今回の参議院選挙では、選挙制度改正により選挙年齢引き下げに伴う初めての国政選挙ということで、広く国民に政治への関心を高めさせ、また政治とは何かということをも知らせることが出来たと思います。
与党や野党の候補者を始め 各政党の党首や幹部、内閣の大臣も国民の前でそれぞれ国民の理解と支持をいただくために、演説やビラで宣伝し盛んに訴えておりました。
この自由な環境の中で政治がおこなわれる日本はすばらしい国だと思いますが、しかしながら、大変に残念なことに選挙の投票率は60%に届きませんでした。
地勢状アジアとヨーロッパを結ぶ重要な位置に在り、大変親日的なトルコの政情が、クーデター未遂事件の発生で非常事態宣言を発令するなどして非常に混乱しています。 そして、この事件により多くの市民や兵士も死んでおります。
世界の中でテロとクーデターが起きていない安全安心な国は段々少なくなってきているというのが、今の世界の現状です。
トルコのエルドアン大統領は、強権的な手法により反乱を指導をしたという容疑で、自分の反対勢力を徹底的に弾圧や粛清を始めています。これにより、また多くの血が流れ尊い人命が失われることになると危惧しております。それは国家としても将来的に大きな損失になるでしょう。
いかに一国の政治が安定しているかが、国民に取って重要かがわかるというものです。
軍人は武器を持っている集団ですから、クーデターを起こそうと思えばいつでも政治家を殺すことができます。
しかし国を守るためにはまた、その軍人も必要となります。そんな力と力の権力闘争は武力では決して解決できません。
発展が続いてきた戦後の我が国は、国民の高い知性と教養でバランス感覚も良く、混乱の少ない政治が行われてきたことに、国民は喜び感謝を時にはするべきだと思います。
常に与党を批判するだけで、悪口を言うのがお仕事でお金が入り生活しているグループ・集団や政党もありますが、まあそれも表現の自由であり、結社の自由なのですが、度が過ぎると必ず国内が混乱を呈し、力と力がぶつかり合い武力闘争となって血が流れ、最後には悲劇を招いて来たというのは、まさに人間の「業」というもので有ることを歴史は証明しています。
徳川家康という政治家は、この国を 260年間余り「バックストクガワーナ」徳川の平和という世界史の中に燦然と輝く平和な国を築き上げ、歴史学者や政治学者が高い評価をしています。今ならノーベル平和賞を受賞していると思います。
徳川幕府の政策と政治運営では、見事なまでに人間の性質と心を知り尽くし、権力の座にある大名やその家族に至るまで厳しく「法度」を設け、違反者には当然厳しい処罰がありました。
決まり事を緩め、好き勝手を許すことは結局、国力を落とし腐敗と暴力が蔓延り、徐々に国家が崩壊して行くのです。
国民は国家を考えれば、自ずから何をしなければならないのか分かると思います。
若者は結婚して子どもを産み育てていただきたい。
政治は仕事場を作り子育て環境を良くするべきです。ここをしっかりとやらなければ日本は 亡国前夜の日が近づいています。いかに人口減少が国を滅ぼす元凶か若い方々には深く考えて頂きたいと思います。年長者もこのことをよくよく考え、自身の行動が如何にあるべきかを自問自答しながら日々を過ごして行きましょう。
貴方の孫や子孫の未来が、貴方の考え、行動如何に掛かっているのです。