい上司となるウ・テハに会いに行ったシモクは、ウ・テハが自分の同僚のキム・サヒュン部長と共に検警協議会の検察側のメンバーになったこと、残る一人はシモクに決定したことを聞かされる。

 シモクの着任初日。ソ・ドジェがウ・テハを尋ねてきていた。彼は警察のスキャンダルになりそうな事案を持ち込むことで最高検察庁に引っ張ってもらおうと自分を売り込みに来たらしいのだが、退室したところでシモクと再会する。

 ヨジンもその日のミーティングでチェ・ビッから捜査局長や彼女と共に協議会への参加を指示される。ヨジンにとっては、先輩格の同僚たちを差し置いての大抜擢だった。さらにチェ・ビッはヨジンに、4人目のメンバーとしてノンキャリで30代の適任と思われる所轄署勤務の警察官を一人、推薦してほしいと依頼する。

 シモクとヨジンは再会を喜び旧交を温めるはずだったが、ヨジンはシモクから「検警協議会のメンバーに選ばれた」と聞かされ驚く。運ばれてきた料理に手を付けようとした矢先、シモクはウ・テハから「キム部長に引き合わせるので今から来い」と電話で呼び出される。

 料亭にやってきたシモクが部屋に入ろうとすると、そこにいたのはドジェだった。

ウ・テハはドジェが持ち込んだファイルをシモクに渡し「この件は君たち二人でやってもらう」と指示する。

 

 大学生の事故とドジェが持ち込んだ警察官の自殺(内部調査を隠蔽しようとした同僚による殺人の疑いあり)は、目下のところ、協議会での警察と検察は主導権争いの前哨戦の道具になってしまっている、ということらしい。

 検察側に不利な行動をとるシモクを、最高検察庁に送り込み動きを封じる。カン検事長、シモクの扱い方を心得ているところはさすがである。

 このドラマのお約束というか、相変わらずシモクは料理を前にすると何かと邪魔が入って、小腹を満たすことができない。サービスエリアではファーストフードを食べ損ね、ヨジンとの再会もお流れになった。ラストでは料亭に呼び出されたシモクだが、ひょっとしてあそこでもご馳走を食べ損ねてしまうのだろうか。

2020/08/25 05:54 「秘密の森」Season2 第一話 2020.8.16

 松下洸平さんはコロナ禍で家にいる間、韓国ドラマ「梨泰院クラス」にハマっていたという。韓国では「愛の不時着」と並び社会現象になるほどのヒットだったそうで、Dramago.comで視聴可能なのを確認し「ヒマができたらいつか見よう」と思っていたら、先日わりとこまめにチェックしているホリエモンチャンネルで、堀江貴文さんが韓国ドラマ「梨泰院クラス」が面白いと話していた。ただ、堀江さんの説明では、本筋はフードビジネスの世界のサクセスストーリーなんだそうだが、お約束の「出る杭を打とうとする巨大企業の壮絶な嫌がらせ、復讐劇、相手役の二人の女性の間で心が揺れる主人公」にも言及していて、敢えて見ようという気が失せてしまった。

 今のところ「梨泰院クラス」の優先順位は「日本で放映されることになったらチェックしよう」のレベルだが、実はぶっちゃけ「梨泰院クラス」はどうでもいい。

 で、本題に入るが、これまた定期的にチェックしている韓国芸能ニュースを紹介するサイトで、「秘密の森」Season2が始まっていたことを思い出し、Dramago.comを確認したら・・・

あった、「Secret Forest2」。やったね、である。

 こちらの優先順位は「何としても時間をやりくりし、本国のオンエアと同時並みに見よう」である。なお、この番組も「梨泰院クラス」同様ネットフリックスが同時配信しているとのこと。前者を見てもいないのにこういう評価を下すのは不当だとはわかっているが、めんどくさい恋バナとベタな復讐劇を排除している分、後者の方が上だと私は思っている。

 

 20193月。

 ファン・シモク検事は送別会に出席するため海沿いの道を車で走っていたが、濃霧のため到着が遅れていた。

しかも自分が通過している時間と前後して、酔った大学生が立ち入り禁止の表示を超えて海に入り溺死する事故に遭遇してしまう。現場に駆け付けたシモクが違和感を感じていたその瞬間、ソウルのハン・ヨジン警部(警部だと思う。昇進し、国家警察みたいな機関に栄転したようだ。)は自宅でその事故のニュースで見ながらSNSを眺めていたところ、自分がフォローしていた投稿者が事故現場付近で撮影していた画像をアップしていた。翌日その画像が削除されていることを不審に思ったヨジンはシモクに電話し、事件性を感じた二人は事故の背景について調べ始める。

