えいじま義雄の蓮風便り

「蓮」の花と薫りのように清く「義」一筋に政治の道を貫きます

2016/09/13 12:14 時間かかり過ぎ『地方創生と一億総活躍社会』の実現

 

 

 安倍政権が看板政策として打ち出している『地方創生と一億総活躍社会の実現』がその成果が表れているとはとても思えません。何か厚い壁にぶち当たっている感じを受けます。

 このままでは政策の成就に時間がかかり過ぎ、何年経っても前へ進まず、期待していた改革や経済政策が色あせて来てしまいます。いつも国民は蚊帳の外です。

 

その代表が

①道州制の早期導入-----新しい時代に合った線引きが必要です。北陸3県(福井、石川、富山)は三県合せても新潟県とほぼ同じ広さです。そこにそれぞれ知事が3人、空港が3か所、重要港湾が3か所もあるのは無駄でおかしいです。

②人口比率による国会議員定員数制度の廃止-----現状は光の当たらない地域の切り捨てになっています。

③省庁、政府機関の地方分散化-----分散化で地方の活力が生まれます

④教育制度の改革-----小中高校までの義務教育化、 教育は国主導から地方独自の主導へが必要です。

⑤中央集権から地方への分権を-----現状は地方の議会、議員に権限が無さすぎる。今のままでは地方議会は必要ないと思えるのです。

⑥福祉制度の地方への権限移譲-----権限を委譲、もっと自由にやらせて欲しい。

 

 以上の提案は政治家の役割です。政治家は時代を先読みし、政策提案をするのが仕事であり役割です。しかしこの政策を執行して行くのが官僚・役人の仕事です。

 現状は、権限を国、県の官僚・役人が握っているため、法律という高い障害物とを楯に、全てにおいて決済がスピーディに遂行されず、効率が悪くなっているのです。官僚指導国家では常に、現場の状況からは程遠く、その結果、地方の活力は失われ、人口も減り、社会保障のための借金が増えて行くだけです。

 私は、外交・財務・防衛・社会保障は国の役割で推進し、教育・医療など生活に関連する身近なものは地方をもっと信頼して、地方にまかせるべきだと思います。

 国を変え、地方も変わり、国民、住民の考えも変わらなければ只々自滅して行くだけです。

 

2016/09/13 12:10 オール与党の県政とは余りに虚しすぎませんか?

新潟県政は昨今の人材不足や原発問題、新幹線問題、選挙での個人的な対決で全国的に注目される割にはその後の結果に結びつくことがなく、どんどん消沈しているような感じがしています。

 来月に行われる新潟県知事選挙においても最大野党の民進党は候補者の擁立を断念しました。夏の参議院選挙民進党(当時は民主党)で「山本太郎と生活の党となかまたち」を離脱し無所属で立候補した森裕子氏の応援に回り、独自候補を立てず、「野党共闘」と言う勇ましいお題目を唱えて自民党候補を破ることはできました。

 さて、新潟県知事選挙においては現職である泉田知事が突然立候補を取り下げ、さまざまな原因が憶測されています。ポスト泉田を争う候補予定者として前長岡市長の森民夫氏が名乗りをあげています(自民党推薦)。そして民進党は今回も候補者を立てられない体たらくです。まったく無責任で新潟県に対する愛情と言うものがないのかと疑いたくなります。野党の国会議員・県議会議員・市町村会議員は結局自分たちのより所である反自民や保守層に反発する人たちの意思をまったく無視しているのと同意義です。口先だけのパフォーマンス政治をして人気取りを行っているだけです。

 農業・工業・観光業・福祉・医療教育・インフラ・原発問題など対抗野党として県民に独自の政策をアピールしてその是非を問うべきではないでしょうか?

 森候補予定者にすでに戦う前から降参した事になってしまいます。新潟県政に限らず昨今の国会運営では野党は政策の是非を問うよりも揚げ足取りに専念し、審議拒否を行ったり国会の外で騒ぐ集団とパフォーマンスしたりと何のための野党だと疑いたくなる現状は理解できますが、議会の中で与野党が議論を戦わせ、正しい県政の運営に寄与することが本来の目的です。

 新潟県政はこのままではぬるま湯体質になってしまいます。健全な野党、健全な議会運営、健全な議論ができるような新潟県政を臨みます。

 そして森候補予定者の対抗馬が出てくることを期待したいです。