[ 陳式規定 ]
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253、254転体旋掌 255提膝分掌 256落脚擺掌 257独立拍脚
53)転身擺蓮
図253、254
少し体を右に回す。右かかと外、左つま先外、一度手を交差してから分けていく。
図255
右膝を上げる。手を分け開く。
図255~256
右足やや前方へかかとで着地し、左足寄せる。手は上に回さない。
図256
両手は左後ろまで来る。あまり正面近くにしない。
左膝の向きに注意。膝が左に開いていると、上がる方向が狂ってしまう。
図257
振り上げる時は正面ではなく、右に。右、上、左に弧を描く。

258落脚推掌 259転身収拳 260転体掤撃
54)当頭炮
図258
足を曲げ戻し、両手胸前でゆるめる。上体はやや右に回す。
両手で前を押し、足は後ろ、かかとから。
図259
手はおなかの高さからやや上に引き上げる。両肘をゆるめる。
図260
腰を回す。

261、262変拳平捋 263虚歩撩掌 264、265震脚砸拳
55)金剛搗碓
図260~261
上体が(ゆるめるので)さらに前に行き、それから両手を引いてくる。

266屈蹲十字手 267、268落掌並立
56)収勢
両手が半分くらい下りた時に膝を伸ばし始める。

240、241跳転繞劈 242、243馬歩分撃
49)裹鞭炮
図240~242
1右拳を先に振り上げる。
2体が回って左拳も回る。
3足が決まって、左拳の上に右拳下ろして交差。
図242
真後ろを向く。両拳を見る。重心右。
図243
両方に打つ。重心やや左、左を見る。
※
跳んで方向を変える時に高くならない。気が上に上がってしまうから。
打つ時は体の中から振り分けるイメージ。手だけでやらない。
242でゆるめ、243で一番最後に手首を振る。両肘と両膝を合わせる。開くと言うより下に押さえつけるイメージ。

246弓歩穿掌 247虚歩架拳 248旋腕外撑
50)雀地龍
図244
左拳下、右拳上で寄せてくる。
図245
左拳上がる。左拳眼右向き。
右拳は足に沿って出す。
51)上歩七星
図246
体をやや右に回す。
図247
左拳前で交差。両拳心内向き。左足つま先。
図249
右拳前で交差。両拳心内向き。
※
36式と同じ回し方。
247から249は、手が前に行くのではなく、背中が後ろへ行く。
手を回す時、腰が少し右に回る。
左足は最初かかとが上がっているが、手で外へ押す時は足の裏をつける。かかとを上げたままでは力が入らないから。

249変拳翻転 250、251撤歩分掌 252丁歩挙拳
52)退歩跨虎
図251
真後ろを向く。
図252
丁歩。左手が上。
膝の向きに注意。両膝前を向く。開かない。

232落脚穿掌 233、234騰插架推
46)蹬脚
図230
ゆるめて。
図231
左手のひら上向き、右手は指を立てる。
右足かかとで蹴る。
47)玉女穿梭
図232
右手、手のひら下向きで少し前を突く。
左肘曲げて、手のひら首の横へ来る。
図234
右手のひら上向き、顔の前。左手前向き、足交差。重心やや左。
左手伸ばし、右手は曲げる。
この姿勢をしっかり作る。
※
跳び上がった後、先に着地した方の足で身体の重心を支えるから、左足が実になる。
右足は前足裏を地面に着けているので、虚になる。

235~237擦脚合臂 238~239馬歩頂肘
48)順鸞肘
図235
くるりと回って。
左足かかとを着いて正面に向く。
図236~237
左手上から。右足かかとで出す。両手交差。
図238
両手拳にして。
図239
重心やや右寄り。右を見る。
胸を張らない。
肘打ち。
前腕が地面に対して斜めの角度。
肘は肩より低くする。
拳は体より前にある。後ろへ行かない。
※
237から239で重心を(左から右へ)移す時、体が浮き上がらないように。重心を移してから開くイメージ。
肘打ちの時、肘の高さが肩と平らか、あるいは肩より高くなってしまう→この動作の意味は、肘先で相手のみぞおちか肋部を打つことにある。肩より高くしたり、大きく開いたりすると胸の筋肉を痛める。

221翻身挙拳 222~224騰起拍脚
44)翻身二起
図220~221
左拳引き上げる時、重心後ろ。
図221
右足に重心かけたまま、つま先を入れて真後ろを向く。
左つま先を少し左へずらす。
図222
手を体の中央に下ろしてくる。
左足の裏をつけて、重心をかける。
図223
右足を一歩踏み出し、両手は立円を描く。

