えいじま義雄の蓮風便り

「蓮」の花と薫りのように清く「義」一筋に政治の道を貫きます

2022/01/20 16:11<世界に日の丸を掲げる責任を全うした人の引退に思う。>

 絶対王者、体操の内村航平選手が引退されました。世界体操競技選手権大会6連覇、21個のメダル(金10個、銀6個、銅5個)は世界最多記録です。

 オリンピックでは北京、ロンドン、リオデジャネイロで金メダル3個、銀が4個と常に日章旗に囲まれ、全国民はあの内村選手の体操競技の着地のぶれない美しい姿勢と着地に絶対的な期待と優勝を思い描いて見ていました。

 しかしあのウルトラC難度の高い技を次から次へと繰り出し、最後にビシッと決める神業の演技は世界中から賞賛された選手でしたし期待を裏切らない人でした。それだけ練習の怪我、事故で満身創痍になりながらでも日々練習練習に明け暮れた30年間だったと思います。引退会見で「世界一の練習」が出来なくなったから引退を決めた、のフレーズがありましたが、正に「世界一の練習」が内村航平選手を支えていたのです。

 その汗と涙の努力で精神面でも一流の人間性が大試合でも淡々と無に近い心境で日の丸を揚げる、この一点に集中したアスリートだったと思います。スポーツ選手の鏡です。

 今の大相撲の大関は平幕にコロコロと不様に負け情けない姿、あれは稽古に研究心も無く、只々ダラダラと楽な稽古を一日に数番やっている程度で精神面でも意気地の無い現れです。あのアイススケートの羽生結弦選手やこの内村航平選手の稽古、練習に対する真剣な考え方を学ぶべきだと思います。

 

 本当に一流の人間は人間性が立派です。内村航平さんには政治家になって文部大臣になって欲しい位です。机上の知識で無く身体で体験した事で指導して欲しいですね。本当に国民の期待通り頑張られた人生、ご苦労様でした。ありがとうございました。