まさに“背筋が凍り付くような思い”とはこのような事でしょうか。一人の人間に睡眠中の重度障害者19人が刺殺され、さらに重軽傷者26人を含めると、計45人もの被害者を出す云う、日本の犯罪史上最悪の事が起きてしまいました。
しかもこの悪魔の化身のようなこの男の気持ち悪いのは、護送車の中で薄ら笑いをしていることです。大勢の人を殺したり、傷つけておいて笑う事が出来る、この精神状態に世の中全体が狂っているとしか言いようが有りません。
戦後71年が過ぎ、科学技術が進み、巷には便利な品物が溢れ、豊かで、統計上では男も女も世界でも有数の長寿国家となりました。この日本の中で、「誰でもよいから一度人を殺してみたかった」「死刑になりたかった」「障害者は殺した方が世の中の為」等々。こういう極端な短絡的思考の若者が現れる世相とは一体何なんでしょう。
一つは大人社会の無関心、さらに所轄官庁の無責任なお役所仕事です。今回の事件に於いても、その言動、全身刺青のふう体からその前ぶれとなる異常性が十分察知出来たのに、施設の管理者、神奈川県当局、神奈川県警、措置入院の簡単な解除等、数々の手落ちと怠慢が今回の悲劇を防止出来無かったのです。まさに「我関せず、厄介者は早く追っ払え」と言った責任逃れの姿勢です。政府、警視庁公安部にも責任は有ります。“サラリーマン化している組織では国民の生命は守れない”と云うことが如実に表れた今回の事件です。いずれにしても日本国の恥です。
こう云う世相にしてしまったもう一つの要因は、人間の痛みや悲しみを全く感じさせない昨今のコンピュータゲームにあると思います。現実の殺人とバーチャルなゲームの中の殺人との区別が判らなくなって事件を引き起こす。それも残酷極まりない方法で。これはもうゲームの影響でなくて何でしょうか。
昨今に於いても『ポケモンGO』とかで、いい大人がスマートフォンの画面を見ながらウロウロしている姿がてテレビニュースに映っていますが、なんて見っともない姿なんでしょう。
今、日本に必要なのは人間形成のスパルタ教育です。無道な若者を甘やかしてはいけません。「ならぬものはならぬ」を徹底すべきです。
今回の事件が裁判になり精神鑑定が行われ、間違っても「精神疾患により責任能力が無いと判断され、無罪‼」などと言う事が絶対に無いように関係各位にお願いする次第です。
今回の参議院選挙では、選挙制度改正により選挙年齢引き下げに伴う初めての国政選挙ということで、広く国民に政治への関心を高めさせ、また政治とは何かということをも知らせることが出来たと思います。
与党や野党の候補者を始め 各政党の党首や幹部、内閣の大臣も国民の前でそれぞれ国民の理解と支持をいただくために、演説やビラで宣伝し盛んに訴えておりました。
この自由な環境の中で政治がおこなわれる日本はすばらしい国だと思いますが、しかしながら、大変に残念なことに選挙の投票率は60%に届きませんでした。
地勢状アジアとヨーロッパを結ぶ重要な位置に在り、大変親日的なトルコの政情が、クーデター未遂事件の発生で非常事態宣言を発令するなどして非常に混乱しています。 そして、この事件により多くの市民や兵士も死んでおります。
世界の中でテロとクーデターが起きていない安全安心な国は段々少なくなってきているというのが、今の世界の現状です。
トルコのエルドアン大統領は、強権的な手法により反乱を指導をしたという容疑で、自分の反対勢力を徹底的に弾圧や粛清を始めています。これにより、また多くの血が流れ尊い人命が失われることになると危惧しております。それは国家としても将来的に大きな損失になるでしょう。
いかに一国の政治が安定しているかが、国民に取って重要かがわかるというものです。
軍人は武器を持っている集団ですから、クーデターを起こそうと思えばいつでも政治家を殺すことができます。
しかし国を守るためにはまた、その軍人も必要となります。そんな力と力の権力闘争は武力では決して解決できません。
発展が続いてきた戦後の我が国は、国民の高い知性と教養でバランス感覚も良く、混乱の少ない政治が行われてきたことに、国民は喜び感謝を時にはするべきだと思います。
常に与党を批判するだけで、悪口を言うのがお仕事でお金が入り生活しているグループ・集団や政党もありますが、まあそれも表現の自由であり、結社の自由なのですが、度が過ぎると必ず国内が混乱を呈し、力と力がぶつかり合い武力闘争となって血が流れ、最後には悲劇を招いて来たというのは、まさに人間の「業」というもので有ることを歴史は証明しています。
徳川家康という政治家は、この国を 260年間余り「バックストクガワーナ」徳川の平和という世界史の中に燦然と輝く平和な国を築き上げ、歴史学者や政治学者が高い評価をしています。今ならノーベル平和賞を受賞していると思います。
徳川幕府の政策と政治運営では、見事なまでに人間の性質と心を知り尽くし、権力の座にある大名やその家族に至るまで厳しく「法度」を設け、違反者には当然厳しい処罰がありました。
決まり事を緩め、好き勝手を許すことは結局、国力を落とし腐敗と暴力が蔓延り、徐々に国家が崩壊して行くのです。
国民は国家を考えれば、自ずから何をしなければならないのか分かると思います。
若者は結婚して子どもを産み育てていただきたい。
政治は仕事場を作り子育て環境を良くするべきです。ここをしっかりとやらなければ日本は 亡国前夜の日が近づいています。いかに人口減少が国を滅ぼす元凶か若い方々には深く考えて頂きたいと思います。年長者もこのことをよくよく考え、自身の行動が如何にあるべきかを自問自答しながら日々を過ごして行きましょう。
貴方の孫や子孫の未来が、貴方の考え、行動如何に掛かっているのです。
連日のように報道される血がポタポタと流れ落ちる、人間を殺すことに感情を持たないテロ行為。本来は人の命を救うはずの群馬医大付属病院医師グループによる内視鏡手術の行為もテロの犯行と似ている。これらは人命軽視そのものではないでしょうか?また最近、死体遺棄事件が多いですが、それは人の心を失い、命の尊厳や人の痛み、苦しみ、悲しみ、相手の事を思う心、考える心を失った人間が非常に多くなったからではないでしょうか。
ニューヨーク世界貿易センタービル突入のあのテロ行為事件以来、世界中の人々が、人間が大量に死ぬ事に麻痺してしまい、武器を何も持たない丸腰の女性、子供を含め、市民を無差別に殺す異常な犯行は、何処に起きてもおかしくない世の中になりました。
宗教も政治も、その機能、役目が停滞し、悪霊を鎮めるべき聖者が不在の世界となり、無表情に人間を殺戮する恐ろしい人間が増えているのは現実です。こういう時代こそ、人間の心を正常に戻す、癒すリーダーの出現が待ち望まれているのに、トランプや習近平、金正恩、プーチンらの指導者は、目的の為なら人間の命など何とも思わず平気で殺害する思想の人間と思われてなりません。
古い様で新しい道徳思想、誠実思想、慈悲慈愛の東洋思想が、祟高な人間集団を造る基本哲学だと思います。金と物の追求が、人命軽視、軽薄な欲望の追求、血を好み、悲劇を繰り返しているのではないでしょうか。進歩どころか、悪い方向に向かっている感じのする最近ですが、気になりませんか?