えいじま義雄の蓮風便り

「蓮」の花と薫りのように清く「義」一筋に政治の道を貫きます

2019/07/07 05:49<国家に目標が無ければ船長のいない船みたいになります。>

 

 徳川に平和が約260年の永きに渡り続いている間に欧米は東南アジアをしっかりと植民地とし人間を奴隷扱いとし、資源や富を略奪しました。黄色人種を人種差別し、特に英国はあの清国を麻薬のアヘンでズタズタにして香港を100年間侵略していました。欧米の近代文化は即ち兵器の近代化でもあり、その武力で太平洋の島々やアジア全域は白人に支配されていました。 

 ペリーが浦賀沖に黒船で現れたり、帝政ロシアも樺太や北海道沖に進出し、英国海軍は薩摩・長州藩を砲撃し、武力の圧倒的な差を思い知らされた日本の若くして勉強してきた下級武士達は、このままでの徳川の時代の統治では欧米列強の強力な力の前では日本も他のアジアの国々と同じように植民地化されると深刻な危機感を持ちました。これが徳川幕府打倒の大きな下支えとなりました。 

 やがて明治維新を迎え欧米に対抗すべく新しい政策の「富国強兵」を掲げ、国家と全ての政治は国民が選んだ国会議員が行い、国を守る為に武家制度を廃止し、日本人男子は平民でも武士と同じく兵士として国防に当たるべく徴兵制を導入しました。 

 この他国民全ての子供が教育を受けられる制度や、鉄道、通信、郵便制度などは我が上越出身の前島密翁を中心とした20代の若き俊英達が国家の近代化の目標達成実現に向け活躍しました。中央ばかりで無く地方にあっても日本人は文明開化と近代化に向け国民全体が結束した事で、欧米の植民地にはならず、明治、大正、昭和、平成そして今日令和の時代を迎える事が出来ました。 

 地下資源にはそれ程恵まれず、地震、台風、地滑り、火山爆発、津波と自然災害のデパートのようなこの国を取り巻く自然環境の中、世界に類の無い歴史と伝統と文化を維持、継続して来た優秀民族である我々日本人は、やはり国家としての毅然たる大きな目標、目的を明確に持っていないと国体は弱まります。 

 その現れが人口減少と言う弱体化の始まりです。廻りを見れば空き家と貸店舗だらけ、小中学校の廃校、田畑は耕作放棄地ばかり、中山間地は廃墟地となるばかりです。国の政治目標に国民が関心を示さなければ政治は力を発揮出来ません。我々ひとり一人が直接政治家を選ぶ訳ですから我々の民度や政治感覚が低ければ、それ以上の政治力を持った政治家は出現しません。 

 個人主義も大切ですが、度が過ぎる自分勝手な大衆迎合のポピュリズムの政治が国家を弱体化させている気がします。せめて国の祝日式典には国旗や国歌を尊び、この国体を誇りに思う教育も目的のひとつにするべきだと思います。 

ワイドショーの司会者やコメンテーター達は自分の給料に直結しますから常に視聴者に気を遣い、視聴率を気にし、責任の無い一般受けするような耳触りの良い、一見すると正義感溢れるような事ばかり言います。でも政治家にはテレビの司会者やコメンテーターのように振舞ってもらっては困るのです。しかりと芯の持ったぶれない政治を行う。そんな政治家を選ぶ事が我々国民の義務です。