えいじま義雄の蓮風便り

「蓮」の花と薫りのように清く「義」一筋に政治の道を貫きます

2017-03-05 12:26:41.0 すべてが軽く本物が消えてしまった社会

 近頃、私の廻りを見ても、テレビで芸能人やコメンテーターを見ても、味があって、深みがあって、情があって、またあの人と逢って一杯飲みながら話をしたいなぁと思う人が、残念ながら少なくなりました。思い出す顔は、幾人も私を置いて浄土に行ってしまった人ばかりです。また、多くの私を支援して下さった同士の方々です。

 全員が昭和20年以前生まれの方々で、共通しているところがあるのです。それは100%家が貧しく、幼少の頃から他人の所で、厳しく主人や先輩、又はお客様に鍛えられ、涙と共に冷や飯を食べた経験をして来た人達でした。芸能人でも、演技に人間性の幅、深み、愛情、味わいが有り、貧乏の中から這い上がって、やっとチャンスを掴んだ役者が出る番組のドラマは見ますが、ただイケメンだけで出ている役者のドラマは見る気が致しません。

 政治の世界でも、本当に逆境の中から風雪に耐え忍び、もがきながら、その椅子を勝ち取り、じっくり勉強しながら、仲間を大切にしながら、焦らずチャンスを待つ度量を持つ人物。俺が俺がではなく、人を立て、惻隠の情が身に付いている、知性の深い人が、最後には、味のある、人間味豊かな政治家です。

 色々な人を見て来ましたが、消えて行く人が多い政財界、芸能界の中で、亡くなっても、人々の心の中に、いつまでも、いつまでも人に慕われるスターは、何故か一夜にしてスターになったのではなく、辛酸を嘗めて生きた人達でした。最近は、そう言う人々が本当に少なくなってしまいました。私は、この味わい深いものが無くなってきた世相に、本物のいない、軽々しい社会に嫌気を感じてなりません。