みなさん、こんばんは。井手塾高田教室の萩野恵太です。
今日の附属中2国語クラス。
「60分+休憩10分+60分」でしたので、
「詩歌の演習+休憩+『特別授業』」となりました。
「特別授業」のテーマは「基地問題と平和」です。
教科書に載っていることも載っていないことも、
話し合ったり考えたりするには、タブー無しです。
全国に点在する、在日米軍基地。
その74%が沖縄県に集中しています。
良い点も問題点も提示しました。
そして、「平和」って何だ? と。
いま日本は戦争をしていません。
戦争がなければ平和と言い切れるのか?
米軍に守られて、今日の平和があるのだとすれば…。
平和を守るために、軍隊や米軍基地は必要か?
「ベイグンキチ」…他人事になっていないか?
キミの街に米軍基地ができたら、どうする?
反応は、さまざまでした。
・危ないからイヤだな…。
・騒音がウルサいんでしょ?
・治外法権が残っているなんて…。
・就職先が増えるから、地元にとっては良い。
・上越なら場所はいっぱいあるから良くない?
・危なくないなら、米軍基地があっても良い。
話は、多岐に及びました。
歴史的な背景の話、米朝首脳会談の話、
朝鮮戦争は終結していないという事実 等々。
考え方は、いろいろです。
一つの答え(=いわゆる正解)にならない。
そういうテーマに向き合い、自問自答します。
生徒からの提案で、こういう授業をしました。
附属中2のレポート課題、良い課題ですね。
そのくらいに考えて、修学旅行に行ってほしいですね。
そして、
あとは自分の眼で見て、肌で感じてきてほしい。
広島・長崎・知覧、そして沖縄。
観光地という面だけではなく、
戦争という現実の跡も、見て、感じてきてほしい。
原爆、特攻隊、地上戦の跡…。
言葉や知識ではなく、多感な今のキミに、
理屈ではなく、感じてきてほしい。