えいじま義雄の蓮風便り

「蓮」の花と薫りのように清く「義」一筋に政治の道を貫きます

2016-10-30 06:04:23.0 多士済々の俊英を輩出した幕末期の高田藩。さて現代は?

 

 幕末期から明治の黎明期にかけて高田藩(現、頸城地方)においても、時代の転換をいち早く見抜き、学者を招いて、塾や町人の寺子屋が開かれ、そこで学んだ多くの俊英達は、各地、各界で活躍した事実があります。

 その代表が高田城下長門町の倉石侗窩(通称:典太)の私塾、『文武済美堂』と小林百哺の『牙籌堂』です。ここから育った門下生は実に多士済々で、知られる人物として、前島 密(郵便制度創始者)、室孝次郎(衆議院議員信越線着工)、瀬尾玄弘(知命堂病院創設者)、銀林鋼男(東京府会議員、埼玉県知事)、笠松宗謙〈川浦郷学校設立渡部健蔵(高田中学校長)、山田愛山(上越軽便鉄道に多額の出資)などの俊英達が挙げられます。 

 

 明治2年、戊辰戦争で敗れた会津藩士1742人の人達を高田藩は降伏人として寺町の寺院に分散して預かりました。 その中に南摩羽峯(綱紀)と云う東西切っての最高の学者が 浄興寺に幽閉されている噂が流れた中、彼から学問を学びたいと言う声が上がり、高田藩は羽峯の優れた学識を認め、地域の人達との交流を認めました。羽峯は訪ねて来た人達と日本の行く末について談論し、学校の開設を熱く説きました。

 明治3年、会津藩士の謹慎は解かれましたが、羽峯は門下生の要望を受け入れ高田藩に残留し、横増根の庄屋、大滝米峰宅に『正心学舎』と云う塾を開設し、頸城地方に初めて庶民でも勉強したい人が入所できる学舎を作りました。

 その門下生には針村の増村度弘(有恒学者創設の増村朴斎の父)、岡田 保、大滝米峯、井田年之助、小林百哺、東条琴台など、すでに師範級の人達も羽峯を師と仰ぎ学びました。明治4年に羽峯がこの地を去り上京した後も、その教えと建学の精神は脈々と伝わり、上越地域の教育発展の恩人と言われる人物でした。 

 

 明治、大正、昭和の世まで文武両道の精神を厳しく求めた日本人は、貧しい環境の中にあっても教養を養い、物事の本質を見抜く、道徳観念の高い国民性でした。それは我々の上越地区に於いても同じで、高田は学都の趣があり、学問を重んじ、礼節を尊ぶ気風がありました。そして、そこで育った人達が教育界を始めとして政界、産業界、医学界などで立派な足跡を残されています。上越市はもっと、先人達の顕彰事業を行い、後世に残す努力をすべきだと思います。

 

 最近の世相は向学心も結束力も失って来ています。従って最近、この地から日本はじめ世界に通用する教養人、指導者が現れていないことを寂しく、残念に思います。

 地域資源の源泉は人間力の向上以外に方法はありません。諦観者や消極論者からは何も生まれません。

 

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     

 

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               

2016-10-28 07:34:28.0 10月22日雪下駄塾~『女性フォーラムを考える』

 雪下駄塾は、行政主導の勉強会ではなく、広く上越地区に関わりのある市民有志が集まり、政治・行政のあり方、方向性、経済、福祉、教育、芸術、文化などを学ぶ勉強会で、上越市を中心として中山間地を含め、町づくりについての情報や歴史、伝統を今一度点検するために、2ヶ月に一度例会を開催しております。

 

 最初に設立したのが平成19年9月でしたが、今回の例会では初めて3人の女性会員の方々よりパネラーとなっていただき、上越地区について改めて女性としてどう考えているか?”また”この地域の課題や問題点をどう捉え、将来的な夢と希望とは何か?”といった事柄について、私がコーディネーターを務めさせていただき、初の「女性フォーラム」を開催しました。

 

 パネラーは「お馬出し塾」の代表 宮越紀称子様、「ちりつも観光協会」の渡辺 一二三様、牧区の桜庭 節子上越市議会議員の3人でした。

 

  

 

 3名への質問は次の8項目でした。

 歴史と文化の町として、敬愛する人物3名を挙げてください。

 理想のリーダー像とは?

 この地域の良い所、悪い所とは?

 戦後、女性が強くなり、男性が弱くなったと言われていますが、それについての  

  ご感想は?

 この上越市は住みやすいですか?

