[ 2011年5月 ]
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上越の基幹病院は川沿いに在る。
昨日は月一回の通院日である。
漸く、花粉症の時期も過ぎ、体調も安定してきている。
震災地から帰り、近所の人とも顔を合わせる機会も多く成った。
「足が治って居て良かったねー」と云われる。
2年前なら杖を使って居た、小生であった。
処で、我が地域の基幹病院の三か所、不思議に関川沿いにある。
労災病院は海岸線から1km強位。総合病院は約5km。県立中央病院は約10kmに位置する。
この他の病院、医院の多くは10km圏内に位置している。
10km以上離れて居るのは、地域センター病院位である。
要は、この地域の、商業域等の生活地域は、海岸線から10km圏域付近に大部分が有ると云っても過言では無い事になる。
(宮城県北部に、被災地の現状・5月21日撮影)

で有りながら、津波など来ないと思っている人が、大部分であると思われる。
此れが今までの、防災対策で有り、住民安全意識で有ったのではないだろうか。
昨日25日、宮城県で今後の災害地支援の在り方に対する会議が開かれた。
明日27日、岐阜市で、小生も加わるNPOの総会が開かれ、今回の災害支援の報告と、今後の復興支援活動の方向が示される。
支援地域は何処になるのか、支援対策に限が無いのが現実である。
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テレビで、今回の津波、平地での遡上速度を時速20kmだったと放送して居た。
1分間に約555m進む事になる。5kmを15分かかる事になる。
この事象の検証地域は、仙台平野だという。
(写真は仙台の水田地帯の瓦礫散乱状態)

処で仙台市では5月21日現在、685人の方が犠牲に為られたと云う。
海岸線から約2km位に位置する商業施設で、買い物中の方が多く犠牲に為られたと現地の人は語る。
(仙台市海岸線寄り商業施設地域の惨状)

では我が地域、商業施設や、警察が有る、高速道とR18号が交差する地域、海岸線から約3km、津波被害甚大と見るべきだろう。
此の地域「蟹池」と呼ばれる。
今から30年くらい前までは、浅い沼池だったと記憶している。
其処の道路が出来、地域が分断されている。
大津波は一体どんな圧力、威力をもって、人の英知を打ち砕くのだろうか。
今回の惨事、私達に何を示し、何を求めているのか。
此の地域果たして、どの様な対策が必要なのだろうか
概ね一ヶ月間に為る、被災地支援活動及び、被災地検証を終え帰ってきました。
実質20日間の活動でした。
来ないと思っていた津波が来た地域。
津波は海岸線と平行には来なかった。
海が見えない、入り江の奥の家まで被害に有った。
今までの常識が通用しないのが現実。
では考えましょう。
貴方の地域は、家は大丈夫ですか。
自分を守れるのは、貴方しかいないのです。
此の現実を直視しましょう。
被災地の浸水域を参考に、高田平野の浸水概念図を作りました。
赤線は海岸線より概ね5km
黄色破線は概ね10km
北上川の津波遡上は15kmと云われています。
そうなれば、高田平野はほぼ全滅状態。
