Kids体育クラブ

クラブの案内・お知らせ

2020/05/31 15:31 コロナ禍に思うこと

 3月より長い間、休講措置を取らせていただきました。クラブ員をはじめ、保護者の方々にはご迷惑をおかけし、大変申し訳ありませんでした。「何とか子どもたちに運動ができる機会を!」と会場や時間を変え実施した際には、快く皆様が集まってくださいました。この様子を目の当たりにした時、指導者として本当に感動し、クラブを主催する意義を改めて実感しました。

この2ヵ月半ちかく、どのように皆様と関わりをつなげていったらよいかと悩みました。ニュース等で紹介されるような動画配信やWeb講習をやろうかとも考えましたが、やはり直接会って、同じ空間でコミュニケーションを取りながら活動する以外「kids体育クラブ」は成り立たないと考えました。休講の期間、皆さまはどのように過ごされたでしょうか? 6月より再開できそうな状況となり、指導者として楽しみな限りです。しかし、日本においても未だ新型コロナウイルスが終息したわけではありません。3密・感染予防に気を付けながら、活動を再開させていこうと思っております。今後ともご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。(ご参加前には最新情報をご確認ください。)

 

 私は休講の間、健康寿命についていくつかの本を読みました。健康寿命とは、「平均寿命-介護が必要になった期間」で表されます。運動ができる3間「時間・空間・仲間」の確保が難しい現代社会と言われはじめてから大分経ちますが、コロナ禍で更に確保が難しくなり、介護が必要になる高齢者が増えるのではと懸念されています。介護が必要になる原因には色々とありますが、私たちが今できる対策は、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)にならないよう筋肉量を維持することと骨量を維持することです。これは保護者の皆様の世代には大変必要かつ重要なことですが、若いうち、そう、子どものうちからもできることがあります。「運動することが苦ではない」という意識を今のうちから根付かせることです。もちろん、運動すれば必ず筋肉量は維持できますし、増やすこともできます。しかも、運動により骨に刺激を与えることで骨も成長しますし、免疫力の向上にも役立ちます。ですから、おのずと子どもの頃の運動の必要性は見えてきます。でも、その運動を無理にやらせるとどうでしょうか?運動に参加すること自体難儀であり、その行為は心にとって決して良い効果があるわけではなく、心と体のつながりを考えると運動で得られる効果は半減すると思います。ですから、子どもたちが自ら運動の必要性を感じるとともに、「運動って楽しい!」という感覚を教育することが大切なのです。

 教育というと堅苦しく感じられますが、要は運動を継続して行うことです。運動ができる3間「時間・空間・仲間」に身を置き、運動を体験し、その体験の中で「失敗したね→練習したよ→できた→認められた→嬉しいな→楽しいね」の感覚を積み重ねることで「運動することに負担を感じない、むしろ快感を覚える」心を養っていくことだと考えます。この「認められた」の部分に大人の出番があるのです。保護者の皆様に見守られ、できた瞬間を共有することや報告を聞いた時に言葉やスキンシップで子供たちの心を抱きしめてあげることが何よりの教育キットです。運動能力の成長や習得には個人差がありますが、「みんな違って、それでいい!」「間違いはない!やり直せばそれでOK!」といった心で是非子どもたちに寄り添っていただけたらと思います。また、この心を育むことが運動に対する消極性を縮小するためには必要と考えますし、この状況となった社会にはこれから特に大切だと再認識しました。

 更に今後、自分を表現する力も重要になると思います。ニュースを見ていると、インターハイや甲子園が中止になった件での多くの報道が見受けられます。その中にはマイナスな心を持つ大人からの激励のコメントや対策案も数多くあります。しかし、全ての子どもたちはそこで止まってはいません。受験へ目標をスイッチしたり、大人を巻き込みながら自分達でアピールする場をネット上に作っている子どもたちもたくさんいます。とても素晴らしいことだと思います。何かに一生懸命打ち込んでいる子どもたちは、その先をしっかりと見つめて自分を一生懸命アピールし始めています。自分らしさをアピールする術をしっかり考えて行動しています。この積極性・向上性・自分を表現する力を育むことも今後のクラブ運営において必要なのではないかと考えました。このコロナ禍は当クラブにとってマイナスなことばかりではなく、一つのヒントを与えてくれたように思います。