 真相は画像の投稿者が恋人と、海岸で立ち入り禁止区域を表示したロープをライターの火で切断して海岸ではしゃぎまわっていたところ、酒に酔った大学生たちが同じ地点から侵入し、海に入って溺死した、ということらしいのだが、投稿者(男)はどうやらお金持ちらしく、水難事故で生き残った青年に口止めを強要する。

 水難事故は事件性なしとして捜査は早々に打ち切られ、不審に思ったシモクがこの案件の文書を確認すると捜査打ち切りの書類の決裁欄にはかつての上司カン検事長のサインがあった。で、次回へ続く。

 

 空気を読むとか忖度が全くできないところがチャームポイント(?)のファン・シモク検事は、今回も冒頭から自身の送別会を欠席し、上司から怒鳴られている。ハン・ヨジンも負けずに、栄転した職場で大事なミーティングに遅刻し、こっちも上司のチェ・ビッに白い目で見られていて、思わず笑ってしまった。

 さて、今回の事故の捜査を早々と打ち切ったのは、ラストでかつて共にハンジョ・グループの贈賄を暴いた上司であるカン検事長。彼は今度は敵に回ってしまうのか?シモクは近々異動するようだけど、再びソウルへ戻るのか?予告編では、あの賄賂大好きな、ソ・ドンジェ検事とも再会するらしいが、どんな展開になるんだろう?

2020/08/21 06:06 「オリジン」ダン・ブラウン

バチカンとローマ、 

ルーブル美術館とパリ、 

シニョーリア広場とフィレンツェ、アヤ・ソフィアとイスタンブール。 

 ヨーロッパ各国の観光に貢献したであろうダン・ブラウンの、ロバート・ラングドンシリーズ第5弾「オリジン」のカバーの見返しを読んだ第一印象は 

「映画化されたらスペイン観光局は大喜びだろうな」。 

 どうでもいいことだが、これだから私は嫌われる。 

 かつての教え子エドモンド・カーシュに招かれてビルバオのグッゲンハイム美術館にやってきたラングドン。彼のプレゼンテーションのテーマは「我々はどこから来たのか、そしてどこへ行くのか」。宗教界から猛烈な反発を受けること必至の衝撃的な映像が発表されるという前評判だったが、あろうことかプレゼンテーションの真っ最中にカーシュ本人が狙撃され命を落としてしまう。 

 直前に狙撃の情報をつかんだため彼に警告しようとしたラングドンは、逆にその行動を当局に疑われてしまい、美術館の館長でスペイン国王太子の婚約者であるアンブラ・ビダルと共に、カーシュのプレゼンテーションを世界に公表するため、暗殺者とスペインの警察、そして近衛部隊という3種類の追手をかわしながら、パスワードを求めてビルバオのグッゲンハイム美術館からバルセロナのサグラダファミリア教会まで飛び回る。 

 インターネットの発達で、ラングドンシリーズに盛り込まれるようなトリビアは、必死で文献を探さなくとも、検索で簡単に必要な情報が手に入る。そのせいか「ダ・ヴィンチ・コード」のキーワードなんて今になって思えば-いや、刊行当時でもかなり-安直だな、と思ったが、シリーズも進むとさすがに到達までのプロセスがより難解になってきた。 

 逃げるラングドンの道連れは、決まって女性で才色兼備だ。今回もその点は今までの作品と変わらないが、今回はさらに、ウィンストンというAIが強力な助っ人として登場する。 

 今さらながら気づいたことが一つ。 

 ロバート・ラングドンはハーバード大学の教授なので、当然ハーバードは母校だと思い込んでいたが、彼の母校はプリンストン大学と判明。勘違いしていたことが分かった。

 

2020/08/17 05:56 「アシガールSP」(その3)2020.07.23 NHK総合

「てか、何なんすか?この女!」「あ、・・・すまん。」 

 祝言を目前に、忠清は自分の境遇を嘆く信茂をなだめていた。「ただ一人全てを背負って・・・」と男泣きする信茂に「わしは一人ではない」と呟く忠清。

 席に着き盃事というところで、同席していた宗熊が「その前にこの地のならわしにて、福を招く月光舞をご披露致したく」と言い出し、白拍子姿のあやめが祝いの口上を述べ、巫女姿の一座の者と共に舞い始める。