225落脚分展 226、227屈蹲按掌 228、229落踏按掌
45)双震脚
図225
軽やかに二歩下がって。一直線に後ろへ下がる。
この時は両手を開いている。右重心。
図226
左に重心を移し、両手を合わせてくる。
両手のひら上向きで上へ、右手が前にある。
図227
両手のひら下向きで下へ。
図227~228
両手のひら上向きで上へ、右膝持ち上げる。
図228~229
足は左、右の順で着地。
図229
手のひら下向き。
※
両手を托し上げるのと、跳ぶのを一致させる。
跳ぶ足が一致しない→まず右腿を曲げて膝を持ち上げれば、必然的に左足で跳ぶことになり、右足で跳んでしまう間違いをしないですむ。
両足同時に着地してしまう→右膝を持ち上げ、左足で跳び上がった後、左足先に着地する。

213、214転身叠腕 215撩拳踹脚 216屈膝旋臂 217提膝翻臂
41)蹬一根
図213
くるりと回って。
図214
左拳下で交差。その後更に姿勢低くして、右拳上で交差。
図215
両拳心斜め下向き。
右足外側で蹴る。蹴る方向はやや斜め(進行方向よりやや右)。
※
手首の交差は先生によってやり方が違う。
1最初右が上、次が左手上。
2最初も次も右手が上。
3最初左が上、次が右手上。
42)海底翻花
図215~216
右拳が下がり、左拳が上がる。
図216~217
左手の内側を通って右拳が上がり、左拳は下がる。
図217
左つま先少し中に入れ、進行方向に向かって発勁する。
右膝を上げるのと、左拳を上げ、右拳を振り下ろすのを一致させる。両拳は左下から振る。
※
216と217の動作が繋がらず、途切れてしまう→216で上肢と下肢はややゆるめ、その後両拳の動きを素早くする。

218落脚落拳 219提脚挙拳 220弓歩栽拳
43)撃地捶
図218
手は体の中央に下ろしてくる。立円を描く。右足真っ直ぐ(一歩目)。
図218~219
左足軽く(二歩目)。左つま先やや斜め。
図219~220
左拳は肩の高さで肘を曲げて打ち込む。
右かかとが着いた時(三歩目)、右拳は体の前にある。
右足は右斜め前方に踏み出す。
右拳は体の前をはらってから上げていく。
図220
右つま先はやや内向きで、相手を踏みつけている。
※
体の向きは、動作の途中は斜め左、定勢で前方。

204転身旋掌 205、206転体擺掌 207、208退歩横撃
39)退歩圧肘
図204
右手は203で外旋の後、内旋。左手は203で内旋の後、外旋。
右手上向き、左手外向き、重心左。
両手を左へ流す(右手が少し上)。
図205
右手下向き、左手外向き、重心右。
両手を右へ流す(右手少し上)。
図206
左手を十分右まで回す。
図207
右手のひら上向きにして右腰へ引き、左肘を前に出す。左手胸前、重心左。
図208
左手は腰の高さで下向き。高くしない。突っ張らない。重心やや右。
左手は相手の肘、右手は相手の手首の間隔。足幅(横幅)やや狭め。
※
定勢で両手が開きすぎない。定勢では右肘は体より後ろへ出ない。左手はやや曲げ、左手で横に切る。相手の肘を押さえているので、両腕の間隔は前腕の長さ。
207から208では右足は(閃通背のように)外側に弧を描かず、真っ直ぐ後ろへ引く。
207から208にかけて、体が右に回るので、左足のかかとが左へ動いている。

209転身右捋 210、211歇歩叠臂 212分掌拍脚
40)擦脚
図209
体を右に回し、少し捋で引く。
図210
右手が上からかぶさる。右足前へ。
図211
両手を交差し、姿勢を低く。重心やや左。
図212
両足を伸ばす。右足で支え、左足を曲げてから伸ばしてたたく。

189~191提膝穿掌 192落脚踏按 193~194擦脚擺掌

195収脚収掌 196、197提膝穿掌
37)左右金鶏独立
図189~190
右足はつま先をつけずに上げていく。
左手が胸前に来たら拳を開いて掌にする。
図190
動きを止めない。手のひらでねじり上げていく托掌ではなく、指先からねじっていく。
図191
右手のひらは斜め前を向く。陳式簡化36式ほどはねじらない。手は顔より前にある。左手は下向き。
図191~192
右手を下ろす時、左手の位置は変わらない。上に上がらないように。
図192
足幅はあまり狭くしない。
図193
重心右。
図194
重心左。右足はかかとから。
※
189で安定して立てない→重心が全部左足に移ってから、ゆっくり右足を寄せ、膝を上げる。

図198、199馬歩展掌 200、201退歩推掌 202、203退歩推掌
38)倒巻肱
図198
右肘を前に持ってくる。右手が下向きで、左手の上を通る。
図199
左手外向き、右手外向き。腰を落とす。右偏馬歩。
図200
体を左へ回しながら、重心やや左。
両手外旋して手のひら上向きの時、重心右(一瞬)。
図200~201
左手は肘を曲げて普通に戻す。
左肘を曲げ戻す時、左重心のまま左つま先を中に入れる。
右手は内側の弧を描いて寄せてくる。
図201
左偏馬歩。
図203
右偏馬歩。
※
両手のひらを外旋するのは、つかまれた手首をはずしている。

