えいじま義雄の蓮風便り

「蓮」の花と薫りのように清く「義」一筋に政治の道を貫きます

2015/02/19 14:27リーダーを選ぶには心眼で 識見の持つ本物の人物を選びましょう

 失敗を反省材料として次に生かす事は、物事を前進させる糧になる重要な要素です。人間は賢い生き物ですが、いろいろ歴史を振り返って見れば人間は決断、判断において沢山の間違いを犯しています。

  国家においてその一番の判断の間違いは、原子力事業の導入だと思います。原子力の事故、核のゴミ問題、廃炉処理問題は現在の技術では解決できません。

 

 さて、私たちの住むまちにも政策上の大きな失敗が多々あります。まず昭和46年4月に行った旧高田市と旧直江津市の対等合併です。現在、双方の市街地は衰退し、経済活性の合併効果は全く感じられません。また『上越市』という市名も、それぞれ今まで『高田』『直江津』で培って来た知名度を考慮することなく伝統を消滅させた責任は重いものです。未だ『上越市』という市名は全国ブランドになり得ていません。さらに新幹線新駅の駅名においても同じ失敗を繰り返しています。

 

 昭和50年代から60年代にかけて、〈本町3丁目の旧市役所建物〉〈高田公園内の階行社建物〉〈旅館高田館入り口の建物〉〈小熊写真館建物〉〈直江津駅前のいかや旅館の建物)など、このまちの歴史的建物を保存することなく、いとも簡単に解体棄却処分を決定した事例が続きました。

 

 高田本町の都市改造計画においては、マイカー時代なのに駐車場整備は絶対的に少ないです。高田、直江津両地域とも市内中心部の古い学校を統合し、跡地に大型駐車場を新設すれば良かったのにそれをしないまちづくりを行いました。これも大きな政策の失敗です。

 

 トミオカホワイトで有名な富岡惣一郎画伯は生粋の高田出身者です。しかしながら彼の作品群を集めた美術館は六日町(現南魚沼市)の八海山山麓に建てられました。「雪国で生まれた作品は、雪国に還す」という画伯の長年の念願を当時の六日町市が実現したのです。しかし画伯の本当の気持ちは故郷高田に美術館を建てたかったのではないでしょうか。旧市役所を美術館に出来たのに、残念です。

 

 平成の時代に入っても、あの忌まわしい土地開発公社の土地買い過ぎによる300億円借金は市の財政を悪化させました。その悪化した財政の中、高額の税金を出資して作った儲からない第三セクターの温泉、レストラン、物品販売場・加工場、それらは今でも負の遺産となっています。

 

 駐車場不足で市民に不評の直江津駅前の図書館なども政策の失敗です。屋台会館も何の経済的効果を上げていません。

 

 新幹線新駅『上越妙高駅」の区画整備も巨額の資金を注ぎ込んでも活性化の見通しは立っていませんし、将来期待される有力な企業の誘致に成功したというようなニュースも入って来ません。

 

 「立地の場所が悪い」「当初の予算を1.6倍(10億円)も超過して作る必要はない」「そもそも必要ないし不便していない」など市民や地域協議会、その他団体がこぞって反対している『(仮称)産業厚生会館』の建設問題。行政側は権力を行使して何が何でもやり切ろうとしています。

 

“勝手読み”という言葉が有ります。本来は囲碁用語ですが一般社会においては「客観的情勢を考慮せず、自分に都合の良い情報だけを集めて判断・行動すること」と解せます。ミッドウエイ作戦、ガダルカナル作戦、インパール作戦など過っての帝国陸海軍の作戦によく見られます。古来、意地と見得で敢行した作戦に成功した例はありません。

 

 これだけの政策の失敗を重ねて来て、反省もせず、また同じ轍を踏む行政と政治家の責任は重いと言わざるを得ません。

どうか市民の皆様も自分の持つ“清き一票”を情実ではなく、本当に市民の気持ちが解る本物の人物を選んでください。そのための心眼を持って下さい。それにはもっと市政に関心を持って情報を得て下さい。

 

 まちの発展は、悪い因果を断ち切る“儀の心、正しい心”の結束です。『悪因悪果』ではなく、『善因善果』のまちを一緒に創りましょう。