 「わらわは月の姫なるぞ。今宵月より舞い降りて愛しき夫を迎えに参った」

巫女たちの間から白拍子姿の唯が現れた。唯の思惑を察した信茂や、最初から計画に協力してくれた宗熊が巫女に交じって踊る一群にまぎれ、唯は忠清を連れ広間を抜け出す。

 喜んだ忠清だが、自分はここを去るわけにはいかないので唯に一人で逃げるよう告げる。「逃げるんじゃない、消えるんです」唯は尊が新しい二人用のタイムマシンを作ってくれたこと、羽木の皆に励まされ送り出してもらったこと。そして「眼の前で、思い切り派手に消えてしまえば、相賀も追い続けることはできない」と逃走計画を話す。

 追手が迫り逃げ回ったものの、相賀勢に囲まれてしまった二人。忠清は相賀に刀を突きつけられた唯に「逃げよ」と言うが、唯は「離れるくらいなら私・・・・若君の手で切って!」と言い放つ。

 皆が絶句する中、朝から何も食べていない唯の腹の音が鳴り響いた。意表を突かれた忠清は「お前はまこと面白い」と笑いだす。唯と消える決心をした忠清は、唯を連れて物見の櫓へ登った。見上げる相賀に「妻が迎えに参ったゆえ、忠清、月に戻らねばならぬ。ご容赦下され」と忠清。抱き上げた唯が起動スイッチを抜くと、二人の姿は跡形もなく消えた。「消えた・・・」怯える家臣たち。「まこと、月に?」相賀は立ち尽くした。 

 

「尊、唯に会わせてくれたこと、心より礼を申す。」

 唯が忠清と共に平成に戻ってきた。再会を喜ぶ速川親子と忠清。「あちらでは夫婦かもしれないけど、ここでは高校生だから」部屋は別々、会うのは午後八時までと言われ、唯はすねるが、忠清はあっさりと了承する。 

 制服デートや壁ドンを楽しむ唯だったが、覚が次は自分が忠高に挨拶しに行きたい、美智子がその次は吉野様に来ていただきたいと無邪気に盛り上がる中、尊が深刻な顔で両親の話を遮った

「タイムマシンは二人用の便利な乗り物じゃない、これ以上自由に時空を行き来することは出来ない。次に移動したら間違いなく時空に亀裂が入る」

それは平成と戦国のどちらで生きるか選ばなければならないことを意味した。もう離れ離れは嫌だと思う唯は、不安を隠せない。

 下校途中に公園の石垣の前にたたずむ忠清を見つけた唯に「己の墓を見てまいった」と報告する忠清。唯の不安を知る忠清は「わしはどこへも行かぬ」と約束する。唯は忠清の背中に向かって「次の満月の夜に、戦国へ戻りましょう」と提案する。もはや城もない、そんな所へ唯を連れて行けないと忠清は反対するが、羽木の皆を幸せにすることが若君の役目なら、若君の幸せもまたあそこにある、と唯。

「父上母上、改めてお願い致す。唯を伴い永禄に戻りたい。かの世で何が起きるか、それは分からぬ。だが、この忠清、何があろうと唯を守り、二人で命を全う致す。どうか、どうか唯を妻にすることお許し下され。」

帰宅した忠清と唯は、覚と美智子に許しを請い、承諾を得る。

 次の満月はクリスマスイブの前日。早めにクリスマスを祝った後、二人は旅立つことになった。

「なんか緊張感がないんだよな」と覚。「何度もこんなことやってきたじゃない」と美智子。「だから、これからもきっとある」と尊。

 姿が薄れていく間、両親に感謝の言葉を伝えると、最後に唯は尊に言った。

「新しいタイムマシンは次のクリスマスまでににお願いね。次こそは若君とクリスマスデートを・・・」

「ぜんぜんわかってない!」

尊は叫んだ。(了)

