えいじま義雄の蓮風便り

「蓮」の花と薫りのように清く「義」一筋に政治の道を貫きます

2016/12/21 13:50『いつの時代でも国家の繁栄は外交にかかっている』

 日本政府はどこまでお人好しなのか呆れてしまいます。

 そもそも公式に隣国の首相と会談する約束をしておきながら、遅刻をして来る行為そのものが我が日本国を完全に舐めています。

 礼儀も知らない国家と平和条約を結ぶために 、三千億円規模の経済協力の合意をし、ロシアの国営企業の石油や天然ガス田開発に資本参加するというのです。

 

 そのうえ日本の北方領土は一切返還せず、日本のお金と技術力を利用し天然資源を開発し、さらにその資源を日本に売り付けるという、こんな非常識で傲慢非礼な外交を続けている「プーチン」というリーダーは、今までの中で一番武闘的であり、チェチェンやウクライナ、シリヤ紛争などを例で見てみると日本で言えば、紛れもなく織田信長的な武力で天下を治める「天下布武」の人間であり、人の命などどうとも思わないという恐ろしい程、冷たい顔した元KGB上がりのリーダーなのです。

 したがって日本政府の外務省の人間がいくら束になってかかっても、びくともしない組織力・情報収集能力を有し非凡なリーダーシップを持っているのです。

 

 ロシアは昔から国際条約など結んでも自分の都合で一方的に破棄するのは平気な国なのでとても信用はできません。安部総理にはもっとしたたかに一癖も二癖もあるリーダーになっていただきたい。さもなくばあのトランプのアメリカや中国、ロシアの大国に適当に利用され、我々の税金をドブに捨てるようなことになってしまいます。だから決してお人好しの外交はしないでください。

 

 我々国民も平和ボケと世界の情勢に疎いと、「流石は先進国だ」なんておだてられているうちに大国に飲み込まれてしまいます。明治維新を乗り切った我々の先人達の気概を今一度ひも解き学ぶ時だと思います。

 特に海に守られ国防の危機意識が希薄になったこの戦後71年間が経過し、ロシヤや中国、アメリカと対等に交渉できる政治家は今、この日本に何人いるのでしょうか?

 「外交」というのは選挙に対しプラスの効果を発揮しづらい分野なので、政治家はあまりやりたがらないのです。しかし「ここ今一番」という歴史的・世界的政治問題の一つにこの「外交」があるのです。

 その外交能力がまさに今、問われているとても大事な時なのであります。我々も注意深くこれからの事象を見守りつつ、必要と思われる時は決して臆することなく堂々と意見を述べ伝えましょう。