えいじま義雄の蓮風便り

「蓮」の花と薫りのように清く「義」一筋に政治の道を貫きます

2019/05/23 08:24 <土俵を沸かす小兵力士から感じること>

 

 今場所の土俵は盛り上がり相撲ファンは久方振りに満足気味に国技館に行ったり、全国でテレビの前で観戦されていると思います。

 

 色々なスポーツ、特に一対一で行うスポーツは必ず体重別で行われておりますが相撲だけは無差別で体重が200キロ、身長が2メートル以上の力士と体重が100キロ以下、身長も170センチ以下のいわゆる小兵力士が今場所活躍して土俵を盛り上げ相撲の面白さを味あわせてくれている、それが連日続き横綱白鵬や新大関貴景勝が休場しても満員御礼の日が続いている毎日です。

 

 私は以前から相撲が大味になり「技」より只大きいだけ、体力だけの相撲は必ず面白くなくなり、力士の健康面からも下半身の怪我、故障の原因ともなり、相撲の持ち味が無くなるとこのブログで書いて来ましたが、警鐘が天に通じたのか今場所は石浦、炎鵬、琴恵光の3小兵力士が自分の倍もある力士に堂々と勝っています。そこが相撲の醍醐味です。

 

 日本人の心の中には小さなものを大きなものより応援する判官贔屓のところがあります。それも「義」の心かもしれません。弱い人が力のある大きなものを倒すとその努力に拍手を送るのが相撲ファンの優しさの現れです。身体のハンデを持ち前の運動神経、負けん気の強さ、人一倍の稽古、研究熱心、抜群の集中力と研ぎ澄まされた精神力、どれも立派なものを備えています。そこが相撲ファンに取ってはたまらない魅力なのです。

 

 今日の社会も大きい力がある強いものが勝ち続けるとは限りません。それだけが「幸」と言うものでもありません。例えばデパートがコンビニに負けています。大きな銀行が中小銀行にやられたり、巨大温泉旅館が倒産したりしています。小さくても生き残るやり方はあります。アメリカやロシア、中国に負けないよう日本も小兵ながら伝統、歴史、風俗、慣習をもっと磨き、慢心せずしっかりとした強い精神力を育み先祖や自然の神々を敬う心の広さ、深さを持って常に稽古、稽古の向上心を持つことが大切だと思います。小兵力士から何かを学びましょう。