[ 2021年3月 ]
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モリトモ、カケ学園、桜を見る会、安倍前総理追及に終始していたあの国会、次に起きている不祥事は大臣、副大臣クラスへの高額会食接待、そして菅総理の息子の会社が総務省の管理者を会食接待を行っていた事が週刊誌に暴露され、これが野党の質問のネタにされると言う、相変わらず国会議場は品の無い週刊誌の記事が政治論争の課題だけの場となっております。
はたして週刊誌ネタばかりに振り回されて、後追いばかりしている国会は如何なものでしょうか。このままでは衆・参の本会議はともかく、予算委員会のメンバーは全員週刊文春&新潮の記者に総入れ替えした方が手っ取り早いのではないでしょうか。
政治という高い使命感のあるもっと崇高な中身の濃い議員の激論の府であるべき議場なのに、与党も野党もあまりにも国民目線の感情との格差がありすぎます。国会議員の本来の仕事であります外交、防衛、経済、福祉など幅の広い分野で将来的な政治の方向性についての論争を横に置き、週刊誌のネタの善悪、真偽ばかりを論争の争点にしていては、政治家や政治そのものへの信頼関係も徐々に薄れ、期待もしなければ関心も無く、大切な政治や選挙に対し冷めた人達が倍増しているような感じがするのです。
「鶏が先か卵が先か」の争いがあったように、政治家の質が低下しているのか、選ぶ側の質が問題なのかですが、真剣に考えると本当に日本国の将来に一抹の不安を感じてなりません。
あの44年間の明治の世は、欧米諸国よりの遅れを100年分取り戻した、あのエネルギーを持っていた国民性や高い精神力はいったいどこに行ってしまったのでしょう。地方の貧乏下級武士や農家生まれの若い人達が黒船と共に来た近代兵器を持った異国民の植民地的侵略攻勢を感じ取った幕末から明治にかけ、大勢の日本各地のリーダー的な人達が新しい文明開化と富国強兵の独立国として当然の自治権を国民の手にして、国を生まれ変えたのが国の政治家と経済人、教育者達のリーダーでした。 一家の家も家長、柱になる人、リーダーが力を持っていました。
もう一度良いモノは残し、学び、継続する事を真剣に議論すべきです。そろそろ品の無い週刊誌の政治論争からは抜け出すべきだと思いますが、如何でしょうか。
男は黙して身上進退は自分で決断しろ。あちこちでいつも辞める辞めると言っている男は、引き止めて欲しいから相談に回っていると思われるから誰にも言わず、その役から下りるのが昔の賢者の生き方でした。
今回の村山秀幸氏の四選不出馬の新聞記事を読み、村山さんらしい決断であった、さわやかさを感じました。長期政権は必ずワンマン独裁、風通しが悪くなって、裸の王様、バカ殿になって組織はゴマすり茶坊主集団になり、市民の声や意見、また末端職員の意見も生かされず、組織の活性化は消え、段々と組織集団は衰退して行くということを歴史が教科書として教えています。長という役職は大なり小なり権力の座です。権力の長期化は必ず豹変し、腐敗します。ですから市長に三期12年で丁度良い期間です。あれだけの激務、ストレスも溜まります。そして四年に一度、市民からの評価の通信簿、選挙の審判を受ける重労働があります。この職責をストレスも溜めないで12年以上やりたいと言うのは、緊張していない適当にやっている証拠です。リーダーは私心無く初心通り市民への奉仕として徳性を持って生まれた霊的な運命、星を持っている人がやる仕事だと思っています。出来るだけ我欲と権力欲でなく、バランスの取れた発想の出来る人を市民は御輿として担ぎたいと思います。選挙はその国、地方の全ての運命を決める人を選ぶのですから見た目だけのパフォーマンスでなく、幅広い人脈と発想、思想的に偏らないバランスを持つ人にリーダーになって戴きたいと思います。
この秋までに国政、市政の舵取りを決める重要な責任の審判を市民の皆様がやらなければならないという覚悟をして下さい。
コロナ過の為なんでも中止、中止の世の中になりました。全く先の見えない世の中で、明るさがまるで感じられないのです。闇夜の中を手探りで歩いている状況です。
昭和20年8月15日のあの敗戦から76年間、今日の様なトンネルから抜け出せない、先行き不安な経験を我が国がした事は有りませんでした。あの食糧難、物資不足であった昭和の時代の焼け野原から19年後の昭和39年10月10日、晴天の天皇晴の中、東京オリンピックが古関裕而作曲のオリンピックマーチと共にアジアで初の大会が開催され、日本は高度成長時代に突入、とにかく日本全国で経済もスポーツも政治も暗さは無く、所得倍増、日本列島改造論など、前に前に前進する時代でした。
今は暗い言葉ばかりです。新聞やテレビは格差、貧困、断絶、非正規雇用、不確実性を取り上げ、リーダー力不足、指導力不足と言った総理批判、官僚批判ばかりです。野党国会議員の質問も、次元の低い長屋のオバサン達の井戸端会議並みで、日本国家の運命や問題解決は一歩も進まず、三文週刊誌の記事の様な論評の国の政治を見ますと、完全に国力低下の一途を歩んでいる様です。人材が育たない原因、そこに注目すべきです。
昔からの日本人の欠点として、出る杭は打たれる、才能ある人を嫉妬し引きずり落とすといった権力闘争ばかりを繰り返してきた2600年の歴史を勉強してみると、歴史書は人間の汚らしいやっかみの歴史です。高田も越後騒動では、松平越後中将光長の家督争いで名家老小栗美作親子は切腹の悲劇となり、のちに榊原家が姫路から来られるまで、城下は衰退した暗い街でした。
やはり国も地方も有能な政治家のリーダーをしっかりと産み育てておくことが大切であり、特に国はその安定と継続こそ外敵が一番恐れる事なのです。あの尖閣諸島への侵略行為に対しては、日本政府は毅然とした強気の対応を取るべきだと思います。