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2020-03-02 23:16:46.0 新生活に向けて!

みなさん、こんにちは。

担任助手の三平です。

 

三月になりました。先月まで受験学年の生徒は皆、苦しい中でも最後まで頑張り抜き、全力でゴールまで駆け抜けてくれました。また、後輩たちにも、他では得ることのできない、生の緊張感と集中力を体感させてくれました。我々担任助手から見ても受験生の背中はたくましく、本当に一年間頑張ってきたんだなと改めて感じております。新2,3年生は今度は自分たちが受験生になる番です。気を引き締めて、新年度のいいスタートダッシュを切りましょう!

 

 

さて、受験学年の皆さんと同じく、私も今年で新潟大学を卒業します。私は今年一年、卒業論文と悪戦苦闘の毎日を過ごしておりました。今回は私の卒業論文を振り返りながら、理系大学生の大学生活の一部を開示していきたいと思います。

 

 

私は新潟大学理学部地質科学科に所属しており、1~3年生までは主に新潟県の堆積岩(河川等の営力で運ばれ堆積した砂や泥などが固まり岩石となったもの)について勉強していましたが、4年生からは『隕石の形成過程』の研究をしていました。

ちなみに今回の研究で行った、石鉄隕石の代表格であるメソシデライト隕石の多種硫黄同位体値を明らかにしたのは、なんと私が世界で初です!!

 

私は3年生までの間に卒業に必要な単位は全て取り終えていたので、4年生の間は1つも授業を受ける必要がありませんでした。え?それじゃあこの1年遊び惚けていたのだろうって?とんでもありません。私も正直なめていたところがあったのですが、卒業論文というのはなかなか一筋縄でいく相手ではありませんでした。(研究室にもよりますが。)授業もないのに朝から夜まで研究室と分析室を行ったり来たり、提出間際の1月2月等は家に帰る暇もなく、少ない日でも1日21時間は研究していました。

 

また、私の研究室は先生含め殆どがインド人の研究者だったので、日本にいるのにも関わらず、1日中英語しか話さない日があったり、文化の違いに戸惑ったりするような生活を送っていました。(留学しているような感覚でそれはそれで楽しい面もあります。)(インド人は意味分らんほど時間にルーズです。)

 

苦しい面ばかり話してきましたが、頑張った甲斐あり、先週ついに卒業論文発表会を終え、卒業論文を受理していただくことができました。(卒業確定です!)また、卒業論文の成績は学科内トップ、今年の3月と5月には学会で発表することも決定しました!!(私の一生の自慢です。)

 

 

また、研究生活を送る中で私自身、人間的に大きく成長できたことを感じています。研究なんて勉強の延長線だろうなどと甘く考えていたのですが、それは大きな間違いでした。研究では、自分で試行する能力、スケジュール管理、他の研究者とのコネクション等、全てを自分で考え調整しなくてはなりません。初めての研究で右も左も分らぬまま、道しるべもなしに研究をスタートする準備は、正直学部4年生になったばかりの段階ではできていませんでした。そんな中でも失敗と反省を繰り返しながらひたすら試行錯誤を繰り返すことで、私は研究者としての能力だけでなく、自立して生きていく力を得たように感じています。

 

 

何かに一生懸命取り組むという意味では、私も今年1年間、受験生の皆さんと似たようなメンタルで乗り越えてきたと思っています。受験生の皆さんも、1年間の受験生活を終え、「受験のための学力」以外にも得たものがたくさんありませんでしたか?その得たものは、本当に一生懸命頑張った時にしか得られないものであり、そして、この先生きていく上での大きな糧となるものです。これを得られるほど何かにひたむきに頑張れる経験はこの先にもなかなかありません。これから大学生として独り立ちしていく中で、一生懸命頑張ったというこの経験を目いっぱい生かして、素敵な大学生活、得るものの多い大学生活にしてください。我々担任助手はみなさんの成長と活躍をいつまでも応援しています。

 

また、新1,2年生はこれから受験生になるわけですが、受験は必ずしも辛いことばかりというわけではありません。先述した通り、一生懸命頑張った先に得られるものは本当に価値のあるものです。受験が終わった後の自分のたくましい姿を想像して、これからも一緒に頑張っていきましょう!!!

 

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