これからの不安定な社会を生き生きと生きていく子ども達に少しでも何か良い働きかけができるよう頑張っていきます。どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。

2018/10/28 11:18 ここは失敗する場所だよ

鉄棒運動も最終指導の週を迎えました。幼児も小学生も一つの目標となる逆上がりに挑戦しています。逆上がりは出来ても、出来なくても良いと感じてはいますが、やはり一つの達成課題であることには間違いありません。誰の手も借りずに高いところへ上がれた時の皆の顔は、キラキラと光っています。その顔を見たくて、今日も声に力を入れて補助しています。

 

先週、年少の頃から頑張っているお友だちが逆上がりに成功しました。

今は5年生。数年前からあと少しというところまでできていましたが、そのあと少しが上達できずにいました。

幼児の頃は休みがちでしたが、年々体力もつき、学校の行事があっても休まず来るようになり、また体調が万全ではない時は見学という形でクラブに参加するという頑張りを見せていました。その頑張りの結果、様々な種目において「上達してきているな~」と感じていました。ですから、今年こそは!と私も補助をしながら応援していました。

そして逆上がりに成功! 何とも言えない、いい笑顔を見せていました。

 

その一週間後、クラブでの鉄棒の時間。地球回りと宇宙回りの練習となりました。

今まで私に声をかけてくることはなかったのですが、「失敗してもいいから宇宙回りに挑戦してみる!」と言って鉄棒を触り始めました。私はとても嬉しくなってクラブの皆に聞こえるように「そ~だよ。失敗していいんだよ。ここは失敗していい場所なんだから。失敗して学ぶ場所なんだよ」と。

 

失敗することに臆病になっている子どもたち。失敗を流せる雰囲気作りを大切にしています。皆の前で失敗して、そこから皆が自分のこととして捉えて学ぶ。これからもこんな言葉を私に語り掛けてくれる子どもたちが増えてくれることを楽しみにしています。

2018/07/06 15:03 自信って

「『じしん』ってどう書くの?」という質問に「自分の自に信じるの信!」と元気に答える子どもたち。

サポートに入っている私でしたが、ふと、「自分を信じるか…」と改めて考えてしまいました。

 

自分を信じる。

「自信を持ちなさ~い!」 「自信がある人やってみよう!」 「自信を持って頑張って!」などと言葉がけを毎日のようにしています。

 

自分を信じる。

この自分を信じるのは誰でしょう。友だちでもなく、親でもなく、そう自分自身。

 

自分を信じる。

この自分が自分を信じれるようにするためには、どのようにしたらよいでしょう。

 

我が息子に聞いてみました。

「練習すること!」と。

 

そうなんです。練習するしかないんです。自分を自分で信じるために練習。失敗して失敗して失敗を重ねて、その中から少しずつ見えてくる自分を信じれる心。それが溢れるくらい一杯に溜まった時に、人は自分を信じ、自信を持って行動できるんです。

 

まことしやかに「大丈夫だよ!自信を持って!」と言葉がけをすることに何の意味があるのでしょうか?

失敗して間違えて、それを修正して考察して、また失敗する。

その繰り返しや、その過程があるからこそ人は自分を信じれるようになる。

 

おまじないのように他人が「大丈夫、大丈夫、自信を持ってごらん。」と言うことは何の解決にもならない。

周囲の人ができることは、自分で解決する時を、自分が自分に自信を持つ時をじっと待つこと。

そして、自信を持ってやったことを認めてあげること。この認めてあげることが最大級のサポートなのではないかと感じます。

 

思い返せば、自分自身もテスト勉強を夜の2時3時まで、時には徹夜までしてやっていました。そう、自分が信じられないから。

何度も何度も同じような問題を解いて解いて、ようやく自信を持ってテストの日を向かえた。

勉強も運動も。いえ、世の中にある全ての事柄はこの「自信を持つ」ことへのツール。

人間にとって、自信を持つことは自己実現に対して何よりも大切なのではないでしょうか?