179、180転身旋掌 181、182転身捋按 183~185収脚擺掌

186独立擺脚 187、188震脚跌叉
36)擺蓮跌叉
図179
右手を左手のそばに寄せる。左手上向き、右手下向き。重心左。
図180
両手のひら上向き、指先後ろ。重心右、目は左前方を見る。
図181
重心右。勢いをつけるために、両手を右後ろに下げる。
図182
右下に下りてきてから、後ろから前(進行方向)に発勁。重心左。
図183
重心左。
図184
重心右。この後右足を寄せる時に少し体を右に回す。
図185
重心左。両手は体から離しておく。体に近づけると、足にうまく当たらない。
図186
たたき終わって、右膝を曲げ戻した時は、右肘の下に右膝がある。つまり、両手が開いた状態。膝は正面ではなく、右へ向く。
図186~187
右足で震脚。右手下に、拳心上向き、腕を突っ張らない。左手上で交差。
図187~188
右手は、拳を外向きにしながら上がっていく。目は上がっていく右手を見る。
左拳はできるだけ体の近くを通る。
左足はかかとをついて前へ出していく。制定拳のような、横にしてつま先から出していくやり方はしない。
図188
左拳内向き、右拳外向き、左拳を見る。臀部と左足の後ろ側、右膝の内側が地面につく。この形を崩さず、立ち上がる。崩れると立ち上がれない。
※
188のような形を取らないでやる時は、速くなりがちなので、少しゆっくりめに。この形を取ったのと同じ時間がかかるように。
立ち上がる時は、前進するつもりで。
両足と体を一本の線と考え、ぶれないようにする。右膝が後ろにあると立ち上がりにくいので、左腿と右膝の間があきすぎないようにする。
上体の力を抜く。

164転身挫掌165翻転挫掌166翻転挫掌167転身穿掌168~170繞臂擦脚171馬歩提手
30)中盤
図164
まず右腰を引いて、左手が前に出る。
肘が上がらないように腰を回す。
図165
右手が前。
図166
左手が前。
図167
(たて二回の円の後)横に回す。上下に分かれる。
図168
左足踏み下ろす。
図169~170
一度腰を少し左へ回してから分け開く。
右足を出すのを見てから、交差している手を見、上がっていく右手を見る。
図171
重心やや右。右手は刁手。指が同じ方向(左斜め下)を向く。
分け開く右手を見て、最後に前方を見る。
※
両手で推した後(双推手)、ボールを三回回す。

174転体繞臂175提膝繞臂176馬歩穿掌
32)前招
図172
左手は、左膝のところではまだ手のひら下向き。
膝の内側から上がっていく時に手のひら上向き。
33)後招
図172~173
下りてくる右手は、右膝のところではまだ手のひら下向き。
膝の内側から上がっていく時に手のひら上向き。
※
下を向かない。
171~172は動きは小さい。
32、33は足を斜め、斜めと出す。
32・・171で両足東に向いているのを、左足左前方へつま先で置く。左手下向きで膝の上。
33・・左足かかとで少し左前へ置き直す。次に右足斜め前つま先で置く。右手下向きで膝の上。172から173にかけて右足はやや外側に弧を描くように。手の動きに合わせて。
34)右野馬分鬃
図175
右膝を上げた時は、腰はやや左へ回す。最初から右へ向けない。
図176
左手の方がやや高め。(後ろの手は)後ろへ行かない。前へ行く意識で。
右手は下から上へと突き刺していく。右手首ゆるめる。右偏馬歩。

177提膝旋掌 178馬歩穿掌
35)左野馬分鬃
図178
左偏馬歩。
※
足の形をちゃんと区別すること。弓歩ではなく、偏馬歩。
膝を上げても体真っ直ぐに。175、177の形を崩さず前進。上体が前傾してはいけない。

158転体左捋159、160転体掤臂161提膝出拳162落脚旋掌163虚歩双推
29)白猿献果
図158
自分の方へ向かって立円を描く。左内旋、右外旋。
図159
両肘が同じ動きをする。左肘が前に出てくるが、手首は折らない。
図160
両肘が同じ動きをする。腰のところで右拳上向きにする。重心右、左つま先を外へ回し出す。
図160~161
右足は膝を曲げたまま上げていく。
図161
真っ直ぐ前を向く。
※
右膝を上げるのと、右拳を打ち出すのが一致しない→重心が全部左足に移った時、右手と右足は同時に動く。
右手が一筋の縄で右膝を引っ張っているかのように引き上げると、一致する。
30)双推手
図162
左に向きながら、両手を肩の高さで開き、左手を見る。
図162~163
首の横から前方へ押し出す。
図163
左膝の向き斜め。
※
右足を下ろして馬歩にするのと両手の分け開き、左虚歩と両手の推しを一致させる。