裄は短しタスキは長し

数種類のテーマを軸にその時の気分で書きます

2020/09/05 06:21 「秘密の森」Season2 第四話 2020.8.24

 検警協議会、第一回。

 真っ先に部屋に到着したのはシモクだった。続いて警察庁情報部長のチェ・ビッとヨジン、チャン・ゴン。最後にウ・テハ、キム・サヒョン、シン・ジェヨン。

 会議はまず令状請求権をめぐって激しい応酬が交わされた。関連する法律の制定の歴史的経緯にまで話が及んだところで、「最近の話をしても?」と前置きしてチャン・ゴンが話し始めた。

 チャン・ゴンは数日前、不動産詐欺の容疑者の身柄を確保するために深夜の街を駆けずり回った挙句、管轄のソウル検察局西部支部から逮捕令状が得られなかったため、結局は容疑者を釈放せざるを得なかった事例を披露した。「何も変わっていない。いつまで待てばいいと?」詰め寄る警察側に対し検察側は釈明するが、結局会合は物別れに終わってしまう。

 一方ハンジョグループ会長イ・ヨンジェは、ソンムン日報による敵対買収を阻止するため必死だった。ソンムンはこの買収に充分な資金力があるとは思えない。一体後ろ盾は誰なのか?重役たちが訝る中、ヨンジェは「名誉会長である父、イ・ユンボム」と名前を口にする。父と娘は2年前のあの事件以来絶縁状態で、イ・ユンボムは今も娘を許していなかった。

 食事をしながらそれぞれ今日の反省会をする検察チームと警察チーム。シモクとチェ・ビッにそれぞれ電話で連絡が入る。

 あくる日イ・ヨンジェはシモクを車で拾い、車中で話をした。シモクの協力は得られないと悟ったヨンジェは、ソ・ドジェを呼び出し、イ・ユンボムに会ってくるよう依頼する。

 一方、チェ・ビッは昨夜、検察が警察の不祥事を探っているらしい旨、報告を受けていた。彼女は早速その件をヨジンに話し、彼女はシモクと再会した時の会話の内容から、検察が調べているのは警察官の自殺の件だと見当をつける。現場に向かい署員に聞き込みを行ったヨジンは、死因は自殺ではなく他殺だったと判断、チェ・ビッに報告する。

 

 くどいようだが、なぜ検事さんたちはコートを脱がないのだろう?

「現場の捜査員の参加」というチェ・ビッの作戦は見事的中した模様。

 顔合わせに続き、反省会でもノリの悪いシモク。「酒も煙草もやらず、スポーツにも関心がない。一体何が楽しみだ?」と理解できない様子のキム部長。ところでこの方、よく見たらキム・ヨンジェだった。いやいや、キムン国のスニムン王(帝王の娘、スベクヒャン)とこんなところで再会しようとは!若干顔が丸く(?)なっていてすぐには分からなかった。

 さて、チャン・ゴンの発言でポイントを稼いだかに見えた警察チームだが、警官同士の殺人という異例の事態に頭を抱えるチェ・ビッはこの事態をどう乗り切るのだろう?

2020/09/01 06:14 「秘密の森」Season2 第三話 2020.8.23

 やって来たキム・サヒュン部長と入れ違いに、ドジェは去った。

 一方ヨジンは、差し入れを持って古巣に来ていた。彼女はチャン・ゴンに協議会のメンバーになってくれるよう依頼するが、チャン・ゴン自身もチーム長以下メンバー全員が、人手不足を理由に難色を示す。出動要請をきっかけにヨジンは帰ったが、現場に向かう車の中でチーム長は、チャン・ゴンのキャリアアップのため、普段弱音を吐かない彼女が、わざわざ頼みに来るというのはよほどのことだ、というヨジンへの心遣い、そして現場の声を協議会で発信してもらうため、チャン・ゴンに協議会への参加を勧める。

 ウ・テハはシモクに「ドジェを上手く使って、だが暴走しないようお前が監視しろ」と指示していた。上司との会食をさっさと引き上げ、シモクはドジェが持ち込んできた警官の自殺を調べ始める。