2020/08/13 06:10 「アシガールSP」(その2)2020.07.23 NHK総合

「たわけ、それが今生の別れの言葉か」

 何とかして小垣城に入りたい唯は、宗熊の使者として小垣城へ向かう。「若君様!」忠清は駆け寄る唯を抱きとめる。

 唯が宗熊から託されたのは、「今までよう城を守られた」というねぎらいの言葉と降伏勧告だった。

 忠高はじめ羽木家の者が無事黒羽城から脱出できたことを聞いた忠清は、これ以上城を守る意味はないと判断、城の明け渡しに応じることを決意する。

 唯は忠清に、本来黒羽城で今日執り行うはずだった祝言をここで上げたいと願いでる。最初は「先の分からぬ身でお前を妻にすることなどできぬ」と拒んだ忠清だったが、木村にも「四の五の言わず、一生分抱いてお上げなされ」と促され、唯と祝言を上げる。

 明け方近くに目覚めた唯は、忠清にタイムマシンで平成に逃げてほしいと頼むが、全ての責めを負い死ぬつもりの忠清は聞き入れない。唯もまた、どうしても若君を守りたいと逃げることを拒む。忠清はついに「お前が先の世で生きるというなら、わしも生きよう」と約束し、平成へ戻る唯を見送る。

 

「若君の嘘つき、私の大たわけ」

 ひっそりと立つ小さな塔頭の前で、唯は言葉を失った。

 郷土史に詳しい木村教諭の話では、羽木家の惣領九八郎忠清は城を明け渡したのち、一人ですべての責めを負い自刃して果てた。その塔頭はごく最近忠清のものだと判明した彼の墓だと聞かされ、墓石にすがり唯は泣いた。

 5か月が過ぎても立ち直る気配のない唯を家族は心配する。タイムマシンの改良と宇宙線の圧縮には膨大な時間がかかるというのに、覚と美智子は尊に「二人乗り、到着日時は満月の一日前に、時空への影響は最小限に、かつ省エネ設計」と無茶な要求を突きつける。

 失意のどん底にあった唯だが、二人が別れたのは小垣城だったのに、木村教諭に見せられた古文書には忠清はは黒羽城で自刃したとあり、期日も別れの日から半年後だということに気付く。

「別れた後、若君の身に何かあったに違いない。若君を助けるチャンスはまだある!」

 再び戦国時代に戻ると決めた唯は尊にタイムマシンの新調を催促するが、尊は「ムリだ」と悲観的。だが「アンタはここで、未来で命はって仕事しろ」と食い下がる唯の無茶な発言で、尊は両親の要望と送付する今現在の日時を書いた紙を用意し、それを自分で保管することで、未来の自分にバージョンアップしたタイムマシンを開発してもらい、起動スイッチを現在に送ってもらうことを思いつく。

 果たして未来の尊から新型起動スイッチが送られてきた。唯は新しい起動スイッチを使い、戦国時代に戻る。

 

「心得違いも甚だしい、恥を知りなされ!」

 義父となった忠高に挨拶をした唯だが、自分が去った後の忠清の境遇は予想外の辛いものだった。

 唯との約束を守るため、相賀に膝を屈し命乞いをした忠清は、羽木家に害が及ばぬよう事実上の人質として、戦に明け暮れるという屈辱に耐えていた。今では高山も相賀の家来だ、と成之。

「ただ、若君様が生きてさえいてくれたらと」という唯に、吉野は、「惣領のお命とは、ただ生きながらえることではない。その誇りも名も含め、すべてが総領のお命。」と、考えの甘い唯を厳しく叱責する。

 己の無力さに悩む唯だったが、羽木の女たちは意外に元気だった。「思いわずろうても何も始まらぬ。。皆の思いは一つ、羽木を散り散りにしてはならぬと」と久。

 忠高の母の実家、六郷の三ツ木家から羽木の窮状を助けたいと知らせがあり、忠高は六郷へ移ることを提案する。一族郎党のために屈辱に耐える若君を残してはいけないと反対意見で重臣たちが揉める中、唯は「若君を連れ戻します」と宣言する。周囲が呆れる中、「相賀は忠清を気に入ったため、娘婿にすることにした。今日がその祝言の日だ」という知らせが成之からもたらされる。皆に動揺が広がる中、唯は「若君が私たちを裏切るはずがない」と言い切り、皆の励ましに押され忠清奪還のため黒羽城へと走り出す。

「これより六郷を目指す。我らは我らを生きる」忠高は皆を連れ、六郷へ向かうことに。