今、国会の重要問題として論じられているのは、北朝鮮の核開発や中国、ロシアの軍事強化による日本国の国防の大事な論争より、一学校法人の土地取得にまつわる国有地の払い下げの手順に問題ありと、ここ数ヶ月野党が結束して安倍内閣の閣僚に追求しています。一日国会を開催すれば三億円位の税金を使うのに、昨年より一年間近く森友学園の問題を取り上げ、鬼の首を取った様にはしゃいでいます。その為に大蔵省の役人が自殺しています。一人の官僚を育てるのに、どれだけの国費を使って来たのかと思うと腹が立ち、またその方の家族の寂しさや衝撃は筆舌に表わせません。森友学園問題が大事で無いとは言いませんが、今それ以上に国会がまずやるべき事、進めていくべき議論があると思います。
①国防をどうするのか
②北朝鮮との国交や拉致問題の解決
③人口減少問題の解決
④首都圏直下型大地震や中京東海、南海トラフ大地震への防災体制の準備
⑤東北震災の復興と東電の原発事故処理の目安
⑥日本のエネルギー体制
⑦国家の借金返済の目途
⑧地方経済や全国の中山間地域の過疎対策
⑨教育制度の見直し
⑩農業改革
⑪憲法改正をどうするのか
その他、まだまだやるべき事は山積みしているのに、国会の場を利用し、国民受けと自分達が目立ちたい選挙受けだけを考える党利党略だけの、昔のままの古い政治体質を続けています。
幕末から明治にかけて、先人達は外国の植民地にならない為に、武士や大名は自ら、刀やチョンマゲ、地位、財産を投げ打って、まず教育と独立国家制度の改革、産業の近代化と富国強兵の国造りをやり切っています。如何に優秀な志を持った政治家が日本の150年前に居たのか、現代人は今、先人達の偉大さを学ぶべき時だと思います。そして地方であっても、広い視野での発想、考えが必要です。