並歩対拳
図5
右足を伸ばし、左膝を上げ、つま先は内側に入れる。上体はそのまま。
図6
左足を前方に下ろし、重心を前に移す。左肘を曲げ、かぎ手を掌に変え、左脇から前方へ伸ばす。
右手は外旋し、前方下へと下ろし、左掌の右側に持ってくる。両掌は同じ高さで、掌心はいずれも上向き。
図7
右足を前へ一歩踏み出し、両手を下へ垂らし、後ろへと回す。
図8
左足を右足に並べ、両手は外へ、上へと向かい、胸前を経て、肘を曲げて下に押さえる。
両掌は拳にし、拳心は下向き、下腹の前で止め、左側を見る。
要点
並歩の後胸を張り、腰を伸ばす。対拳、並歩、頭の回しは同時に完成させる。

覚書)
図5
左手はそのまま前へ。
図6
両手は肩の高さ。左足一歩目。
図7
右足二歩目。
図8
左足三歩目。肘は少し前に。拳はあまり下にしない。
足は閉じる。
※
7では顔は前を向く。手を上げてきながら右手を見、8では左を見る。相手の両手を両拳で下に押さえている(按)。
8では姿勢は真っ直ぐと言うより、これから左へ進むという勢い・気迫を見せる。