学校薬剤師が行っている環境衛生定期検査。学校の薬品管理や水質管理、教室の換気や照明、机・椅子・黒板のチェック・・・などなど、数多くの衛生基準をチェックしています。検査項目のひとつ、教室の湿度を測定する機器を1台購入しましたので、取扱いについてご紹介します。「アスマン通風乾湿計」です。 三脚とセットで貸出します。箱を開けた状態です。取り出してみます。左上から湿度計算尺、予備のガーゼ、試験成績書、下が取扱説明書、そして右端が乾湿計本体です。三脚を立てて、本体を設置します。検査の際は、教室の邪魔にならないところに設置してください。↓このように吊り下げて設置します。電池は入れてありますが、ACアダプターも付属していますので近くにコンセントがある場合はACアダプターを使用してください。箱の左端を開けると、ACアダプター、給水ボトル、給水ポットが収納されています。白い箱がACアダプターです。本体頭部の左側面のDCジャックに接続してお使いください。給水ポットを設置し、導水ひもを給水ポットに入れます。給水ボトルで給水ポットに八分目まで水を入れます。本体頭部のPOWERスイッチを押してオレンジ色(ON)にしてください。通風ファンが回転を始めます。約5分以上経過して示度が一定になってから測定を始めて下さい。↓左が乾球、右が湿球計算尺または換算表により相対湿度を求めます。計算尺では、乾球と湿球の温度を合わせると下の小窓に相対湿度が示されます。例えば乾球25度、湿球18度のとき、湿度は50%です。換算表では乾球と湿球の温度差及び湿球の温度から求めます。取扱説明書の巻末に換算表が載っています。(縦軸:湿球温度、横軸:乾球と湿球の温度差)使用後は元通りに納めて返却してください。会には1台しかありませんので、前もっての予約と、使用後は速やかに返却をお願いします。なお、上越市でも所有していますので、担当校にお願いしておくと、検査当日に用意しておいてくれます。まずは担当校に聞いてみてください。取扱説明書をご確認の上、検査にあたってください。
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