 

kids体育クラブは「運動」というツールを使って「自信を持つ」ということを体感する場ということに改めて気づいた一言でした。

2017/01/31 14:29 自分から動いてみよう

冬の寒さも厳しくなり、短縄跳びで体を温かく、技術を磨く時期となりました。

当クラブでは小学生には「縄跳び頑張り表」を作成し、各々の実力に合わせて練習目標を見つけやすくしています。

時間を決めて個人練習をする中、一生懸命、一つの跳び方を黙々と頑張るお友達。複数の跳び方を練習するお友達。友達同士向き合って練習するお友達など様々です。

その時、間違った跳び方を一生懸命練習しているお友達を見つけたのでしばらく様子を見ていましたが、こちらから寄り、指導をして正しい跳び方の練習をしました。

その後、皆を集めて指導者から「間違った跳び方やうまくできていないお友達がいるのは分かっているよ。間違って覚えているお友達には声をかけるけど、跳び方が分からないでキョロキョロしているお友達や、うまくできないから一生懸命練習しているお友達を先生は分かっていて声をかけないんだよ。なぜなら、自分で分からないことは聞きに行かなきゃいけないから。うまくなる練習方法を知りたかったら自分から相談に行かなくてはいけないから。待っていても少しも解決には進まない。自分から行動してみよう!」と。

 

これから大きくなっていく子どもたちは、様々な困難な場面に遭遇していきます。自分から分からないことを示し、聞くことは勇気がいることでしょう。黙々とひたすら練習するのも上手になる手立てですが、自分の知らない上手になる方法を自ら聞きに行くことも勇気がいることでしょう。しかし、今から小さな空間でそんな心を養っていけたら、きっと大きな空間でたくさんの人の中でも自分の困惑や思いをしっかりと表現できるようになるのではないでしょうか。

 

私自身、幼い頃からの積み重ねで人々の前で間違っていようが、自分が正しいと思っていることや感じていること、要求したいことをはっきりと言えるようになりました。もしかしたら、その発言で他人に不快な思いをさせているかもしれません。

しかし、そのことで自分が傷つく結果となったとしても、その思いに正直に言えたことは後悔にはつながっていません。そのことが社会で上手に生きる上で正しいのかどうか、空気を読めているかという点では疑問ですが、自分を表現する・自分を他人に理解してもらうという点では間違っていないと思っています。

子どもたちにも、自分を恥ずかしがらず、飾らず表現できる力を期待しています。

2016/06/10 13:54 行動が変われば未来が変わる

だんだんと熱くなってきました。

子どもたちの集中力が途絶えがちな季節です。

そんな中、練習中に

「意識が変わると何が変わるかな?」

「姿勢!」

「じゃ、姿勢が変わると何が変わるかな?」

「行動!」

「じゃ、行動が変わったら何が変わる???

「自分!」そう、未来が変わるんです。

 

こんなやりとりができる子どもたちにビックリしています。

何度も何度も繰り返し、季節を変えて話してきたこと。。。

だんだんと子どもたちの意識の中に植え付けられてきたようです。

 

そうは言っても、どれだけ実行できるかは???

でもいいんです。その言葉が身に染みて感じる時期(とき)がやってきた時、ぼんやりであったとしても思い出してくれれば。。。

そのぼんやりとした心を植え付けることが私たちの使命だと思って接しています。

 

何となくでしょうが、それを感じている子どもたちはクラブで指導者の話を聞く態度、姿勢、表情が変わってきています。

今までワイワイ、ガヤガヤしていた雰囲気が、あるお友だちのその態度に私たちが気づき褒めてあげると、周囲、そしてクラブ全体の雰囲気がだんだんと変わります。

その第一歩をクラブの皆で踏み出せたら、クラブ以外の違った場面でも生かせるでしょう。

 

行動が変われば未来が変わる。私自身、そんなことを言われたことはありません。もし、思春期にそんな言葉に出会っていたら、もう少し心が楽になっていたかもしれません。もし、なんとなくやっていたことに、そのような意味合いがあることを言葉で気づかされていたら、もう少し違った人生を歩んでいたかもしれません。

今、そんな言葉に出会えるお友だちの未来が楽しみです。