男は黙して身上進退は自分で決断しろ。あちこちでいつも辞める辞めると言っている男は、引き止めて欲しいから相談に回っていると思われるから誰にも言わず、その役から下りるのが昔の賢者の生き方でした。
今回の村山秀幸氏の四選不出馬の新聞記事を読み、村山さんらしい決断であった、さわやかさを感じました。長期政権は必ずワンマン独裁、風通しが悪くなって、裸の王様、バカ殿になって組織はゴマすり茶坊主集団になり、市民の声や意見、また末端職員の意見も生かされず、組織の活性化は消え、段々と組織集団は衰退して行くということを歴史が教科書として教えています。長という役職は大なり小なり権力の座です。権力の長期化は必ず豹変し、腐敗します。ですから市長に三期12年で丁度良い期間です。あれだけの激務、ストレスも溜まります。そして四年に一度、市民からの評価の通信簿、選挙の審判を受ける重労働があります。この職責をストレスも溜めないで12年以上やりたいと言うのは、緊張していない適当にやっている証拠です。リーダーは私心無く初心通り市民への奉仕として徳性を持って生まれた霊的な運命、星を持っている人がやる仕事だと思っています。出来るだけ我欲と権力欲でなく、バランスの取れた発想の出来る人を市民は御輿として担ぎたいと思います。選挙はその国、地方の全ての運命を決める人を選ぶのですから見た目だけのパフォーマンスでなく、幅広い人脈と発想、思想的に偏らないバランスを持つ人にリーダーになって戴きたいと思います。
この秋までに国政、市政の舵取りを決める重要な責任の審判を市民の皆様がやらなければならないという覚悟をして下さい。