春香会ブログ

2014-06-18 20:32:50.0 覚書(長拳)

準備の姿勢・・背中が寄り、胸が開く。太極拳と逆。おなかを引っ込める。

内臓を上に引き上げると腰が伸びる。横から見て腰が伸びるのが重要。太極拳のように臀部をおさめるということはない。

足を上げる時(蹴る時など)は股関節から上げる。練習の時は姿勢を真っ直ぐに保つ。真っ直ぐなままで蹴ることを心がける。弾腿の場合、腰の高さ。

拳、あるいは掌とつま先の位置が同じ・・片手で引き込み、片手で打つ。したがって手と足の位置が同じでないと攻防の意味がない。

同じ位置になるには肩を前に送り出し、体(の向き)が斜めになる。また、高く蹴る必要性も全くない。

馬歩・・必ずつま先を真っ直ぐに、しかし外に開く意識を持つ。腿が地面と平行。低い姿勢の方がかえって楽。股関節を中へ中へと考えると腰が伸びる。

弓歩・・やはり股関節を中へ中へという意識を持つ。前足の腿が地面と平行。後ろ足はぴんと伸ばし、上に乗っかられても大丈夫なくらいに張る。足の裏で地面を押す。

前足のかかとと後ろ足のかかとが一直線上にある・・

理由その1 長拳はその名の通り体をできるだけ長く使う。足が一直線で体を斜め(半身)にすると、拳(掌)が遠くまで届く。太極拳のように足幅を取ると安定はするが、手が遠くに行かない。

理由その2 向きを変えるのがすばやくでき、反対を向いた時に足が交錯しない。

練習する時は高さを変えずに向きを変えるようにする。

掌・・親指を曲げる。四本指をつけ、指を甲側にそらして、小指の下側に力が集中するようにする。

長拳の掌は打つのが目的なので、指が開いていると力が分散する。太極拳は相手の力をいなしたり、腕を引っかけたりするので、指の間を開け、虎口(人差し指と親指の間)を開ける。

また、親指を離していると、相手に親指をつかまれたり、自分の打つのがそれて相手にぶつかったり、相手の攻撃を受けた時に親指をケガするおそれがある。

拳・・腰のところで上向きの拳は、いつ下向きの拳になるのか・・

腰に構えた時は上向き→肘が体の横にあるうちは上向き→肘が体より離れると回転を始める→打ち終わるのと回転が終わる(下向きになる)のが同時。

打った時、腕から拳まで一直線になる。ただし、この場合外から見てどこも平らという意味ではなく、腕から拳まで真っ直ぐな芯が通っていると考えること。手首の中央に芯棒があって、それが真っ直ぐというイメージ。

途中で引き手と向かい合う、引く力で前に出るというイメージ。

打ったり押したりは体の中央に向かって。

抱拳は、腰を抱くという意味。

拳の交差・・相手に振り下ろす方の手が前。例えば相手が右手でこちらの左手をつかんだ場合、相手の右手の上にこちらの左手を重ね、両手をこのまま上げていくと相手の手がはずれる。右手が後ろだと、(こちらの)力の強い場合は別として、はずしにくい。

上から左右に振り下ろす動作・・右拳で振り下ろすその時に左拳の力も利用する。片手だけよりも威力がある。

踢腿・・前に振り上げる時は自分の額が目標。

右足を左に振り上げる時は左の耳が目標。

左足を右に振り上げる時は右の耳が目標。

足が高く上がらなくても、その延長線上に右または左の耳があること。

内側から外へ回す蹴りは135度回す。練習は真横まで回す。つまり角度がちゃんとしていることが重要。回るようになったら次は高さ。最初から高くすることばかり考えてはいけない。

馬歩など、少しきついかな・・と思っても低くしてやること。間違った方法で無理をすると体に悪影響を与えるが、正しい姿勢や方法で少しきついのをやるのは体をいためない。股関節がちゃんと折れれば、動作が楽になる。

                                     長拳講習会より

2014-06-07 16:06:49.0 覚書(楊式)

