[ 出前講座引き受けます ]
全15件
|
1
|
2
|
3
次の5件 »
此のブログは昨年11月連続掲載した物の再掲です。
今後のボランテア活動の参考になればと、実行しました思い。
被災者救援の為に、PP説明
先日掲載しました、災害時のボランテア派遣対策の見直しに付いて、小生なりの考え方を公開します。
此の内容は個人的見解で有ると共に、すでに被災地に社会福祉協議会等を中心にボランテアセンターが活動している事を前提と成っています。
此の、PPが参考に成り、地域防災に付いて考えて頂けるなら幸いです。
尚14・5回の連載となる予定です。
1・中越沖震災から三年、
国内では、宮城内陸震災以外大きな震災が無いのは幸せ、だがこんな時こそ、今までの経験を生かした対策を立てるべき。(PP作成中上越地域で10月2日より連続地震が起きた)
油断大敵。
バックの写真は震災三カ月以上過ぎた10月、柏崎北東部、築100年以上たった200坪近い住宅。
赤判定、家財の持ち出し対策の検証を依頼された。家財持ち出し後、解体された。

2・被災後の住民
イ・被災して初めて分かる日頃の防災対策。
此れでは遅すぎるが此れが現実。
ロ・避難は上手く行きましたか。
日頃の近隣の関係が物を言うのが現実
訓練に不参加だった人ほど現実避難生活では順応出来ず不満を言う事が多く成らない様にして下さい。
ハ・緊急避難が終われば、我が家の被災度の確認
行政の応急危険度判定が始まる。
でも怪我等で、此れを経験できない人も居るのが現実
バックの写真、(被災者提供)記録上柏崎で初めて(8月1日)、赤判定の家を検証後、ボランテアによって家財整理。その後解体された。
3・被災確認、敷地は、建物は、家具は、どの様に復旧をするかが課題。(下図上)
あわてず、多くの人に(行政、社協等)相談しよう、あわてると「悪徳商法」や、悪徳業者に、かかって仕舞う。イ・家族や親せきで、片付けが出来るか、ボラセンに依頼するか。
応急対策はまず家族でするしかない。ボラセンで復旧ボランテア派遣体制が出来るのは被災後4~5日後が普通。
でも応急危険度判定が、黄色・赤ではボランテアが来てくれない事が多いのが現実。

4・被災自治体の対応、計画。(上図下)
イ・防災対策、各種計画は十分対応しましたか。
防災計画どうりの災害等、在り得ません。此れらを考えた、防災計画、住民対策を。
ロ・地域の行政等で対応出来ますか。何処まで応援を求めますか。
地域外の組織、人に応援を求めた時、其の人事配置を十分把拍出来ますか。
ハ・何回の云いますが、被災者本位のボランテア派遣は出来ますか。
赤・黄色判定のボランテア派遣対策は立って居ますか。
現状の派遣体制の見直し・対策を立てて下さい。
5・被災住民の嘆き(下図上)
イ・被災者は混乱して居ます。
被災家屋の現状をどの様に復旧するか、良く分からないのが現状です。
何を何処に頼んだらいいのか、分かりません。
其の住民に対応出来る日頃の心構えが必要です。
ロ・行政も混乱して居ます
自分の担当外の事にも対応出来る、災害訓練が必要です。
幾ら訓練して居ても災害の現実は違います、応急判断・即応性が大切です。
ハ・何とか被災者がボラセンに辿りつき、復旧相談・ボランテア派遣等を求めます。
其の時十分に対応出来ますか。
色んなボランテアが集まって居ます、其の把拍運用が出来ますか。

6・此れが今までのボラセンの流れです。(上図下)
此れを改善する必要が有ったはずです。
貴方は気付きましたか。どんな対応をしましたか。
言われる侭の対応では既に時代遅れに成る事が有ります。
自らの意識改革が大切です。
7・ボランテアの派遣システムの検証(下図上)
イ・ボラセンが開設された、されないにしろ、被災者の皆さんから、行政、社協等に色んな相談が寄せられる事と成ります。
第一に此れらに対し、どの様に対応するかが問題と成ります。
ロ・被災者の相談・要請に対しボランテア等を派遣する事等に成ります。
此の時、派遣要請を正しく把拍する事が大切に成ります。
敷地、家屋・家具等の損傷、何をどのようにしたいのか、其れにどの様に対応するのかの判断が必要です。
ハ・此の時の要請巴拍が十分でないと、派遣されるボランテアの質等が問題と成ります。
又復旧資材等の持参等も問題と成ります。
把拍が十分でないと、ボランテアの非有効活用の原因や、怪我等の遠因に成る事が有ります。

8・ボラセンと派遣先の実態(上図下)
何が足りず、現場で何が起きるのか。
イ・ボラセンの問題
・人材が寄せ集め状態に成る事が多く、誰が責任者なのか等分からない事が多くなります。
ボランテアも誰に相談したら良いのか分からず混乱します。・
特に派遣された人の中の責任者の立場が微妙です。此れらの巴拍が大切です。
ロ・各セクションの準備・連絡・連携は十分ですか。
・ボラセンの作業開始時間、一斉に始まって居ませんか。
受け付けは、全体の作業開始より30分前に事務開始を
これにより受付の混乱が少しでも避けられます。
・被災者のニーズ受付は制限時間を設けない方が良い。当日は8時前に始める事が大切です。
そして被災者の状態を十分確認して下さい。受付で理解できない時は調査員を要請先に向かわせる事も出来ます。ハ
・ボランテア作業はマッチングで始まる
・ボランテアの的確な振り分け、指示によりボランテアの作業準備は既に始まります。
・説明不十分な募集、振り分けは不適格な人材派遣に成る要件と成ります。
こうなると準備、備品等も不十分と成る可能性が有り、現場作業に危険伴う事が有ります。
・現場に付いて現状確認をしたボランテアは、分からない事はボラセンに連絡、指示を 仰ぐ。
危険がると思われる時は、作業には「かかわらず」の対応も大切。
9・今までのボラセンの流れに「室崎指針」を加えると。
イ・今までのボラセンの流れを確認してみましょう。
この中に「室崎指針」を加える事に寄ってボランテア派遣はどの様に成るのでしょうか。
ロ・ボランテアの支援がより必要な、赤・黄色判定住宅の要請により、専門家の現場調査、聞き取りにより安全で、より効率的なボランテア作業が可能と成る可能性を持っている。
此の事を平素より理解し対応出来る体制を作りあげなければならない。
10・作業の安全性・効率化が高められる。
だが体制は出来ていない。
ボラセンで被災者のニーズを受けますが、ここで被災状況や、救援要請の細部まで確認する事には困難を伴う事が有ります。
増して、被害が激しいと思われる、赤・黄色判定の住宅等では、現場確認で対応したほうが万全です。しかし現状では、この様な活動対応が出来る体制は整って居りません。
早急な検討課題と捉える必要が有ります。
