先日、東京都の公立高校の入試の範囲について驚くような報道がありました。
中学校等の臨時休業の実施等を踏まえた令和3年度東京都立高等学校入学者選抜等における配慮事項について|東京都教育委員会ホームページ
出題内容から除外される内容があるとのこと。
数学で言えば、
・三平方の定理
・標本調査
新潟県では、2つとも令和2年度の入試で出題されていますし、特に三平方の定理は「中学数学の総まとめ」としてとても重要な単元です。
これは、「除外される内容は学習しなくてよい」という意味ではありません。
大切であり、とてもおもしろい内容なので、中学生のうちに勉強できることを願っています。
では、「三平方の定理」なしで、どんな問題が出題されるのでしょうか?
・・・
はっ!
ちょっと待ってください!
考えてみたら、中3生対象に行われる上進連テストでも「三平方の定理」は3回とも出題されません!
というわけで、個人的な趣味で、「こんな問題出たらおもしろいなぁ」と思う問題を考えてみました。

制限時間は…、3分くらいかなぁ。
よーい、どん!
って言ったら始めてください。
よーい、どん!
解説はこちらです。
いかがでしたか?
この動画の中でも出てきた「応用問題を解くときの極意」は以前のブログでも何度か出てきています。
また、「見方を変える」という発想も大切です。
そして、この問題、「π」を「3.14」に変えれば、中学受験の問題としても出題することができます。
基礎や基本というものは、「簡単」という意味ではありません。
基礎や基本を「生かす」ことが大切です。
その「生かし方」というものが「考え方」です。
「あ!この問題やったことある!」ということも大切ですが、
塾の指導では「考え方の選択肢」を身につけることを大切にしています。