Kids体育クラブ

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2012/11/30 14:34 流れができた

長縄跳びの指導が始まり、今年も子どもたちの涙を見る季節となりました。幼児は、タイミングの取り方に戸惑い涙がこぼれ、小学生は8の字跳びの連続回数を自分が止めてしまったという自責の念から目を赤くします。長縄というのは、子どもたちにとって単純なようで難しい種目であり、自身の心が動く種目です。

私たちが長縄を回している時は、長縄が一回りするまでにまた、リズムを壊さないように言葉を掛けるため、「おしい!」「遅い!」「詰めろ!」と端的な言葉で指導しています。そのぶっきら棒な一言に傷ついている子どもたちもいることでしょう。その事に関しては申し訳ないと思いますが、それを乗り越え、上達した子どもたちの自信に満ちた姿を間近に見ることは、私の充実感を膨らませてくれます。(指導中の私たちの気持ちは、昨年の「間違えてもいいんだよ」を読んでいただければと思います。)

子どもたちのリズムが良くなり始めると「流れができたね!できてしまえばこんなもんだよ。」と指導者が声を掛けます。その時は、本当に心地よい空気が流れています。そして、「もう一回やろう」と子どもたちも私たちも長縄の心地よさにのめり込み、ついつい最後の柔軟体操は軽く…お家で…という形になってしまいます。

運動、特に子どもの初期段階の運動においては「動きの流れを感じる」これが大切なのではないでしょうか? 「Don’t think. Feel.:考えるな。感じるんだ。」というのが、ある映画の一シーンであります。話しも状況も全く違いますが、動きの理論を考えて一つの動きをするよりも、その動きの流れやリズムを感じて一つの動きを体で表す方が運動の習得には良いと思います。例え、その一回が失敗であったとしても、それは成功の第一歩。その後、繰り返すことで修正できます。その段階を経てから理論を取り入れたら、本物の動きになると思います。

動きの流れやリズムを感じるためには、他のお友達の動きをしっかり見なくてはいけません。お友達の動きを見ることによってその動きの流れやリズムが頭に入り、それを元にイメージが作られ、動きとなって現れてきます。子どもたちを見ていると、長縄だけではなく、鉄棒・跳び箱・トランポリン…様々な種目で「動きの流れ」を感じることが大切だと感じます。それは、流れ、リズムが良くなると運動自体が上達してくるお友達が多いからです。つまり、お友達の、特に上手なお友達の動きを見て流れ、リズムを感じる、そして感じたままに動いてみることが大切ですね。

追伸:最近、「逆上がりが出来るようになったよ」「空中逆上がりをやらせてください」というお友達の声が嬉しく感じられます。鉄棒の指導が終わっても、鉄棒に向かってくれる機会があるということはなによりです。