
図47 図48 図49 図50 図51
6)左右倒巻肱
図47
右手が後ろへ行く時、左手と左足が合っている状態を崩さないこと。
図48~50
曲げ戻した右手が体の前まで行く間に、右半身は前へ、左半身は後ろへ回って左足を着地する。
そうしないと上半身と下半身がねじれてバランスが崩れる。
つまり足を後ろへ着地した時には曲げ戻した手は必ず顔の前にあること。着地するのは親指側。
曲げ戻した前腕部は、上腕部の上にある。肘を境に折りたたんだ状態。
図50
手が交差する時、両手がおなかの位置まで下がってはいけない。
足を下ろす時は上底部(指)をしっかり着き、釘を打ち込むようにする。
足首をはっきりさせる。そのままぱたんと力なく下ろさない。
右手はこの位置のまま。体を後ろへ引くことで押したことになる。手だけで押さない。
足の位置が決まったらその範囲内で上体を回していく。
この時点ではおへそが前に向く。体が斜めを向いているとぐらつく。
図51
体の向きは斜めだが、腰を引きすぎてはいけない。前へ押せなくなる。
前を見ていても、下の手も見えている。
体の中心は両足の中間に。中心が後ろに来るとお尻が出る。
下の手は指先が少し体から離れている。下の手を横にすると(おなかにくっつけると)相手の手は引き込めないことになる。

図52 図53 図54 図55

図56 図57 図58 図59

図60 図61 図62 図63

図44 図45 図46
5)手揮琵琶
全体
手は少し前に押し出し、足もその場ではなく前に置く。全体として前進して行く感じを持たせる。
図44
右足を寄せても体の中心は両足の中間に置く。右肘の下に右膝。
図45
44で寄せた右腰の位置がそのままで左足を出す。腰は右に回すが後ろへは引かない。
つまり左への回転も右への回転も、体の中心を両足の中間に置いたままする。前へずれたり後ろへずれたりしない。
図46
左手は鼻の高さ。左肘の下に左膝、左手の下に左つま先、右肘の下に右膝がある。
左半身は左つま先の方向、右半身は右つま先の方向を向く。
全部相手に向いてしまうと不利。相手にはなるべく見えている部分が少なくするため半身。
左半身は左足、右半身は右足の上に置く。体の中心は両足の中間。