orz記録

おうちとかいしゃのシステム技術のことを中心に書いていこうと思っています。

2010/06/12 14:41ハードウェアを発注するタイミングから業界のこと考えちゃったよ。

えーと、まず、ここで述べているのはインフラ系の話です。
ハードウェアを発注するタイミングの結論としては、基本設計が終わった後。です。

でも、世の中は、そうなっていないことが多いです。とくにこの業界は、正論が通じないことが多いです。
要件定義フェーズなのに、おエライ人が"H/WとS/Wは決められるだろう"と思っている場合とか、設計の段階ですでに機器だけは決まっていてどうしようもなくなっている状態だったり(でも、できない責任は押し付ける)とかいう状態が多かったりします。
その理由は
・無知でかつ、知ろう努力しないお客様
・上記をいいことに、楽して儲けたいSIer
・同様に考えているハードウェアベンダー&ソフトウェアベンダー
です。
このことについては、すでにいろんな方が語られていることですので、私が述べることもないと思いますが、自分なりの整理も必要なのでまとめとこう(書いているうちに気が変わった)
つまり、マッチポンプなんだと思います。

★はじまり
今の時代は、ハードウェアに関して言えば、必要な機能に関して言えば、満たされちゃってる状態です。ケータイと一緒ですね。電話とメールができれば充分なんだけど、っていう。
でもそれじゃあハードとかは売れなくなっちゃうので、メーカーはたいした機能でなくてもIT特有のカタカナ言葉を使って売ろうとするわけです。
SIerはどうかっていうと、構築の仕事がなくなっちゃうとおまんま食い上げなので、ハードウェアメーカーの言葉を利用して構築しましょーっていうわけです。今よりもよくなりますよーとか言って。

お客さんは、今のシステムをもっとよくしたいと思っています。だけれども悲しいかな、今のシステムがどのように動いているのかがわかりません。どの部分が悪いのか、どうすれば改善できるのか、どのくらいまで改善できるのかがわかりません。なので、どのくらいまで改善するのか、どのように改善するのか、が決められません。だって知らないんだもん。わからないんだもん。だから決まりません。もっと言うと、ひょっとしたら、今のシステムが運用上ベストなのかもしれません。ただ、それがベストなのかどうかが分かりません。もっと良くなるような気がしています。
だから、SIerがもっとよくなりますよ!って魔法をかければ、やってみましょーかってなります。でも実は、お客さんもSIerも専門用語(といわれているまやかしのカタカタ語)の意味を正確には理解していません。理解していれば、「なーんだそんなことか。そんなもん、いらねーや」となるからです。

当然よくわからないことをよくわからないまま構築まですすむので、当然失敗します。火を吹きます。

そこでSIerのコミュニケーション能力が問われます。SIerが重視するコミュニケーション能力とはなにか。この能力の正体を教えましょう。
それは最終的な責任をお客様か、H/Wベンダー、S/Wベンダーに振り分ける能力のことをいいます。
SIerが選定したのも関わらず、「それは最終的にお客様が決めたことですよね?」という発言となり、「お前らの製品のせいでひどい目に遭っている!」とH/Wベンダー、S/Wベンダーへの叱責となります。決して自分たち(SIer)のせいではありません。自分が責任という重たいボールを持ってはなりません。自分たちは「言われた通りにやっただけ」で「被害者」なのです。だからお金はもらいます。

そうしてある程度技術のわかる人が死にそうな思いをして、まーなんとか我慢できるわ、というレベルのモノが出来上がります。
お客様的には満足できてないけれど、そもそも変更する前のシステムの評価だってできてないので、どのくらい効率化できたかなんてわかりません。
だから定量的な評価なんてできっこないです。

→★はじまりに戻ります

アメリカではSIerなんて業態はないらしい。
同じよーなこと書いてる記事がいっぱいあるんで、同じようなリンクは追加していきます。

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Comments

いつも楽しみにブログ読ませていただいているのですが、あんまりコメントできなくて申し訳ないです。

今回のお話も、もう、ちょっと言葉が出ないくらいによく分かります。
どこも意外と同じなんですねぇ……
しかし、自分たちの将来にも関わる問題なので、
そうとばっかも言ってらんないですよねぇ……
はぁ……

投稿者: Etsuo N. [URL]  2010/06/14 21:22

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