 内部調査のため異動してきた(と思われる)若い巡査が、署内で自殺した。その巡査はうつ病の既往があったため、事件性はなしとされたが、署内で繁華街で営業する店舗と署員の不正な金銭の授受が問題となっていたこともあって、ドジェは自殺は不正を隠蔽する署員による他殺の疑いがある、と案件を持ち込んだのだった。

 現場に足を運び、一人で実況見分をしたシモク。実は自殺した署員の爪の間にあった皮膚片が検死で採取されていた。シモクは署員の死因は自殺ではなく、他殺の疑いを強める。

 制服姿で登庁したチャン・ゴンを歓迎するヨジン。事前ミーティングの雰囲気に緊張するチャン・ゴンだったが、メンバーに入れず、サポートにまわったヨジンの同僚の雑談を偶然耳し、ヨジンの立場の難しさを痛感する。

 一回目の協議会の会合。警察側代表4人、検察側代表3人がいよいよ顔を合わせる。

 

 宴席のシーンはウケた。

 何を食べているのか詳細は不明だが、ポン酢にワサビってどうよ?シモクは「長居する気はありません」とばかりにコートを脱いでない。おまけに二人の部長が煙草を吸いに部屋を出た隙に、シモクは口に合わなかった半生のホルモン(だと思う)をポイっと鍋に戻す。しかも「先に帰っていいぞ」と言われたのをこれ幸いと、タバコを吸う上司を置いてさっさと帰ってしまう。

 ネクタイを外して首に巻き、シャワー室の蛇口に巻きつけてグッと引く…シモクの得意技(?)「ひとり現場検証」はさすが、の迫力だった。この先いくつ、こんなシーンが出てくるんだろう。

 時々、ふっと表情を曇らせるウ・テハ。ソ・ドジェやキム・サヒュンの軽率な言動だけが理由かと思いきや、あれ?と思うタイミングで考え込み、暗い表情を見せる。複雑なキャラクターである。キム・サヒュンとも、歳も近そうだが思ったほど意気投合していないのかもしれない。

 大学生の溺死事件の際に、被害者の友人への口止めを仕組んだオ弁護士は、カン・ヨンチョル検事長やハンジョのイ・ヨンジェ会長と相次いで会っている。ハンジョは現在、ソンムン日報からの乗っ取り攻勢を受けているらしい。ソンムン日報の社長はもともとヨンジェと結婚するはずだったが、破談になったという経緯があって、ハンジョへの執着には並々ならぬものがあるようだ。

 ところで。

 最近、DramaGoへの接続が異様に悪く、第五話、六話を視聴できず、次のネタを仕込めない。

 困った、どうしよう。

2020/08/28 06:05 「秘密の森」Season2 第二話 2020.8.17

 シモクは大学生の溺死事故について捜査を続けていた。

 学生たちが海に向かった時間が聞き込みで判明していて、動画の投稿日時と比較すると立ち入り禁止区域に侵入したのは明らかカップルの方が先だ。聞き込みに当たった警察官は間違いなくその件は上にあげたという。にもかかわらず不起訴?

 ところでドラマのなかではどうやら警察と検察は長いこと反目しあっているらしい。

で、司法制度改革の一環なのだと思うが、検察と警察による特別混成チーム検警協議会が発足することになったらしいのだが、お互い自分たちが主導権を握ろうと脚の引っ張り合いが既に始まっているらしい。

 検察は警察庁に捜査のメスを入れ、上層部に事情聴取を始めた。上司である情報部長チェ・ビッの許へ駆けつけたヨジンは、チェ・ビッが近々発足する検警協議会のメンバーになったこと、ヨジンを含め彼女の直属の部下3人の中から一人メンバーが選ばれる予定であること、そして「検察側の三人のうち一人は若手の検事を起用するらしい」旨を聞かされる。

 検察をけん制するためチェ・ビッは、溺死した大学生の父親の許を尋ね、今回の事故について再審請求を勧める。

 検察は事態の収拾に乗り出すが、シモクが事件の捜査を継続しているしていることを知ったカン検事長は、彼に事件から手を引かせるために手を回した。その結果、シモクの当初の異動は沙汰止みとなり、突然ソウルの最高検察庁への異動を命じられる。新しい上司となるウ・テハに会いに行ったシモクは、ウ・テハが自分の同僚のキム・サヒュン部長と共に検警協議会の検察側のメンバーになったこと、残る一人はシモクに決定したことを聞かされる。

