1月17日(土)午後2時より
上越市市民プラザにてケアカフェ「薬剤師とケアマネとの連携」を開催しました。
参加者は薬剤師のほか、
社地域包括支援センター、居宅介護支援事業所、老人介護支援センター、
県立看護大学、上越市役所、県接骨師会上越地区など
総勢65名で大盛況でした。
第1部は講演
上越地域医療センター病院薬剤科長 宮川哲也先生より
『在宅へ向けた薬物療法支援~病院薬剤師の取り組み~』と題しご講義いただきました。

また、ケアマネジャーとの連携により居宅療養管理指導へ至った事例を
はまなす調剤薬局 久保田友也先生
そよかぜ薬局 吉村敏樹先生
アイン薬局諏訪町店 本間裕也先生よりお話していただきしました。
第2部はケアカフェ
グループに分かれて意見交換をしました。


ケアカフェとは・・・
カフェのような雰囲気の中で、お茶を飲みながらテーマに沿った会話を楽しむものです。
職種が違い職場も違う、初めて顔を合わせる人と話し合う・・・初めは緊張した様子でしたが、
お茶を飲みながら自由に意見を交換し、時間がたつにつれ会話も弾み、和やかな雰囲気に。
ケアカフェ形式は初めての試みでしたが、参加した皆様にも好評でした。
「それぞれの立場で、患者さんに対して工夫していることがわかって良かった」
「1人の高齢者を支えるチームなんだと実感した」
・・という感想をいただきました。
「時間が足りなかった」という声も多数。
今後の課題も見えてきました。継続して開催していきたいと思います。
第3部は高齢者疑似体験
疑似体験グッズを装着し、高齢者の日常生活を疑似体験しました。
社会福祉協議会よりグッズお借りし、指導していただきました。

ひざサポーター・・・ひざの曲げ伸ばしが自由にできなくなり、運動能力の低下を体感します。
手首のおもり・・・約500グラムのおもりをつけ、筋力の低下による動作や、反応が遅くなる状態を体感します。
足首のおもり・・・こちらは約1キログラムのおもりです。
背曲げ用エプロン・・・ひざサポーターと組み合わせ、前傾姿勢(円背)を作り出します。
思った以上に日常動作が困難に。少しの段差でも足が上がりません。

視界ゴーグル・・・視界がぼやけてかすんだ状態、黄色っぽくなった状態を体感します。
ヘッドホン・・・耳が遠い状態を体感します。

説明書など、細かい文字は読めません。
お薬の判別も・・・難しいです。


「身体能力の低下は思っていた以上だった」・・・という声が多数。
「高齢者の方は大変な思いをして生活をしていると理解した。優しく接したいと思った。」
「重さ、腰の伸ばせない体制、生活の中で大変な事だらけです。」
「見守りやお手伝いをできる事があればさせて頂きたいと思った。」
疑似体験グッズを装着することで、身体機能の低下を体感するだけでなく、
高齢者の気持ちを理解することにもつながりました。