
41転体裁拳 42 43躍転掄撃 44 45馬歩合臂
7)護心捶
図41
右膝の少し後ろに拳を打ち込む。右拳の方が下。重心右。
図41~42
一度左足を寄せてから膝を上げると、上げやすい。
図42~43
左足を42の右足の位置に着地させる。右足は斜め前方に。軽く飛ぶ。左、右の順で着地する。
43では重心左、両つま先前。両拳心内向き、右拳の方が上にある。
図43~44
体が左後方に回り、左拳が上がっていく。右拳下がる。重心左。
次に右腰を少し後ろに引いて、それにつれて両拳をたてに一回転(あまり大きくしない)する。重心右。
図45
回り終わった時は、左拳が右肘の下に来る。
右拳45度、拳心内向き。左拳たいら、拳心内向き。
重心やや右の馬歩。背中に注意。
※
拳を回す時と、動作が決まった時では(上体の)方向が違う。44では進行方向に対してやや右向き。45では進行方向(東)。
44では体重左へ移して左拳前へ撃つつもりで。45では体重右へ移して右拳前へ出していく。
動作が決まった時、体の向き斜め左とするやり方もある。テキストでは東。
43から44で右つま先を少し中に入れ、それによって手が回り始めるというやり方もある。
44から45にかけて腕を回す時は肘を曲げ、肘から下を回すようにする。腕全体を振り回さない。

36 37転体変拳 38転体横撃 39划弧翻拳 40転体横撃
6)搬欄捶
図36
かぎ手を開き、右手を正面に持ってくる。
図36~37
両手を拳にして右下へ。右拳上向き、左拳下向き。
図37~38
更に後ろから、肘から下で横に振る。左拳上向き、右拳下向き。振る時は高くしない。
腕の振りに腰がついていってしまわない。体の中で(右への)戻しがある。
図39
拳を引っくり返し、左下へ。右拳上向き、左拳下向き。
図40
右拳上向き、左拳下向きのまま右へ振る。
体の中で(左への)戻しがある。
※
体の前に肘があり、肘の位置を動かさない。肘が体から離れてしまわない。最後の最後に拳を肘から下で振る。
振る前に更に腰を回し、振った後は戻しがある。足(の位置)は動かさない。
横に撃つ時、重心が高くなって上体が起きてしまいがちなので、膝を曲げ、重心を低くし、平行に移動させる。
一回目は拳を引っくり返しながら振るが、二回目は引っくり返さずそのまま振る。
拳が上向きになっている時は手首を曲げる。手首から甲が真っ直ぐだと拳が自由に動かない。
右拳の動き一回目
1正面(掌)←単鞭(かぎ手)
↘
2右下に下げる 上向きの拳
←
3更に後ろから下向きにしながら左へ振る
二回目
↷
2上向きにする
↙
2左下へ
→
3更に後ろから上向きのまま右へ振る