 シモクの着任初日。ソ・ドジェがウ・テハを尋ねてきていた。彼は警察のスキャンダルになりそうな事案を持ち込むことで最高検察庁に引っ張ってもらおうと自分を売り込みに来たらしいのだが、退室したところでシモクと再会する。

 ヨジンもその日のミーティングでチェ・ビッから捜査局長や彼女と共に協議会への参加を指示される。ヨジンにとっては、先輩格の同僚たちを差し置いての大抜擢だった。さらにチェ・ビッはヨジンに、4人目のメンバーとしてノンキャリで30代の適任と思われる所轄署勤務の警察官を一人、推薦してほしいと依頼する。

 シモクとヨジンは再会を喜び旧交を温めるはずだったが、ヨジンはシモクから「検警協議会のメンバーに選ばれた」と聞かされ驚く。運ばれてきた料理に手を付けようとした矢先、シモクはウ・テハから「キム部長に引き合わせるので今から来い」と電話で呼び出される。

 料亭にやってきたシモクが部屋に入ろうとすると、そこにいたのはドジェだった。

ウ・テハはドジェが持ち込んだファイルをシモクに渡し「この件は君たち二人でやってもらう」と指示する。

 

 大学生の事故とドジェが持ち込んだ警察官の自殺(内部調査を隠蔽しようとした同僚による殺人の疑いあり)は、目下のところ、協議会での警察と検察は主導権争いの前哨戦の道具になってしまっている、ということらしい。

 検察側に不利な行動をとるシモクを、最高検察庁に送り込み動きを封じる。カン検事長、シモクの扱い方を心得ているところはさすがである。

 このドラマのお約束というか、相変わらずシモクは料理を前にすると何かと邪魔が入って、小腹を満たすことができない。サービスエリアではファーストフードを食べ損ね、ヨジンとの再会もお流れになった。ラストでは料亭に呼び出されたシモクだが、ひょっとしてあそこでもご馳走を食べ損ねてしまうのだろうか。

2020/08/25 05:54 「秘密の森」Season2 第一話 2020.8.16

 松下洸平さんはコロナ禍で家にいる間、韓国ドラマ「梨泰院クラス」にハマっていたという。韓国では「愛の不時着」と並び社会現象になるほどのヒットだったそうで、Dramago.comで視聴可能なのを確認し「ヒマができたらいつか見よう」と思っていたら、先日わりとこまめにチェックしているホリエモンチャンネルで、堀江貴文さんが韓国ドラマ「梨泰院クラス」が面白いと話していた。ただ、堀江さんの説明では、本筋はフードビジネスの世界のサクセスストーリーなんだそうだが、お約束の「出る杭を打とうとする巨大企業の壮絶な嫌がらせ、復讐劇、相手役の二人の女性の間で心が揺れる主人公」にも言及していて、敢えて見ようという気が失せてしまった。

 今のところ「梨泰院クラス」の優先順位は「日本で放映されることになったらチェックしよう」のレベルだが、実はぶっちゃけ「梨泰院クラス」はどうでもいい。

 で、本題に入るが、これまた定期的にチェックしている韓国芸能ニュースを紹介するサイトで、「秘密の森」Season2が始まっていたことを思い出し、Dramago.comを確認したら・・・

あった、「Secret Forest2」。やったね、である。

 こちらの優先順位は「何としても時間をやりくりし、本国のオンエアと同時並みに見よう」である。なお、この番組も「梨泰院クラス」同様ネットフリックスが同時配信しているとのこと。前者を見てもいないのにこういう評価を下すのは不当だとはわかっているが、めんどくさい恋バナとベタな復讐劇を排除している分、後者の方が上だと私は思っている。

 

