えいじま義雄の蓮風便り

「蓮」の花と薫りのように清く「義」一筋に政治の道を貫きます

2016/05/30 23:57 『トランプ米国大統領に決まれば第2の黒船来襲ではないか』

 さて、現在の世界(情勢)を俯瞰して見れば、世界のリーダーは時代と共に変化し、経済の状況も常に流動的であり、一国だけでその変化に対応できない程、政治的リーダーの指針が表れにくい世界になってきています。

 そして経済、産業、金融、資本などなどあらゆる分野において「グローバル化」が進む反面、通信・情報分野の技術革新、進歩によりSNSなど高度な発達は、世界をミクロ以下の極小世界に変えてしまっております。

 

 そんな中、現在米国において、大統領に政治経験の無い「不動産王」と言われている共和党のトランプ候補が大統領指名権を獲得確実にし、民主党のヒラリー・クリントン候補との一騎打ちの様相を呈しています。

 今年11月の大統領選挙の結果、もしトランプ氏が大統領になれば、選挙公約の演説の中で彼がハッキリ発言しているように、「アメリカ国民が払っている税金で、なんで金持ちの国(日本)の用心棒をやらなければならないのか、それなら用心棒代を払え」という当り前と言えば当り前の権利要求を言い出しました。

 そして今後の成り行き次第では、日本の防衛を肩代わりしている米国政府に対し、その経費の全額を日本政府が持つことになるかもしれません。

 

 あるいは、戦後71年間の長きに渡り独立主権国家の我が国が、国の安全をアメリカによって守ってもらっていた事にいよいよ終止符が打たれる、すなわち日米安保の終焉、破棄という時代を迎えるかもしれないのです

 はたまた、昭和51年サンフランシスコにおいて日本は、「平和条約」と共に「安全保障条約」も締結しましたが、その日米安保の見直しを言い出すことになるかもしれません

 

 これが時代の変化というものでしょうが、平和にとっぷりと浸かり、「水」と「安全」は無料だと勘違いしていた日本人は、その責任の負担の重さに耐えられるのか、国民一人ひとりに押し掛かってくる税金増は政府も国民もしっかり覚悟しなければならない時がくると思います。

 

 人口も減り、経済が再び低迷していく中での国防費の増額、これらは徳川幕府の終末の時代背景とよく似ています。 維新の時代は貧しくとも優秀な人物が沢山おりました。 国民もまた今以上にレベルの高い気概と何より団結力、結束力があり、国全体が引き締まりまとまっていました。

  しかし今現在は、どこを見ても信義も情も気概も失い、その欠片さえ見当たりません。個人主義や利己主義、プライバシーの保護など、人と人との絆が消えてしまい、殺伐とした世の中になってしまっています。

 

 トランプ氏が大統領になれば、それは日本にとってまさしく第2の黒船来襲と同じことになるでしょう。

 もう一度、吉田松陰や坂本龍馬、木戸孝允、大隈重信、伊藤博文等のような腹の座ったリーダーの出現を望むのは誰しもが思うところではないでしょうか?