 上越の市民性についての意見や考えをお聞かせください。

 市役所、行政のサービスについてのご意見をお聞かせください。

 国政、県政、市政について提言をお聞かせください。

 

以上の8つの質問についてご意見、ご感想、お考えをお伺いしました。

 

 私の感想は、所要1時間30分、さすが上越を代表している女性のリーダーらしく、ご自身の考え、意見をしっかりとお持ちになり、その理想と夢のために仲間づくりを行動を持って実行している御三方に尊敬と親愛の情を感じました。

 

 御三方のご意見の底流には、ある共通の想いがありました。

 それは、上越地域は輝く程の地域資源を持ちながら、交流人口や観光客の豊富な長野、富山、金沢(石川)と一体何が違うのか?突き詰めてみると、その原因は人間の考え方の差にあるということです。

 

 上越は何と言っても消極的であり傍観的で、新しい時代を自ら創ろうとしないし、自分の考えを表現や行動に表さない面が全体的に感じるというのが女性から見たこの町の感想でした。

 

 市民がそこに住み、長所や短所を浮き彫りにしてその欠点を再認識し、改革し解決するのが人間の頭脳であり知識教養だと思います。

 良い町か悪い町か、住みやすいか住みにくいかを決めるのは、そこに住む人達が良い人柄か悪い人柄かということに関係します。

 排他的で自分さえ良ければそれでいい、努力している人の足を引っ張り、出る杭を打ち、自分だけの利得ばかりを考え、理屈屋で批判してばかりの暗い人間が大勢いるような、変わり者の多い町や組合、町内などあらゆる組織は決して良くならないと思います。

 

 3名の女性の感性の豊かさや子供や地域を育てている体験から男性には無い持ち味でご意見を述べて頂き、大変楽しく爽やかな本音の出た、わかりやすい「女性フォーラム」だったと思います。

 

 さて最後に「雪下駄塾」では、積極的な市民性、結束力の強い市民性を創るために会員相互の親睦を図りながら勉強を続けています。

 今回の「女性フォーラム」を契機に新たな会員を募集しております。

 事務局は「IM(アイエム)タクシーの佐藤さん」です。お問い合わせ・ご入会のお申し込みは下記の番号へいつでもお気軽にお電話して下さい。 

 TEL : 025-523-4795 FAX025-525-3718 

   Email : temi@con.ne.jp

 みんなで知恵と力を、そして心を合わせて積極的な町にしましょう!

 

 

2016-10-25 22:55:03.0 公式な席でガムを噛んでいる人に申し上げたい

 フィリピンの大統領ドゥテルテ氏が中国訪問の帰りに来日し、天皇陛下への謁見や安倍総理大臣との首脳会議が予定されています。我々は、テレビでしか姿を見たり、発言を聞く機会がありませんが、フィリピン国内では大変人気のある大統領との事です。私は、正直に言えば、先日中国政府の高官との会談中にガムを噛みながら、平然と会議の場のカメラの前に立つ姿を見る限り、一国を代表する地位の人が、国賓待遇で接見や接待をしている相手に対して、礼儀に欠け誠に失礼であり、品格の無い態度ではないかと感じました。もし、安倍総理が公式な行事でガムを噛んでいる姿をテレビで見たら、日本中が怒りで大変な声が上がると思います。さすがに日本の総理大臣は礼節を重んじる国の代表ですから、あんな下品な姿を晒しません。

 しかし、最近一国を代表する政治家の態度や発言のレベルが低く、外交上、とても一国を代表して国民に範を示している考えや態度、発言ではない、品位を疑う様な政治家が多くなっていると思います。20世紀の国を代表する首脳達は、知的で人間愛が深く、相手国への理解や地球全体を考える哲学者の様な顔や、品位の高い姿の政治家が多かったのですが、やはり世界も人材不足なのでしょうか。本来は高くなければならない教養や考え方が低下しているために、森の中の小ずるいキツネの様に、弱い国をいじめ自分だけの腹を満たす事だけを考えている小物政治家がリーダーになっているのです。

 今、本当に安心で安全で、高い教育によって、しっかり国内を安定させ、経済も福祉も防衛力も備えている政治が、国民の期待通りに機能している国は、世界の中で極わずかです。一等国として国全体が、いや世界全体が家族のように、力のある国やお金のある国が、貧しい国を助けてあげる様な考え方を持つ事が大切だと思います。核やテロ、貧困の中での戦争と難民、麻薬と犯罪、この悩める病巣を少しでも和らげるのは、各国の教育レベルの向上、これしかありません。品位、品格を身に付けさせた武士道の教育を、世界の教育者や政治家は日本から学ぶべきだと思います。そして、今の日本人も歴史にもっと教えを乞うべきです。