 20193月。

 ファン・シモク検事は送別会に出席するため海沿いの道を車で走っていたが、濃霧のため到着が遅れていた。

しかも自分が通過している時間と前後して、酔った大学生が立ち入り禁止の表示を超えて海に入り溺死する事故に遭遇してしまう。現場に駆け付けたシモクが違和感を感じていたその瞬間、ソウルのハン・ヨジン警部(警部だと思う。昇進し、国家警察みたいな機関に栄転したようだ。)は自宅でその事故のニュースで見ながらSNSを眺めていたところ、自分がフォローしていた投稿者が事故現場付近で撮影していた画像をアップしていた。翌日その画像が削除されていることを不審に思ったヨジンはシモクに電話し、事件性を感じた二人は事故の背景について調べ始める。

 真相は画像の投稿者が恋人と、海岸で立ち入り禁止区域を表示したロープをライターの火で切断して海岸ではしゃぎまわっていたところ、酒に酔った大学生たちが同じ地点から侵入し、海に入って溺死した、ということらしいのだが、投稿者(男)はどうやらお金持ちらしく、水難事故で生き残った青年に口止めを強要する。

 水難事故は事件性なしとして捜査は早々に打ち切られ、不審に思ったシモクがこの案件の文書を確認すると捜査打ち切りの書類の決裁欄にはかつての上司カン検事長のサインがあった。で、次回へ続く。

 

 空気を読むとか忖度が全くできないところがチャームポイント(?)のファン・シモク検事は、今回も冒頭から自身の送別会を欠席し、上司から怒鳴られている。ハン・ヨジンも負けずに、栄転した職場で大事なミーティングに遅刻し、こっちも上司のチェ・ビッに白い目で見られていて、思わず笑ってしまった。

 さて、今回の事故の捜査を早々と打ち切ったのは、ラストでかつて共にハンジョ・グループの贈賄を暴いた上司であるカン検事長。彼は今度は敵に回ってしまうのか?シモクは近々異動するようだけど、再びソウルへ戻るのか?予告編では、あの賄賂大好きな、ソ・ドンジェ検事とも再会するらしいが、どんな展開になるんだろう?

2020/08/21 06:06 「オリジン」ダン・ブラウン

バチカンとローマ、 

ルーブル美術館とパリ、 

シニョーリア広場とフィレンツェ、アヤ・ソフィアとイスタンブール。 

 ヨーロッパ各国の観光に貢献したであろうダン・ブラウンの、ロバート・ラングドンシリーズ第5弾「オリジン」のカバーの見返しを読んだ第一印象は 

「映画化されたらスペイン観光局は大喜びだろうな」。 

 どうでもいいことだが、これだから私は嫌われる。 

 かつての教え子エドモンド・カーシュに招かれてビルバオのグッゲンハイム美術館にやってきたラングドン。彼のプレゼンテーションのテーマは「我々はどこから来たのか、そしてどこへ行くのか」。宗教界から猛烈な反発を受けること必至の衝撃的な映像が発表されるという前評判だったが、あろうことかプレゼンテーションの真っ最中にカーシュ本人が狙撃され命を落としてしまう。 

 直前に狙撃の情報をつかんだため彼に警告しようとしたラングドンは、逆にその行動を当局に疑われてしまい、美術館の館長でスペイン国王太子の婚約者であるアンブラ・ビダルと共に、カーシュのプレゼンテーションを世界に公表するため、暗殺者とスペインの警察、そして近衛部隊という3種類の追手をかわしながら、パスワードを求めてビルバオのグッゲンハイム美術館からバルセロナのサグラダファミリア教会まで飛び回る。 

 インターネットの発達で、ラングドンシリーズに盛り込まれるようなトリビアは、必死で文献を探さなくとも、検索で簡単に必要な情報が手に入る。そのせいか「ダ・ヴィンチ・コード」のキーワードなんて今になって思えば-いや、刊行当時でもかなり-安直だな、と思ったが、シリーズも進むとさすがに到達までのプロセスがより難解になってきた。 

 逃げるラングドンの道連れは、決まって女性で才色兼備だ。今回もその点は今までの作品と変わらないが、今回はさらに、ウィンストンというAIが強力な助っ人として登場する。 

 今さらながら気づいたことが一つ。 

 ロバート・ラングドンはハーバード大学の教授なので、当然ハーバードは母校だと思い込んでいたが、彼の母校はプリンストン大学と判明。勘違いしていたことが分かった。