裄は短しタスキは長し

数種類のテーマを軸にその時の気分で書きます

2020/03/19 19:46 3月18日 胸部X線、乳腺エコー

 

 

 担当医が変わることになった。そのためなのかどうか、今月は6日に採血、18日に胸部X線、乳腺エコーと立て続けに検査が行われ、5年目に突入するにあたって、次回は半年後、再び同じメニューで経過観察、ということになった。 

 会計で2390円を支払い、帰路に就いたところで、この日の読売新聞上越版の記事を思い出して寄り道することにしたが、駐車スペースが車でいっぱいで車が止められず、辺りを2周し、やっと店に入ることが出来た。  

 記事、というのは小竹製パンの名物、サンドパンの限定版で、今回は抹茶クリーム入りといちごクリーム入りを18日からひと月、期間限定で販売する、というもの。 

 限定版の2種類のサンドパンをそれぞれ一個づつ、正午間近だったので自分のお昼用のパンも購入。帰宅してから食べた。 

 それにしても南高田の小竹製パンの店内は、今まで店を紹介してもらったタウン誌やフリーペーパーが結構沢山置いてあるのがなんというか・・・うざったい。紙類に占拠されている売り場をもう少しパンで埋めてくれればいいのに、と感じてしまった。

 

2020/03/17 21:51 「去就」今野敏

 

 

  2016年刊行・・・思いのほかブランクが長かった。竜崎署長、ご無沙汰しております。 

 エンタテインメント性が高くて、しかもロジックがしっかりしているもの、そういう読みやすい作品を読みたい、そう思ったら今野敏「去就・隠蔽捜査6」しかないと思った。 

 今回の主軸はストーカー行為に端を発する誘拐・立てこもり事件だが、刑事課の戸高が「なんか違和感が」と言い出したところで、長年のファンなら誰もが思うように、私も「果断・隠蔽捜査2」がふと頭に浮かんだ。 

  そうしたら、案の定「確認が取れていない」と一人が声を上げたとたん、事件の全容が全く違った景色となって目の前に広がる。おぉ、やっぱりそうか! 

 

 シリーズもここまでくると、レギュラー陣も当初から役回りが微妙に変わっているのが「隠蔽捜査」シリーズの面白いところで、なかでも豹変ぶりが顕著なのが、第二方面本部の野間崎管理官だ。  

 監察官に竜崎のことをチクった小者ぶりとはうって変わって、かつての自分よりさらに俗物ぶりを発揮する弓削方面本部長をぴったりとマークする腰巾着ぶりを見せながらも、「いちいち本部長の判断を仰がなくても、君なら様々な措置を執れるだろう」と竜崎にけしかけられる(?)と、「やってみましょう、お任せください」と俄然やる気を見せる。すごい、あの野間崎が、やるときはやる男になろうとは。 

 本作で以前の野間崎のポジションを堅守(?)している弓削方面本部長だが、これがまたかつての野間崎のように特別監察で竜崎いじめを画策するのだが、見事失敗に終わる。あぁ、気持ちがいい。 

 竜崎家の主導権が、冴子夫人優位になっているところも小さくだが明らかな変化だ。 

 監察と異動の可能性があることを夫に告げられた冴子夫人は、まず「そんなことを考えてる暇があったら、もっと国のことを考えなさい」と一刀両断にしたのち、「でも、その弓削っていう方面本部長には腹が立つわね」とバッサリやる。それに竜崎が「いや、小者には腹も立たない」と応じる。 

 はみ出し者がルールは二の次に痛快にやってくれる、そういう爽快感はよくあるが、警察官僚が原理原則で規則を遵守しているのに、爽快感が残る。この珍しい感覚がたまらなく楽しい。 

 ところでタイトルの「去就」だが、竜崎が大森署を去る日が近いのか?と思っていたが、今回も栄転は見送られた。まずは一安心、である。

 

2020/03/13 20:10 トモダチ作戦(operation tomodachi) 

