
61弓歩擺挙 62弓歩斬剣

63弓歩平帯 64仆歩落剣 65弓歩穿剣
22)仆歩穿剣
図61
中)右足大きく後ろに、両手を合わせてくる。剣は真っ直ぐ前、左弓歩、左手下向き。
全)右足はつま先で着地。剣指上で合わせる。
図62
中)右重心で斜飛式。
全)次に仆歩にするので、左かかとの線上に右つま先。66で左足が上がっていく時、ぶつからないようにする。
図63
中)左重心で剣を引き込む。
李)右手は自分の方向いている。剣指で右手首を下に押さえつける。
この時点ではまだ仆歩にしない。
図64
中)低くなって重心右に移しながら右つま先回し出す。
李)仆歩。右手は外向き。
全)24式の下勢の手(指)が進行方向を向いているように、剣も前に向いている。剣先を下げない。
図65
中)剣指右手首、弓歩で前に突き刺す。
※
全)合わせる時はやや下向きの弧、開く時はやや上向きの弧を描く。
61から62にかけては両かかとをずらすが、つま先を調節するやり方もある。63で低くするのにきつかったら、左つま先を回し出す、右かかとを出すなどする。
李)穿は着物を着るという意味。自分の体の近く(64の足に沿って、あるいは113の腕の下に沿って)を通るのが穿。次に刺したり突いたりする動作が来る。

66転身帯剣 67提膝帯剣 68蹬脚架剣
23)蹬脚架剣
図66
中)65から66にかけては重心右足のまま。
右手のひら外向きに返し右つま先外。
全)左かかとを上げ、右に腰を回して上体は真っ直ぐにし、姿勢をきちんと整えておく。
図66~67
中)左足は着地しないでそのまま上げていく。
図67~68
中)剣を高くかかげるのと、剣指が剣の下を通って前に行くのと、蹬脚と三つ一緒に。
他)最初から上に上げてしまわない。67~68で上げる余地を残しておく。
上だけでなく少し後ろにも行く。24式の蹬脚で分ける手のイメージ。
※
架剣は頭より高くする。30の後挙腿架剣や40の擺腿架剣も同じ。
架剣は手のひら外向き、自分の方向くと托剣。