えいじま義雄の蓮風便り

「蓮」の花と薫りのように清く「義」一筋に政治の道を貫きます

2021/10/31 17:59 あの日本人の豊かな人間性どこにいったか

 妙高山に初雪が降り、駆け足で北から冬が来る季節になりました。特にコロナ禍で不安と不況の風が吹き、国民が最も熱く燃える東京オリンピックや直江津の祇園祭など、色々なイベントも中止、中止で人と人の触れ合いも急激に少なくなりました。一番寂しいのは、病院への身内や友人の見舞い、また肉親が入居している高齢者施設での面会が一切出来ない状態は寂し限りです。今まで戦争のあの時代でさえ無かった人と人との触れ合う機会の消滅は、独居老人の方々は晩年になってこんな寂しい環境の世の中になるとは思わなかったと深く落ち込んでいます。

 以前は日本人の財産であった人と人の触れ合い、ご縁の大切さが、今はお金私だけ今だけと、他人の事は関係ない、公の事も愛国精神もまるで無く、愛社精神よりも只お金だけと言う人間が多い世の中になってしまいました。

 子供の時から個室を与えられ甘やかす家庭と、叱らない叱れない教育によって、子供達は大人になっても人間力が弱く、精神は子供のまま、挨拶もまともな話をする事も出来ない大人ばかりです。文明と文化は人間性をこんなに幼稚にさせてしまいました。新しい事、便利さを追求して来た結果、こんなバラバラの国にしてしまいました。