3/11読売新聞「震災9年」の連載コラムに震災発生時、「トモダチ作戦」の陣頭指揮に当たった元海軍将校のインタビューがあった。

↓詳細はこちら

https://www.yomiuri.co.jp/world/20200311-OYT1T50067/

 

このエピソードの凄いところは、正式な命令が下りる前の段階で、任務を遂行中の軍艦の艦長がが独断で司令官に行き先の変更を報告する、司令官も即答で同意した、と言うところにある。

軍の規律、というのはとても厳格だ。艦長のこのような行動は、下手をすれば軍法会議もの、なのだという。

 

実はこの艦長のお家は代々の軍人一家なのだそうで、この方のお爺さんは、占領下での日本で自分の人生と戦後の日本の行く末を変える「運命の出会い」があった、とのこと。

 

↓興味のある方はこちらへ

https://www.youtube.com/watch?v=X0U_LF7MSWY&list=PLRHWhPQg2Mo4LvboJqcCW7hqNo_7Us6O9&index=2&t=0s

2020/03/07 21:52 「ハムラアキラ」最終回

「ハムラアキラ」最終話「悪いうさぎZ」を、先ほど見終わった。

 

-およそお茶の間向きでない、ビターでダークな若竹七海の原作をよくぞここまで美しく映像化したものだ。

(3/6読売新聞、試写室(TV欄番組紹介コラム)-

 

 さっき「「殺人鬼がもう一人」をアップしたばかりで、もう少し間を置きたかったが、3/11水曜日(火曜深夜)の再放送を是非ご覧になっていただきたいので、急いでこの文章を書いている。

原作発表時、葉村晶はまだ白熊探偵社ではなく、某調査会社と契約しているフリーの調査員だった。そして原作のラストは、ドラマのそれのようにカッコよくはない。

 今回思い出したことが一つ。前回「錆びた滑車」の火事で葉村は大事にしていたウサギの常夜灯を失ったが、あれは監禁のトラウマに苦しむ彼女にミチルが置いて行ってくれたプレゼントだった。 

 というわけで、急いで火曜深夜の録画予約、お願い致します。また、NHKオンデマンドの御契約者の方がいたら、第1話からの御視聴をお勧めいたします。

 

↓番組HPはこちら

https://www.nhk.or.jp/drama/drama10/hamuraakira/index.html

 

 

2020/03/07 21:29 「殺人鬼がもう一人」若竹七海

 NHKドラマ10「ハムラアキラ」を受けて、3/1の読売新聞では、若竹七海「依頼人は死んだ」、3/6TV欄の試写室(番組紹介コラム)でドラマの紹介をしていた。どちらも高評価なのだが、前者はドラマは残すところあと一回、後者は最終回当日。「同じスタッフでの続編を熱望する?」何よそれ、遅い、遅すぎる。 

 前回「錆びた滑車」を探しながらハードカバーのわ行の書架で見つけた「殺人鬼がもう一人」だが・・・いやいやいやこれがどうして。なかなか重量級だった。 

 前出の「試写室」では「およそお茶の間向きでない、ビターでダークな若竹七海の原作をよくぞここまで美しく映像化したものだ。」という高評価だったが。その第一話「トラブルメーカー」では度々「家族と書いて理不尽と読む」というハムラ自身のモノローグがナレーションで入る。 

 「殺人鬼がもう一人」の舞台は辛夷ヶ丘という東京都のはずれの昔々のベッドタウン。ここで起きる六つの事件が収められた短編集なのだが、すべての事件の根本に夫婦、家族、身内、一族などの血縁のしがらみが刻まれている。血縁関係があるのになぜこれほど残忍なのか、いや血縁関係故に残忍さが増すのか。読み手は人間観が問われるかも知れない。

 

 ところで辛夷(こぶし)について。辛夷は木蓮の一種で、より野生種に近い。英語ではマグノリア。第6話に登場する「マグノリア・ホスピス」の名前は辛夷の英語名からつけられている。若竹さんはこの花がお好きなのか、「ヴィラ・マグノリアの殺人」というタイトルの作品も刊行されている。木蓮のなかでも特にハクモクレンを、玉蘭と呼ぶそうである。