太極拳は攻防格闘技である。

掤・・全部こちらから攻撃しない。必ず相手が何かして、それに応じて動く。相手の力を利用するので、相手と同じ力を出す必要がない。

心在先身在後・・まず動かそうという心(意識)が先に動き、体はその後ついてくる。何も考えないでただ動いてはいけない。必ず心が働いていることがわかるようにする。例えば起勢から攬雀尾に入る時、ただ体を左へ、それから右へと回すのではなく、(おもてから動作が見えなくても)心を左へ右へとめぐらすようにする。

動則還視静則注視・・動いている時は主となる手を見る。動作が止まる時は一点を見る。左右搂膝拗歩の曲げ戻しでは、一瞬早く前を見る。つまり相手を確認してから攻撃をするということ。

雲手では絶対手を見てはいけない。必ず遠くを見る。按の動作で引き込む時は左右の手に気を配る。左顧右眄。

無過不及(不足)・・動作はやりすぎてもいけないし、不足してもいけない。例えば重心を前足にかけすぎたり、どっちの足にかかっているかわからないようではいけない。

開胯圓擋・・股関節を開き、股の部分が丸くなるようにする。腰を入れ、股関節が一直線に前方を向く状態は緊張してかたくなるので、してはいけない。(伸ばしている足の)膝が入ってしまうので、つま先と膝の方向も合わず、前から押された場合抵抗できない。股関節は斜めに向け、かかとからの力(勁)が途中でとぎれないようにする。

腰を入れていると勁が腰でストップしてしまい、力が伝わらない。前からの力に弱い。

股を丸くしておくと力がスムーズに伝わる。押されても弾力があり、抵抗できる。

太極拳ではかかとを根と考え、これが動くのを嫌う。力はかかとから出てくるので、これが動いては力が出ないのである。楊式でかかとをけり出さず、つま先を入れ込むのはそのためである。また、つま先を入れ込むのは相手の足を動かし、根をなくさせるためである。

組んで練習する時は自分のつま先をかかとを軸にして外にずらし出し、相手の足を動かす。

かかとがしっかり地面についているのと、ついていないのとではどうなるか。

つま先が浮いてしまうとどうなるのか。

足だけで動かそうとするとどうなるか。

かかと、膝、腰がつながっていると考える。

つま先が浮くと膝が弱くなる。

練習なので、相手(動かされる方)はあまり重心をかけてふんばらないこと。

歩行練習ではこれらのことを頭に置き、相手がいると考えながら歩く。手はリラックスできるよう背中に当てたりするが、高い位置にすると肘が曲がり、肩が上がって緊張するので、低い位置に当てること。

太極拳は日常の動作とも関連がある。例えば歩く時・・

目は遠くを見る。遠くを見ようとすれば顎が上がったり、頭が傾いて下を向いたりということはしない。顎はやや引き、視点を定め、頭はまっすぐにする。

背筋を伸ばし、肩に力を入れない。速く歩くには手を振るが、肩に力を入れて振ってはいけない。歩く時に体が上下するのは、上体が緊張しているからである。上下するということは背骨が上から下へ押されるということで、長い間には悪影響が出てくる。歩く時はリラックスして、体が水平に移動するようにする。

足は、後ろ足の指の付け根で地面を蹴る。その力で体が前へ進んでいくようにする。

歩く速度を上げようと思うなら、歩幅を狭くして数で稼ぐようなピッチの速い歩き方ではなく、大またで踏み出し、ゆったりと、しかもすばやく歩くよう心がける。大またに踏み出すのは、太極拳もそうだから、いい練習になる。                                      

                  1998 周佩芳先生楊式講習会にて

 

 

2014-06-06 09:57:35.0 講習会で習ったこと

24式・・前進や後退で軸足にもう一方の足を寄せる時は、丁歩にした時のつま先の位置を通る。軸足のかかとの位置に足を寄せるとぐらつく。

推手・・大捋などの時、普通の太極拳をやるのと同様軸足のそばを通ってから前進・後退すること。

陳式・・上半身が虚で、下半身が実。すべて腰から動き、腰が動かないうちは体の他の部分は動かない。