えいじま義雄の蓮風便り

「蓮」の花と薫りのように清く「義」一筋に政治の道を貫きます

2021/08/30 10:13 <アフガニスタンの悲劇を良く知ることです。>

 21世紀の今日に今だこの様な、まるで宗教と言う名を借りた武力による民衆への弾圧、アフガニスタンで起きているイスラム過激派組織タリバンが首都カブールを制圧し、再び宗教色の強いイスラム法の下で国を指揮、指導し従わない者は残虐な刑を科し、人権などは一切関係無く、弁明も聞かず粛正されるのです。

 その事を恐れ、外国人やその人達に協力してきたアフガニスタン人達も国外に逃げ出そうと夥しい人達が道路や空港に溢れています。日本政府も自衛隊機二機を関係者救出にあて出発していますが、タリバンは平気でテロ攻撃を行う国です。自衛隊機の無事帰還を祈るばかりです。

 日本はあのような体制の国家にならないためにも憲法で政教分離を掲げていますが、人間の思想でもあまりにも片寄りすぎる理想主義はタリバンと同じで言論の自由が抑圧され、自分達だけの考え方や思想が正論だと決め付ける集団は行き過ぎると人間は恐ろしいことを平気で行うようになります。例えば過去日本でもいわゆる某過激派内で「総括」とかいった訳の分からない名目で多くの若者が集団リンチを受け亡くなった事を覚えておられる方も多いのではないでしょうか。

 やはり政治や宗教、思想はリベラルな自由と民主主義を大切にしていく教育や習慣を守り継続する事だと思います。日本は歴史上あまり国内の混乱は少ない国ですが、理性や教養も大切であるという事を教えてくれました。

 

 あの国を見ると日本は良い国であると改めて思います。