
図87 図88 図89 図90
16)右左蹬脚
門)
図87
突き出して大きく水平に回す。体で回し、手だけで回さない。
図88
手が上がっていくのと、右膝持ち上げるのが一緒。
手はたての円で、大きく回す。体を左に回す。
図89
膝を持ち上げた時、つま先はやや内側に向ける。
図89~90
両手を交差したら止まらないで(つま先つけないで)そのまま蹴っていく。
手は分ける時、山を描かない。
李)
88で体は左へ回り、89では右に回る。右に回しながら膝を上げていく。
図90
後ろの手を高めにする。
全)
足を高く上げることよりも、倒れない形を作る。
後ろ足の目的は、軸足に寄せることではなく、最終的に踏み出す(前進する)、あるいは蹴ることにあるので、膝から下を寄せたら次に向かって動いていく。寄せて、それから〇〇をするというふうにならないように。
図87
右手が出ていく時は右手の方向(腰の向いている方向)を見る。
86から87にかけてこすり合わせる時は、右肘をやや曲げる。
図88
この時は視線は両手の中間、両手とも見えている。腰の向いている方向を見る。
右肘を右膝の上に下ろしてくる。
図89~90
両手を交差して持ち上げながら、だんだん右方向を見る。
分ける時は小指側で分けるようにし、開いた時やや下へ押さえる意識で。
中)
図87
左つま先を少し中に入れるなど、調節する。
左肘と左膝が合う。
図88
左手を腰に引いてくる。右手外向き、左手上向き。
図89~90
右手は拍脚のように、上から押さえつける手の感じにするとよい。
図90
ぐらつかないようにするには、膝と足首をしっかりさせる。

図74 図75 図76 図77 図78 図79 図80

図81 図82 図83 図84 図85 図86
15)玉女穿梭
穿掌とは関係ない。左右振り向いての動きと、あっちこっちへ行く動作が、機を織る時の梭(ひ)の動きに似ている。
門)
図74
左足は左側に置き、体は大きく右に回す。手は前(北東)ではなく、右斜め上(東)。
左足をつま先で着いた時に、両手はこすり合わせるように回す。
図75
下に押さえる。むしろ右手の方が下にあるくらい。体の中心に向かって引いてきて、小さく円を描いて回す。
図76~77
大きく回す時は上の手を見る。すぐ右手のひらを上向きにして水平に回す。後ろに回しすぎない。呉式の手の動きをきちんとやる。
図77~78
体重が後ろへ移る時に右手が回り、右足を踏み出す時に両手が上下に別れる。
図78
左手は後ろへ引かない。下へ。軽く脇につけるくらい。力を入れない。
呉式の手の回し、孫式の足の運び、楊式の足の形、この三つを正確に。
図80~81
上の手(下向き)で、相手の首を横から打つので、指を立ててはいけない。下の手(上向き)で相手の腕を下に押さえる。
李)
図74
体を進行方向に向ける。斜めにしてはいけない。孫式の退歩。
図77~78
孫式の上歩。
図77
擠にしてはいけない。抹。
図78~79
左手は横から回すように押してはいけない。
図80
重心を後ろへ移し、手と体は中央まで回ってくる。この時点で左斜めまで回すと、重心を前に移す時に体が左へ回らない。
図81
重心が前へ移り、手と体が左斜めを向く。
全)
図74
手を回すと言うより、体が回っている。肘の位置そのままで回す。
図78
この時に胸前があいてしまわない。右肘を下げる。
図79
右手は後ろへ引かないで上へ。
手の回し・・呉式っぽくする時は手首から先ではなく、前腕部をらせんに(上に向かって)回す。
(手を回す時に)上体をゆらさない。体の中で大きく回っている。足の転換もその場で。前へ行ったり後ろへ行ったりしない。
図76の時は体の向き、手の位置は斜め(北東)。最初から進行方向(東)へ向いてしまうと少ししか手が回らない。
図85
この状態から肘から下だけ動く。
中)
図74
右肘を曲げて、左手の上を通って前方へ突き出していく。
手の回し・・右手は後ろ足を寄せるまでは大きく回し、寄せてからは手首を小さく回す。
足は一歩目はつま先真っ直ぐで右前方に出し、二歩目はつま先斜めで右前方に出す。
手を回している時や、最後の押し出しの時は、体がその場で回っている。