信じる自分は裏切らない
クラブで逆立ちの練習をしている時のことです。
壁を利用して逆立ちをしている時に肘を曲げてしまい、崩れ落ちてしまった子どもがいました。
その時、「信じている自分は裏切らない。裏切るのは自分」と。
諦めた自分が肘を曲げて崩れる結果となったということです。
確かに、「あ~だめだ」と諦めた自分の心が体をそのように動かした結果でした。
体力や技術の面での問題でこのようになることもありますが、
そのお友達にとっては普段の練習の姿から考えると頑張れる範囲だったので、
このような言葉が指導者から話しかけられました。
この話には続きがあります。
もし、何かをやろうと思った時にお家の人があなたには無理よ。私の子だから。
私が苦手だったからあなたも…と言われたら、「違う!!自分にはできるよ!」と言いなさい。
裏切るのは自分であって、お家の人のせいではないから。
私は自分の子どもに極力「無理」とは言いませんが、
心の中では「私に似ているからな~」と思う時はあります。
子どもは親を超えるもの。限界は自分が作るものであって、人が決めるものではありません。
努力をし続けたら上達のスピードは人それぞれですが、-(マイナス)にはならない。
この心が育てば、行動はいくらでも+(プラス)にもっていけるのです。
野村克也氏の著作「野村再生工場」の中に「失敗」と書いて「成長」と読む という言葉があります。
失敗したって、-(マイナス)にはなりません。失敗したことでそれを生かし、次のステップに進めるのです。
失敗したことで自分はダメだと諦める必要はないのです。
「病は気から」と同じく、自分自身を信じること、根拠のない自信、これを養うこと育むこと。
これが体育かな、運動によって育むべき一番の課題かなと感じる瞬間でした。
自分を信じること。そして、信じた結果そこで起きた失敗は次につなげるステップ、チャンスだと今後も伝えていきたいです。
6月に入り、だんだんとクラブの雰囲気に慣れてきたお友達。
挨拶の時には先生にタッチ! あれっ?小さな妹さんも上手にできたね!

跳び箱運動の前にマットで練習。その前に「ならべ~!」と並ぶ練習。
詰めすぎないで、押さないでね。

年中・長さんのクラスでは跳び箱をしっかり押して
台上前転での手とお腹に力を入れる練習です。

しっかり手で押してお腹に力が入っていると、こんなに上手に回れるね!

小学生は台上前転の高さ挑戦。
低いのは簡単だけど、高くなるにつれてロイター板の使い方、手の押し方、お腹の力の入れ方と様々なことが要求されます。

最後は10段に挑戦です。一回勝負!心も体も緊張したね!
